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こんにちは!韓国在住日本人のケンです。
韓国人は登山が大好きです。
私が住んでいるソウルのヨンシンネには北漢山という有名な山があるのですが、ソウルで登山をするなら、絶対、北漢山がオススメです!
実は、先日、北漢山から絶景を見ることが出来る登山ルートを見つけたのでご紹介していきます!
北漢山へ行き方はいろいろある
北漢山は標高836mの大きな山なので、登山ルートへの行き方もいろいろあります。
ソウルを走る地下鉄3号線の駅からだと、クパバル駅、ヨンシンエ駅、プルガン駅といずれかからも行けるルートがあります。
クパバル駅から行った時のルートはこちらです。
私が妻とヨンシンネ駅から歩いて登山に行く時の様子はこちらの記事でご紹介しています。
そして今回は、韓国人の友達と一緒にプルガン駅から少しバスに乗っていくコースを利用したののですが、今までの登山ルートで一番満足度が高かったです!
北漢山のオススメ登山ルート
今回の登山ルートを簡単にご紹介すると以下のようになります。
まず、私たちは、プルガン駅の2番出口で待ち合わせをしました。
次に、불광역 불광동주민센터(プルガン駅 プルガン洞住民センター)のバス停から北漢山方面に向かいます。
何番のバスに乗っても大丈夫です。
バスは10分ぐらい乗りますが、トンネルを通過した直後に、구기동현대빌라(クギ洞ヒョンデマンション前)というバス停で降ります。
バスを降りたら、이북오도청(北朝鮮五都庁)の方向へ向かって歩いてきます。
ちなみに登山道に入っていく途中の道は、自然が豊かなのに、田舎っぽい感じが全然しません。
ここのエリアは芸能人などお金持ちの人がたくさん住んでいるんだそうです。
本当は、ここにも地下鉄の駅を作ろうという話があったそうですが、そんなことをしたら、街が汚くなると住民からの反対があり、却下されたんだとか。
確かに、私が住んでいる庶民の町、ヨンシンネとは格が違う感じがします。
街並みはとても静かで美しく、まだ山に入っていないのに心が洗われるような気持になります。
そして、북한산 탐방로(北漢山探訪所)という登山道の入り口から北漢山に入り、승가사(スンガ寺)を目指して登っていきます。
登山ルートを地図にするとこんな感じです。
出典:북한산 승가사 코스
北漢山の登山道は美しい自然に囲まれいてマイナスイオンたっぷりです。
そして、승가사(スンガ寺)の手前で사모바위(サモ岩)の方へ15分ほど登ると頂上に着きます。
サモ岩を遠くから見るとこんな感じです。
一瞬、サモ岩のテッペンまで登るのかと思ってドキッとしました。
韓国の登山では最後、絶壁の岩山を登ることがよくあるので・・・
でも、そこまではしなくて良いとのこと^^;
そして、サモ岩があるところに着くと・・・
そこには360°パノラマの絶景が広がっていました!
ソウルの街も遠くに見えます。
反対側の山の景色も本当に素晴らしいです。
山を登る時は、普段の運動不足がたたって、ぜーぜー言っていましたが、頂上へ着くと、そんな疲れは一気に吹き飛びました!
そして頂上の目印であるサモ岩
一応、登ろうと思えば登れるそうですが、降りるのが本当に大変なんだそうです。
うん、良い子はマネしないようにしよう・・・
実は青瓦台襲撃未遂事件の舞台となった場所
ところで話は一転するのですが、このサモ岩の付近には、歴史的な洞窟があるというのです。
実は、この場所は、1968年に起こった青瓦台襲撃未遂事件で北朝鮮の31名の特殊工作員が当時の朴正煕(パク・チョンヒ)大統領の暗殺という目的を遂行するため身を潜めていた場所なんだそうで・・・
頂上付近から少し降りると、確かに洞窟があります。
その中に入ってみると、その中で、人の気配が・・・
ドキっとして見たら、北朝鮮の特殊工作員の人形でした(汗汗)
この場所から、大統領の命を虎視眈々と狙っていたとは・・・
ちなみに特殊工作員の暗殺作戦は失敗をして、29名が射殺または自決で死亡し、1名は北朝鮮に逃亡、そして1名は逮捕され、今は韓国の牧師をしているのだとか。
ソウル市内を一望できる絶景の陰に、韓国の闇歴史の跡地があるなんて、ギャップありすぎでしょう^^;
この感動とインパクトは直接ご確認下さい!
本当は北漢山の絶景の素晴らしさや歴史的な洞窟に漂う緊迫感をお伝えしたかったのですが、写真や文章だけだとなかなか難しいですね。。。
ですから、もしソウルへ来られる機会があれば、北漢山へ行ってみて、その凄さを肌身で直接、感じてみて下さい。
かくいう私も紅葉の美しい季節になったら、また北漢山を登ってみたいと思いまーす(*´▽`*)
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日本人からすると、836mしかなくて、そんな山登って楽しいのかね、となるのですが、プガンサンは本当に素晴らしいようですね。
是非一度登ってみたいですが、一人旅だと厳しいですね。
荷物預けたりとか不便で。
プガンサンツァーとかありそうですね。
青瓦台襲撃未遂事件なんて全く知りませんでした。
どうやって、プガンサンまでやってきたのか、不思議ですね。
(神秘ですね。)
たくさん
コメントありがとうございます。
私は逆に高すぎる山だと困ってしまうので、北漢山はちょうどいいです^^
北漢山を登っていると、欧米からの観光客は時々見かけるのですが、日本人はほとんど見かけないので、機会があれば、是非、登ってみて下さい!
