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こんにちは!韓国在住日本人のケンです。

MBCのイルイルドラマ(韓国で平日の夜にやっているドラマ)、オーロラ姫(原題:오로라 공주)が、2013年12月20日に最終回(150話)を迎えました。

正直に言うと、このオーロラ姫、私や妻が今まで見た韓国ドラマの中で、史上最悪のドラマでした。

韓国には、冬のソナタを始めとして、純粋なドラマが多いというイメージがありましたが、それは、良いドラマしか日本に来ていなかったからということが、このドラマを見て、よ~く分かりました^^;

あまりにひどいドラマだったので、どうひどかったのか、簡単にまとめさせて頂きました。

オーロラ姫のあらすじ

韓国有数の大手企業である「チョンワン食品」の会長の末娘である主人コウのオ・ロラ(チョン・ソミン)は、家族からたくさんの愛を受け、何一つ不自由なく育って来ました。

そんなロラは、人気小説家であるファン・ママ(オ・チャンソク)に一目ぼれをしてしまいます。

ママの三人の姉に猛反対をされながらも、二人は親しい関係になっていくのでした。

ところが、ロラの父親が急死して、会社が倒産をしたことを機に、ロラは生活費を稼ぐため女優になります。

そこで、ドラマの現場で、ママに再会するロラ。

しかし、その一方で、マネージャーのソリもロラのことが好きになり、そこで三角関係が生まれていくのでした。

オーロラ姫の降板劇が酷かった

オーロラ姫のあらすじを見ると普通の恋愛ドラマかなと思うかもしれませんが、私自身、韓国で、実際に観ていて、このドラマは、かなり酷いと実感しました。

オーロラ姫の恐ろしいところは、登場人物がどんどん消されていくという点です。

実に、12人の登場人物が、消されていきました。

消された経緯は、二パターンあって、

  • 海外へ行って、そのまま帰ってこないパターン
  • 病気や事故で亡くなってしまうパターン

のいずれかでした。

まさに、韓国ドラマで、登場人物がいなくなる典型的なパターンですよね。

ただ、オーロラ姫が、普通の韓国ドラマと違うのは、こういったパターンで降板した人達が、続出したということです。

主人公オ・ロラ(チョン・ソミン)のお父さん、お母さん、兄弟、親戚、みーんな、消されてしまいました。

なぜ、こんなにも登場人物が消されてしまったのでしょうか。

その理由は、その人たちが、脚本家のイム・ソンハンから、嫌われてしまったからと言われています。

ちなみにローラの愛犬も、一か月1000万ウォン(100万円)経費が掛かってしまうから(!?)なのか、途中で、死んでしまいます。

あまりにたくさん登場人物を消していくので、「脚本家は、金正恩と同じだ」と言われたぐらいです^^

また、「このドラマを見ないようにしよう」という反対運動まで起きそうになったと言われています。

オーロラ姫の視聴率が高かった本当の理由

そんなオーロラ姫ですが、実は、視聴率がすごく高かったのです。

最高視聴率は23.1%を記録しました。

その視聴率を見ると、よっぽど人気が高かったのではと思われるかもしれませんが事実は異なります。

視聴率が高かった理由は、何故かというと、あまりに先が読めない展開なので、みんな、無茶苦茶ストレスを感じながらも、どうなるのかが気になって思わず見てしまったからです。

なので、このドラマは、日本で放送されることはおそらくないと思いますが、もし、そうなったら無駄な時間を過ごさないためにも、最後のあらすじを、ここで書いてしまいます。

オーロラ姫の最後のあらすじ【ネタバレ注意】

あり得ない三角関係

ロラが、ファン・ママと離婚した後、オ・ロラにふられて、失意のため、ガンになってしまったソル・ソリ(ソ・ハジュン)のところへ行き、彼と結婚します。

実は、ドラマの中では、ソリの人気がグングン上がり、途中から、完全にファン・ママから主役の座を奪ったような形になっていました

そういった中で、主人公の座を奪われたファン・ママがどうなってしまうのか私自身、気になっていました。

ソル・ソリは、ガンに蝕まれる中で、倒れてしまい、生死の境をさまようになるのですが、そこで、自分がいなくなってもローラが一人ぼっちにならないように、ファン・ママを呼んだのです。

そこでファン・ママは、オ・ロラとソル・ソリの家に住みながら、ソル・ソリの闘病生活を支えることになりました。

でも、よくよく考えてみれば、3人の関係は、オ・ロラと現在の夫&昔の夫

普通、一緒に住むことはあり得ない関係が展開されていきます

恐らく、主人公の座を奪われたファン・ママのイメージを回復するために脚本家の方は、必死だったのでしょう。

ファン・ママ死す

ファン・ママの献身的な看病のおかげで、余命6ヶ月と言われたソル・ソリは奇跡的にガンから回復します。

その後、なんと命の恩人であるファン・ママと三人でこれからも一緒に住みたいと言いだしたのです

話が、どんどんおかしな方向へ展開していきますよね。

しかし、ここで決定的な出来事が。

ファン・ママがいきなり交通事故で死んでしまったのです

そして皮肉なことに、ファン・ママは、視聴者に強烈なインパクトを与え、同情を勝ち取ることによって、主人公の座を取り返しました。

かなり強引なやり方ですが・・・

最終回まで疑惑続き

一方、ローラとソリの間には、息子が生まれ、幸せな家庭を築いていきます。

普通は、そこで時々、ファン・ママのことを思い出しながら、段々、ドラマがフィナーレを迎えるようになるのですが、

最終回の前の回に、その息子は、実は、オ・ロラとファン・ママとの間に生まれた子供ではないかという疑惑が発覚します。

オ・ロラは、実は、天使ではなく悪魔のような女だったのか、と緊張感が最後の最後で張り巡らされます。

(最終回なのに何やってんだーという感じです)

最後は心霊写真!?

しかし、まあ、最後はそうではないことが分かり、オ・ロラは、ずーっと確執が続いていたファン・ママの姉達と和解して、ドラマは最後のシーンを迎えます。

ちなみに、最後のシーンは、脚本家だったファン・ママがある賞を受賞し、その授賞式に一同が介して、写真を撮るのですが、そこでファン・ママの霊が現れて、最後は心霊写真(!?)を撮るような形で終わっていきます。

オーロラ姫は韓国ドラマ史上最悪の作品です

結局、私たちも、何だかんだいって、このドラマを最後まで見てしまいました。

このドラマは、視聴率が良かったので、2ヶ月ぐらい延長されたのですが、その延長分だけでも、脚本家のイム・ソンハンは、50億ウォン(5億円)を得たと言われています。

でも、このドラマを見た人たちは、みんなこう思っているでしょう。

金と時間を返せ~

ということで、韓国ドラマ史上最悪のドラマのご紹介でした。

「本当にそうなのー」という方は、是非ご覧になってみて下さい。

本当にヒドいですから^^;

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