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最近、私のブログで韓国の卵について書いた記事がかなりアクセスを集めています。

どうやら韓国の卵から殺虫剤フィプロニルやビフェントリンが検出されたことがニュースになっているので、それをきっけにして私のブログをご覧になっていらっしゃるのだと思います。

実際、韓国でテレビを見ていても、卵のニュースは連日のように報道されて大騒ぎになっています。

そういった中、韓国に住んでいて感じることを少し書いて行きたいと思います。

韓国は卵パニック状態!?

正直、普段、韓国で生活している分にはそこまで感じないのですが、テレビを見ていると、韓国は今、ちょっとした卵パニック状態になっています。

今回の騒動を簡単に説明するとこんな感じになります。

  1. 京畿道南楊州市の農場の卵から殺虫剤成分が検出
  2. すべての鶏卵場の卵の出荷を中止して、検査を実施
  3. ホームプラスなど大手スーパーを中心として卵の販売を一斉に中止
  4. 検査をして大丈夫な卵から出荷
  5. でも「卵は信じられなーい」という不信感が全国に拡大
  6. パン屋、キプパプ屋、ケランパン屋など、卵を扱っているお店の売上げが急落

よくよく韓国の卵について考えてみると・・・

ただ、冷静になって考えてみると、今の韓国の卵騒動に関しては、いろいろ不思議に思うところもあるのです。

今まで普通に食べていたでしょ

今回、検出された殺虫剤は、元々、鶏についていたノミやダニを駆除するために使っていた殺虫剤が卵に混入されたことが発覚しました。

でも、その殺虫剤は別に最近使い始めたという訳ではありません

以前から使っていたものが、今回、初めて分かっただけの話です。

今、韓国に住んでいる人たちは、「そんな卵を食べるのは不安だ~」と突然、騒ぎ出して、卵を食べないようにしています。

でも、よくよく考えてみたら、既に今まで、殺虫剤が入っていたかもしれない卵を私達は食べ続けていたんですよね。

だから、今さら急に食べるのをやめても、時すでに遅しなんじゃないかなって思います。

かくいう私も先日、あるお店で卵料理をたらふく食べたのですが、「まあいいや。もう食べちゃったし。」という感覚です^^

韓国の卵で新たに問題になっているところ

今回の卵騒動が起こって、実は新たに問題になっていることがあります。

それは韓国で流通している卵には、いつ作られたのか分からない卵がたくさんあるということです。

つまり、卵の箱に、消費期限は書いてあるのですが、製造日が書かれていないものが多いので、それが3ヶ月前に作られたのか、半年前に作られたのか消費者には分からないようになっているのです。

私自身、前々から不思議に思っていて以前、記事に書いたこともあるのですが・・・

韓国の卵は日本とこんなに違う

日本だと卵は冷蔵ケースに入れて売られているのですが、韓国は常温で販売しているものがかなりあるんですよね。

だから、殺虫剤ウンヌン以前に、韓国では長い間常温で保存していても腐らない不思議な卵が流通している可能性が非常に高いと思うのです。

韓国の卵騒動を通じて感じる教訓

一応、私の近所のスーパーでは卵の販売を続けているのですが、最近は、こういった貼り紙をしています。

“私達のマートの卵を納品している農場は、(テレビなどの)言論で報道されているビフェントリンの殺虫剤を使っていません”

と韓国語で書いてあります。

ただ、妻にそのことを言うと、

「そんなことを書かれても信じられないわよね~」と苦笑いしていました^^;

結局、今、韓国で一番問題になっているのは、結局、何を信じたらいいのか分からない状態になってしまっているという点です。

韓国に住んでいると、時々、何が本当で何がウソなのか分からなくなることがあります。

実際、嘘をついたり、人をだましたりしていると、いつか真実が明らかになって、すべてがブーメランのように返ってくるようになるとよく言われます。

今回、韓国の食生活の根幹とも言える卵でこういった問題が起こったワケですが、だからこそ、今回の卵騒動を通じて得られる教訓は大きいのかもしれませんね。

それにしても、今年は鳥インフルエンザや殺虫剤など、韓国の鶏さんや卵にとっては、本当に受難の年です。

こんな時は、日本で卵かけご飯を食べたいなってしみじみ思います^^

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