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こんにちは!韓国在住日本人のケンです。
韓国に住んでいるとタバコを吸っている人は本当に多いなあと感じます。道で前を歩いている男性が歩いているとかなりの割合で歩きタバコをしているので、タバコの煙を吸わないよう早足で抜かすのはしょっちゅうです^^;
そんな韓国でのタバコの値段はどれくらいなのでしょうか?また、韓国ではタバコを減らす取り組みをいろいろ行なっているのですが、コンビニに行って韓国のタバコのパッケージを見ると、そこには恐ろしい光景が広がっていて…
この記事では、そんな韓国のタバコ事情についてお伝えしていきます。
韓国でのタバコの値段は?
韓国のタバコの値段は銘柄によっても異なりますが、安いものだと2,500ウォンで高いものだと10,000ウォンと千差万別です。ただ、一般的なタバコの値段は4,500ウォン~5,000ウォン(約400円~500円)ぐらいの範囲に収まっています。
こちらの韓国語のサイトでは銘柄別のタバコの値段が掲載されていますが、それを見ても4,500ウォンや5,000ウォンの価格帯のものが多いことがお分かりいただけるはずです。あと、代表的な銘柄のタバコの値段も調べてみましたが、以下のような感じでした。
- メビウス(메비우스):4,200ウォン
- メンソール(멘솔):4,500ウォン
- マルボロ(말보로):4,300~4,500ウォン
もちろん、韓国でもタバコに対する税金を増やして、値段を上げようという動きはあります。ちなみにこちらの資料によると、2015年1月1日の段階で、4,500ウォン(約450円)のタバコを販売する場合、その73.7%である3,318ウォンは税金です。
韓国のタバコの値段は2014年より前は2,500ウォンから3,000ウォンの価格帯のものが多かったのですが、2014年12月2日にはタバコの値段を2,000ウォン上げる法案が通過しました。健康を増進するという目的で、タバコの値段を上げようとする動きは、世界共通の流れなのかもしれませんね。
韓国のタバコの買い方
では、韓国ではどこでタバコを買うことができるのでしょうか?実は韓国では自動販売機ではタバコを売っていません。タバコを買う場所は、スーパーやコンビニのカウンターというのが一般的です。(そもそも韓国では自動販売機自体の数が少ないです)
また、韓国では、満19歳になる年の1月1日を迎えていない人はタバコを買うことができません。
そのため、誰でもタバコを手に取ることができないよう、カウンターの後ろにタバコがあるんですね。ですから、タバコを購入する場合は、タバコの名前を言いながら、
ハングル | ○○주세요. |
---|---|
カタカナ | ○○ジュセヨ |
日本語訳 | (タバコの名前)を下さい。 |
というか、買いたいタバコを指さして、
ハングル | 그것 주세요. |
---|---|
カタカナ | クゴ ジュセヨ |
日本語訳 | それ下さい。 |
と言えば、購入することが可能です。
韓国のコンビニのタバコがすごいことに
韓国では、ある意味、日本以上に禁煙を促すシステムが過激かもしれません。ここからは、なぜそう感じるのかお伝えしていきます。
タバコのパッケージがすごいことに
私はタバコを吸わないので、タバコを販売しているところはほとんど気にしていませんでした。しかし、ある日、韓国のコンビニのカウンターの後ろに並んでいるタバコを見て、ギョッとしました。
韓国で販売しているタバコのパッケージがものすごいことになっていることに気が付いたからです。
その写真がコチラ
さらにアップさせていくとこんな感じです。
- 顔の半分がタバコの影響で醜くなっている女性の顔
- タバコのために病気になった箇所の写真、
- タバコが原因でただれた口
など、かなりグロテスクなことになっています。
最近、仲良くさせてもらっているコンビニのおばさんに聞いてみると、韓国では1年前ぐらいから、このようなメッセージと絵をタバコの箱に付けるよう法律で義務付けられることになったそうです。
私が「いやあ、本当に怖い写真ですね~」
と感想を言うと、コンビニのおばさんから
「あれっ、日本だともっとすごい感じでやっていると聞いたんだけど。」
と言われたのですが、えっ、そうでしたっけ(´・ω・`) 最近、日本のことが分からなくなってきている私…
韓国の禁煙キャンペーンのCMがエグイ
さらに、韓国ではタバコをやめるよう訴えるCMがテレビでもよく放送されているのですが、その内容もかなりエグイです。例えばこちらのCMです。
最初は、タバコを止めた人達の幸せそうな光景が描写されていますが、後半になるとガラリと雰囲気が変わり、タバコで死にそうになっているおじいさんが出て来ます。そして、お決まりの決めゼリフ
「タバコ、今日、止めなければ明日はありません」
このCMを見ると、タバコを吸っていなくて本当に良かったと実感します^^;
グロテスクなタバコパッケージの効果は?
