韓国に来て心配になることの一つに、「韓国の病院って大丈夫かあ」というのがあります。
家族や友だちやの話を聞いていると、とにかくいろいろな話が出て来るからです。
●子供が頭を打ったので、精密検査をしようとしたら、病院をたらい回しにされた。
●地方の病院で初期ガンだと診断された人がソウルの病院へ行ったら末期ガンだと診断された。
●赤ちゃんが腹痛なので、病院へ連れていったら、手術をしなければいけないと言われ他の病院へ連れていったら、ただの下痢だと診断された。
とか、本当にいろいろな話が出てきます^^;
ただ、そういった中で、救いなのは、韓国では漢方医学が発達しているということです。
韓国で生き続けた漢方の伝統
先日、日本から先輩が来られ、お会いしたのですが、その先輩は、一般社団法人ハンバンスタイル協会というところで、韓国式漢方の普及活動をされているとのことでした。
へ~と思いながら、話を聞いていたのですが、なかなか興味深かったです。
昔は、日本でも漢方は発達していたというか、むしろ、アジアの中で最も高い水準を誇っていたそうなんですね。
しかし、明治時代になってから、国は西洋医学を選び、漢方に対する支援を行なわなくなってしまったため、漢方の医者は激減してしまったとのこと。
しかし、韓国では漢方の伝統は、いまでも脈々と生き続けているのです。
確かにそう言われてみれば、韓国では漢方のチェーン店があるし、保険もちゃんと効くし、訳の分からない鍼灸院もたくさんあるし・・・
非常に納得できるお話だと感じました。
漢方のメリット
漢方の良いところは、対処療法を行なう西洋医学と違い、体全体のバランスを整えながら治療を行っていくという点です。
体が悪くなった治療を行なう西洋医学と違って、予防治療に力を入れているのも漢方の良いところですから、そういった意味でも、これからの高齢化社会に必要な医療なのだと思います。
私の先輩も、韓国の漢方のお医者さんから、処方をしてもらった漢方の薬で、長年苦しんで、薬漬けになっていた鼻炎が治ったんだそうです。
また、こちらの協会の理事の方も、西洋医学では治らなかった首のヘルニアを韓国の漢方(鍼)で治すことが出来てから、熱心に漢方の普及に尽力されているとのこと。
私も、韓国で漢方の力を利用して、出来るだけ病院のお世話にならないようにしながら、しぶとくサバイバルしていこうかなあーと思っております^^
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多くはないですが
一応、日本にも漢方薬局のチェーン店があって
保険もききますよ(医師に処方箋を出してもらった場合だけですが。)
ツムラやクラシエ(旧カネボウ)といった
大手薬品メーカーの市販漢方も充実してますし。
私はちょうど半年前ぐらいに、近所の漢方薬局で漢方薬を出して貰ったのですが
かなり丁寧に症状など聞いて(30分ぐらいかな)選んでくれました。
漢方も薬なので、副作用が無いわけではありませんので、飲んで何らかの症状が出たら、すぐに相談したほうがいいですよ。
マザーさん
コメントありがとうございます。
日本にも保険がきく漢方薬局のチェーン店もあるんですね!
ちなみに韓国の漢方のチェーン店というのは、薬局ではなくて治療院で、鍼治療なども含めて様々な東洋医学系の治療を行なっています。
全国展開している治療院と表現した方が良かったかもしれません。
説明不足ですみませんでしたm(__)m
あとは、確かに漢方だからって絶対大丈夫だと思わずに気を付けて飲むことも大切ですよね^^
東洋医学総合病院…みたいな感じですね。
一か所でいろいろ受けられるのは便利そうですね。
具合が悪い場合に行くことが多いでしょうから
何か所も回るのは大変ですもの。
うちの夫は風邪などで具合が悪いとき
(西洋医学の)開業医のところに行きますが
そこで処方してもらった薬は飲まずに
薬局で買った葛根湯で済ますことが
ほとんどです。
それなら病院行かなくてもいいんじゃないのっていつも思います 笑
マザーさん
コメントありがとうございます!
我が家の近所にある韓医院というところも、規模は小さい治療院ですが、基本的にはどんな症状にも対応してくれるので、そういった意味では総合病院という感じなのかもしれません^^
マザーさんのご主人は、ある意味、西洋医学と東洋医学を融合されているのもしれませんね。
寒い季節になって来ましたが、マザーさんもお体に気を付けてお過ごしください^^