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こんにちは!韓国在住日本人のケンです。

今回は、韓国でこれから間違いなく有名な演歌歌手になるだろうという人をご紹介します。

その歌手の名前は、キムホジュン(김호중)です。

「なぜ演歌・・・!?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

でも、韓国では、最近、演歌(トロット)ブームが起きているんです。

その中で、なぜ、私がキム・ホジュンを推しているのか、今回は、彼の魅力をたっぷり解説させて頂きます!

不遇な少年時代と恩師との出会い

キムホジュンは、演歌歌手になるまでの半生が、とてもドラマチックです。

1991年10月2日、キム・ホジュンは、慶尚南道の蔚山(ウルサン)市で生まれます。

しかし、幼い時に両親が離婚してしまいました。

祖母からは大切に育てられますが、両親からの愛情を受けられなかったキム・ホジュンは孤独な少年時代を過ごします。

そして、彼が中学生の時に、格闘技の大会で優勝したこともあり、高校1年で、やくざからスカウトされ、闇の世界に足を踏み入れてしまうのでした

ところが、そんなキム・ホジュンに人生の転機が訪れます。

金千芸術高等学校に編入したキム・ホジュンは、そこで音楽教師のソ・スヨン(서수용)先生に出会い、オペラ歌手としての才能を見出されるのです

そして、数々のコンクールで優勝するものの夜の仕事などで歌の練習がままならず、一度は夢をあきらめかけてしまいます。

しかし、そんな彼をソ・スヨン先生は必死に説得し、やくざからも足を洗わさせ、オペラの道に専念させるのでした。

オペラ界のスターに!

キム・ホジュンの人生を大きく変えたのが、2009年に参加した「スターキング」というオーディション番組でした。

まだ高校生だった、キム・ホジュンは、圧倒的な歌唱力でオペラの歌を披露して、人々の度肝を抜きます。

そこで、2週連続で優勝したキム・ホジュンは、「高校生のパパロッティ」と呼ばれ、一躍、脚光を浴びるのでした。

さらに、この番組で優勝したことをきっかけにして、漢陽音楽大学に奨学生として入学し、韓国民国人材賞を受賞し、ドイツにも留学します。

そんな彼のドラマチックな半生、そして、ソ・スヨン先生との師弟愛も注目され、キム・ホジュンをモデルにした映画も作られました

映画のタイトルは、「パパロッティ」で、キム・ホジュンがモデルになった主人公をイ・ジェフン、そして、ソ・スヨン先生をハン・ソッキュが演じています。

そして、この映画に出て来る행복을 “행복을 주는사람(ヘンボクル チュヌン サラム・幸せをくれる人)”という歌をキム・ホジュンも歌っていますが、癒しと生きる力を与えてくれる素晴らしい歌です。

帰国後の彼を待っていた現実

オペラ歌手として、確固たる地位を得たかに見えたキム・ホジュンでしたが、ドイツから帰国した彼には厳しい現実が待ち受けていました。

韓国では、オペラ歌手として、生計を立てるのが難しかったのです

オペラ歌手として、圧倒的な実力を持ちながらも、彼は、その才能を活かす環境を与えられませんでした。

小学校や結婚式などドサ回りのよう仕事を続けざるを得ず、報酬をきちんともらえない時も多かったとのこと。

一流のオペラ歌手という肩書とは裏腹に、信じられないほどの貧しい生活を強いられてしまったのですね。

「このままでは生活が出来ない」という危機感がキム・ホジュンを襲います。

演歌の世界への転身を決意

そんなキム・ホジュンが出した結論は、“演歌に挑戦する”ということでした。

そして、「明日はミスター・トロット」という演歌のオーディション番組に参加します。

普通、一流のオペラ歌手が演歌を歌うと、オペラの歌い方の癖が出てしまうと思う方も多いのではないでしょうか?