あと、やっぱり気になるのはグロテスクなパッケージなどの効果です。そこで、コンビニのおばさんに、
「こういうパッケージになってから、タバコを買う人は減りましたか?」
と聞いてみたのですが、
「別に・・・」
というそっけない返事が。そして
「その代わり、こういったケースが売れていますよ」
と指差されたのがこのようなタバコケースでした。
なんという清潔感! 確かにグロテスクな写真を見たくない気持ちも分からないわけではありません。でも、これじゃあ、写真の効果がなくなるのもある意味当然かもしれないですね^^;
でも一つ気になることがあります。それは、韓国ではタバコを吸えるのは満19歳以上ですが、19歳未満の子供は、コンビニなどでタバコを買うことすらできないからです。
中高生はどうやってタバコを入手しているんですかねえ…
まとめ
韓国のタバコの値段は、4,500ウォン~5,000ウォンぐらいの価格帯のものが多いです。ただ、2014年にはタバコ全体の値段が一気に2,000ウォンほど上がっているので、今後、さらにまた一気に値段が上がる可能性があるかもしれません。
また、韓国のタバコはコンビニなどで購入することができますが、とにかくパッケージがものすごくグロテスクになっています。そんな強烈なパッケージのタバコが韓国のコンビニのカウンターにはズラッと並んでいますので、韓国へ行かれた際は、コンビニへ立ち寄って、タバコの有害性を訴えようとする韓国社会の意気込みを感じてみてはいかがでしょうか。
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世界一タバコに厳しい国はオーストラリアです。メーカーのデザインパッケージは一切禁止で全面にタバコによる健康被害の写真の表示です。値段は2000円ですが、今年から2020年までに段階的に3200円まで値上げするそうです。
日本は普通のパッケージだし、値段は500円前後です。まだまだタバコに寛容な国です。
ひょのさん
コメントありがとうございます。
日本はやはり普通のパッケージだったのですね^^
ただ、今の情勢を考えるとオーストラリアの基準がワールドスタンダードになるのも時間の問題なのかもしれません。
もちろん、タバコを愛してやまない人にとっては本当に大変なんでしょうけど・・・
私も、タバコが嫌いです。
いつも、早歩きで、走りぬきます。^^
日本は、韓国みたいに、飲食店全面禁煙、だと良いのですが、そうじゃないのが嫌ですね。
まいばすけっとと言うイオン系のミニスーパーが出来た影響で、昔からの個人商店の入り口が、タバコの自動販売機だらけです。
生活する為には、なりふり構っていられないと言う事ですね。
田中さん
コメントありがとうございます。
タバコは個人商店にとって、収入源を確保する最後の切り札かもしれないですね。
それにしても、まいばすけっとの名前を久し振りに聞きました。
韓国にはこういったタイプのお店が全然ないので、とても懐かしいです^^
日本のタバコ自販機はまだありますが、成年認証装置が付いており、taspoカードをかざさないと買えません。(自販機のない韓国からすると変な話ですが)本来は自販機を廃止したかったようですがタバコ屋保護のための苦肉の策だったようです。いつの間にかtaspoの電子マネー機能が廃止になっていました。自販機で買う人が減り、コンビニ買いになって、自販機で商売している人にはかなりの打撃だったようです。
韓国での喫煙マナーは良くないですね。タバコの吸殻が道端にかなり転がっています。
こんにちは。なかなかのパッケージですねー。
