韓国では4月17日から大統領選挙の公式な選挙運動が始まりました。

これから5月9日の選挙日に向けて、舌戦が繰り広げられるようになります。

そこで、今回は、大統領選挙の仕組みや日程の不思議、そして支持率のジンクスなどについて、ソウル在住者の観点からレポートさせて頂きます

韓国の大統領選挙の仕組みと候補者一覧

韓国の大統領選挙は5年に1度行なわれ、本来であれば2017年の年末に行なわれる予定でした。

しかし、朴槿恵(パク・クネ)大統領が弾劾されてしまったため、5月に大統領選挙が前倒しして行なわれるようになりました。

ちなみに、韓国の大統領選挙は、直接選挙制となっています。

そして、選挙運動を行なう際には、各候補者に議席数の順番で番号が振り分けられるようになります。

また、各候補者の横断幕や選挙スタッフが着るジャケットの色は、所属政党のイメージカラーで統一されています。

色だけみると、ほぼゴレンジャーです^^

今回の大統領選挙の候補者は、振り分けられた番号順に並べると以下のようになっています。

  1. 文在寅(ムンジェイン)候補(共に民主党)→青色
  2. 洪準杓(ホン ジュンピョ)候補(自由韓国党)→赤色
  3. 安哲秀(アンチョルス)候補(国民の党)→緑色
  4. 劉承ミン(ユ・スンミン)候補(正しい政党)→水色
  5. 沈相ジョン(シム・サンジョン)候補(正義党)→黄色※この人だけ女性です。

こうやって候補者が番号と色ではっきり分けられているので、違いがすごく分かりやすいです。

大統領選挙の日程の不思議

ところで投票日が5月9日と聞いて、日本人から見ると「アレッ?」と思う人もいらっしゃるかもしれません。

5月9日は火曜日で平日です。

日本だと会社に行っている人が投票へ行きやすいよう投票日は日曜日になるのが普通ですよね。

私も、変だなあと思って、韓国人の妻に、なんで投票日をわざわざ平日にするのか聞いてみました。

すると、妻からは、ちょっと意外な返事が返って来たのです。

「だって、日曜日を投票にしたら、なんで休みの日に投票させるんだってみんな怒るでしょう?」

ここで、韓国人の立場に立って言い訳をさせて頂くと、韓国は日本に比べると祝日の数がかなり少ないんです。

それに振替休日もありませんし・・・

ですから、ただでさえ、少ないお休みの日を選挙でさらに削られるのは、韓国人にとってはかなり堪えるんだと思います。

ただ、大統領選挙であれば、投票日は休日になるので、そういった意味では、合理的なのかもしれません。

その一方で、普通の議会選挙であれば、平日が投票日でもお休みにはならず、投票日は朝6時ぐらいから始まるので、サラリーマンは朝早くに投票を済ませる人が多いです。

せっかくだから、議会選挙の投票日も休みにしてしまえばいいのにって思うんですけどね~

韓国の大統領選挙の支持率のジンクス

気になる支持率の方ですが、現時点では文在寅(ムンジェイン)氏がトップに立っています。

ただ、最近は、安哲秀(アンチョルス)氏が猛追しているという展開が繰り広げられています。

文在寅氏は、北朝鮮に対して、かなり融和的な考え方を持っていて、開城(ケソン)工業団地を再開すると言ったり、THAADの配置についても、最近まで反対すると主張したりしていました。

それに対して、保守系の人達が、「このままじゃ、まずいんじゃねー?」と思い始めているのですが、今回、保守系の候補者は支持率が低くて、勝ち目がありません。

そこで、「だったら、安哲秀(アンチョルス)氏を支持しよー」という人が増えている構造になっているみたいです。

ちなみに、韓国には、

「最初、支持率のトップを走っていた人は、大統領になれない」

というジンクスがあるそうです。

そのジンクス通りに行けば、安哲秀(アンチョルス)氏の逆転勝利になるのかもしれませんが、ジンクスはあくまでもジンクスなので、果たして今回はどうなるのでしょうか・・・!?

日本では、北朝鮮問題で緊張感が日に日に高まっていると思いますが、韓国では大統領選挙への関心が日に日に盛り上がっています。

日本人の私から見たら、「これでいいのかな~」と思ってしまうのですが、韓国人からすれば、「早く国のリーダーを決めないと何も始まらんのじゃー」という心境なのかもしれませんね~

合わせて読みたい記事