北漢山は、ソウルの中では、一番、北朝鮮に近いですし、間は田舎なので、一般人の格好をして来たのかもしれません。
ちなみに特殊部隊だったので、ものすごいスピードで移動していたそうです^^;
こんにちは、
韓国に住まれている方のブログを探していてたどりつきました!
明日の夜発でソウルに旅行に行く予定なのですが、台風が心配で、、
そちらでは天気予報はなんといっていますでしょうか?
直撃は土曜なのでしょうか、、
差支えなければ教えて頂けたらと思いコメントさせて頂きました。
いきなりすみません
hisaeさん
こんにちは。
一応、現時点では、ソウルは明日5日(金)の午後から雨が降り始めるけれども、台風の直撃はしないと韓国のニュースでは報じています。
通過するのは、済州島や竹島の方面だそうです。
先日もソウルに直撃すると大騒ぎしながら、全然問題なかった時があったので、ソウルは多分大丈夫だと個人的には思っています。
https://bridgetokorea.net/archives/9426
ソウルは本当に台風来ないので。
今後も天気の情報は、注意する必要がありますけど、飛行機が無事に飛ぶことを願っています!
こんにちは~そしてはじめまして。
3日前にソウル旅行から帰国して、この記事を読みました。
4日前にはクパバルで夕飯食べていました。
以前にもノッポン~クパバルあたりに行ったことがあるのですが、普通の町並みや住宅地のすぐ背後に山があって気持ちの良い空気が流れてくるな~、散歩代わりに私にも登れるのかしら~?と思っていました。
でもハルモニ年齢の一人旅、難しいですよね?苦笑
普通の方で、どのくらいの時間がかかりますか?
また、文中写真の7212番のバス表示で気付いちゃいました!
いつも東大門に泊まることが多いので、付岩洞までそのバスを利用することがあります。と言うことは、その少し先まで乗れば、文中の登山口近くまでバス一本行けるということを発見しました。
確かにそのバスって登山の格好をした熟年層が多いんですよね。
何か嬉しすぎて、初コメントしちゃいました!
かずこさん
コメントありがとうございます。
こちらのルートは往復で3時間ぐらいです。
あと、山の中腹のお寺までシャトルバスが1時間に1回ぐらい出ているそうなで、それに乗ってしまえば、あとは簡単に頂上まで行けると思います!
山の下の街は本当に空気が澄んでいて、いい感じですよね~^^
あと、私はクパバルに隣接しているロッテモールへ時々買い物に行きます。
また、機会がありましたら、恩平区へ是非遊びにいらして下さい^^
まさにロッテモールで食べてました^ ^
昼間は日本より暑かったけど、夕食後は寒かった〜
気候が良い時期に行ければ、登山も挑戦したいですね。シャトルバスにも安心しました^ ^
ロッテモールでお会い出来るかも⁈
ですね^ ^
かずこさん
はい! その時は一緒にお茶でも^-^
こんにちは!
記事ご苦労様です。いつも有難うございます。
「サモ岩」はまるで巨人が積石で置いたような雰囲気ですね。
あのデカイ岩があのアンバランスな岩の上に、なんかの拍子に、乗っかったわけですよね?
写真で見ると、バランスが微妙で上の巨石がよくあの位置にとどまっているなぁと思いました。
写真のパノラマが素晴らしい!一度是非ぜひ見てみたい風景です。こんどソウルを訪れることがあったら、必ず、予定に入れようと思います。
あと、洞窟関連の記事の部分、北の特殊工作員の話、まさに半島の政治的状況を彷彿とさせます。ソウルは北朝鮮からすぐソコ。海経由でも簡単に韓国に侵入できます。
韓国歴史ドラマ「太祖王権」で、高麗の樹立に関与・貢献した(あくまでドラマ内で)ふたりの僧侶が高麗が統一する前の段階、分裂した地域・諸国のことを語っているくだりがありました。「この国、土地のサガ(性)」とのセリフがありました。現代政治学用語で言うなら、まさにジェオ・ポリティック(地政学)となりましょう。
米国は今でも大陸中国を視野に、韓国は勿論、今度は北朝鮮にも布石を打つ構えです。
韓国と北朝鮮の交流が可能になったら、北朝鮮も是非訪問してみたいと思います。
きよきよさん
コメントありがとうございます。
本当はパノラマ写真を撮ってそれをアップしようと思ったのですが、ムチャクチャデータが大きすぎて出来ませんでした^^;
是非、この感動は、直接、ご覧になって下さい!
韓国や北朝鮮は地政学上、大国の間に挟まれながら二股外交をせざるをえない事情があるかと思います。
そういった意味で、今は米中の貿易戦争を静かに見守っているのかもしれないですね・・・