でもケースが出ては、本末転倒(笑)
最初遠目に見たら、合法(危険)ドラッグかと思いました。
煙草も合法なのですから、もう、中毒してる人からすればパッケージでなんと警告されようと、買っちゃうんでしょうね。
日本では受動喫煙を防止するために、政治家さんが活動してあります。
喫煙の自由があるのなら、吸わない自由も必要ですからね。
私の周りでは、喫煙スペースが少ない見たいで、喫煙者は肩身が狭い様です。喫煙者自体もあまり居ませんがね。
自販機が多いのは単に治安が良いからでは?タバコに限らず。いろんな自販機がありますもんね(^-^)
いぐみさん
コメントありがとうございます。
やっぱりタバコを吸いたい人の気持ちは根強いのでこういった対策だといたちごっこになってしまうのかもしれませんね^^;
日本に自販機が多いのは治安が良いからというのは同感です。
あと、タバコの自販機には確か年齢認証システムがあったかと思いますが、そういった技術力も自販機の浸透に貢献しているのかもしれません^^
あぁ、taspoって有りましたねぇ。
買わないからすっかり忘れてました
taspoって海外から見るとスゴイシステムですよね^^
日本では男の喫煙割合が減って女が増えているという調査結果が出ていますね。
JTがタバコ以外の飲料などの収入比率が上がったらタバコ税は上げる気はしますが(酒税は色々やって来ているので)。
で、韓国の場合、女は表で堂々と吸う人は少ないけど、女子トイレに行くと酷いらしいですね。タバコの吸い殻が散乱していると知り合いの女から聞きましたね。
まあ、日本にいる韓国人の女は表でも堂々と吸ってますが・・・
おそらく韓国内では女がタバコ吸ってると年長者などから色々言われるけど、日本では何も言われないからでしょうね。
私はタバコの臭いで吐き気がするので、この子可愛いなぁと思ってもタバコ吸ってる時点で近寄ることもないし、話しかけられてもタバコ無理なんで離れてって言ってしまいます・・・会社の上司にも言ってますがね(だから会社の飲み会も参加しないです)。
うまうまさん
コメントありがとうございます。
日本の女性も社会で活躍する人が増えてきて逆にストレスを抱えているのかもしれないですね。。。
そう言われてみると、私も昔、日本のデパートで仕事をしていた時、キレイな売り子さん達が、社員食堂してヤンキーみたいにタバコ吸っている姿を見て、人間社会の裏側を垣間見てしまったと実感したことを思い出しました^^;
煙草の害が喧伝されて、喫煙者にとって厳しい御時世なのは日韓変わらないようですね。
私自身は喫煙者ではありません(少し吸ってはみたいのですが、家系的に気管支系が弱いのです)が、喫煙も文化のひとつだと考えています。だから、大人の社交場で優雅に細い葉巻なんかを吸うなんて本当に良いなあ
と思います。紫煙をくゆらすというか。
誤解をおそれず正直に言います。世界中で現在進行形の禁煙、嫌煙運動は反タバコファシズムです。しかし、一部のマナーに欠ける喫煙者の振る舞いが、其れに正当性を与えて居ます。咥えタバコや歩きタバコやポイ捨てが似合う人物なんて、10万人に1人も居ませんよ。格好悪い上に教育にも良くないので止めて欲しいです。
cdaさん
コメントありがとうございます。
確かに世界的な禁煙、嫌煙運動はかなり強引なところがありますから、喫煙者によってはたまったものじゃないですよね・・・
ただ、タバコが体に良くないのは確かなことなので、最終的にはタバコのない世界になることを個人的には願っています。
しかし、なかなかこういう問題はソフトランディングによる解決法って難しいのかなって感じてしまいます。