しかし、キム・ホジュンは、オペラの歌い方を完全に封印します

ただ、演歌を歌っても、一流は一流

一次予選会では、見事、トップで通過します。

その後も、その圧倒的な歌唱力で、オーディションを勝ち上がり最後は、見事、トップ7に残るのでした。

そして、キム・ホジュンが「明日はミスター・トロット」で最後に歌ったのは、고맙소(コマップソ)という歌でした。

この歌は、彼が自分を歌の世界に導いてくれた恩師のソ・スヨン先生に感謝の気持ちを伝えたくて選んだ曲なのですが、キム・ホジュンの熱い想いが伝わってきて本当に感動します。

キム・ホジュンの魅力を語らせて下さい

最後に、そんなキム・ホジュンの魅力を語らせて下さい。

圧倒的な歌唱力

キム・ホジュンの魅力は、何といっても、その歌唱力です

私自身、今まで、韓国の演歌には、それほど興味を持っていませんでした。

でも、キム・ホジュンが歌う演歌は、普通の演歌じゃないんです。

演歌なんだけれども、一つの芸術の域に達しています

どんな歌でも歌える対応力

また、キム・ホジュンはオペラ歌手から見事、演歌歌手に転身をしましたが、彼は、演歌だけでなく、どんなジャンルの歌でも歌いこなせる才能を持っています。

「明日はミスター・トロット」では、とにかく点数を取るために、自分の得意なジャンルの歌しか歌わない人、或いは、ワンパターンの歌しか歌えない人も実は多かったんです。

しかし、キム・ホジュンは、女性の歌やタンゴ調の歌など、様々なパターンの歌に挑戦し、その都度、新しい才能を見せてくれるんですね

リスクを恐れず、果敢に挑戦する彼の姿を見て、ヒヤヒヤしながらも、ワクワクさせられました。

キム・ホジュン自身も、あるインタビューで

「私は、オペラ歌手とか演歌歌手とか、特定のジャンルにとらわれたくありません。ただ皆から『キム・ホジュンって歌がうまい人だ』って言われたいんです。」

と話していたんですね。

その話を聞いて、キム・ホジュンは、歌手としての無限の可能性を秘めているなあと改めて実感しました。

魅力的な人柄

そして、キム・ホジュンのもう一つの魅力は、その人柄です

幼かった頃に両親が離婚し、人一倍、淋しい人生を過ごして来たキム・ホジュンは、他人の痛みや苦しみを理解して上げられる人だと見ていて感じることだと多いです。

確かに、彼は、不遇の人生を過ごし、時にはやくざの世界に入った時もありました。

しかし、そういった中でも、キム・ホジュンが純粋な心を保てたのは、彼の祖母が両親の代わりにたくさんの愛情をキム・ホジュンに注いでくれたからなのだと思います。

そして、ソ・スヨン先生という素晴らしい師が、キム・ホジュンの才能だけでなく、豊かな心も育んでくれたのでしょう。

キム・ホジュンは、普段は、陽気で、ウイットの効いた冗談が得意なのですが、人々の熱い気持ちに触れた時は、すぐ涙腺が緩んでしまいます

そういった彼の人柄に魅力されている人も多いようです。

妻がハマり過ぎて・・・

実は、今回、キム・ホジュンについて記事を書こうと思った理由は、私の妻が、「明日はミスター・トロット」を通じて、キム・ホジュンの大ファンになったからなんですね。

妻は、キム・ホジュンのファンクラブも入りまして・・・

BTSのファンクラブに入るとARMYと呼ばれるのですが、キム・ホジュンのファンクラブに入った人は「アリス」と呼ばれるので、妻もアリスです^^;

キム・ホジュンの歌は、YouTubeで何百回も聞いていますし、キム・ホジュンの出演番組もことごとくチェックしています。

また、キムホジュンのファンミーティングにも参加しようと、こういったヘア・バンドも買ったりしていました。

キムホジュンのイメージカラーは紫なので、ファンミーティングやコンサートでは、会場が紫に染まります^^

(ここら辺、BTSとダブってしまうのですが・・・^^;)

ただ、ファンミーティングは、チケットが数十秒で完売してしまうほどの大人気で、なかなか参加できず、妻は、何度も涙を呑んでいます(T-T)

実際、妻は韓国ドラマだけでなく歌に関しても、本物を見極める力がある人だと私は思っているので、今回、キム・ホジュンを紹介させて頂きました。

韓国は、元々、歌唱力のある人が多いですが、その中でもキム・ホジュンは超一流なので、機会があれば、是非、聞いてみて下さいね^^

追記(2020年9月):キムホジュンのその後

この記事を書いた後、キムホジュンにはいろいろなことがありまして・・・

実は、キムホジュンは一気にブレークしたことを妬まれてか、前マネージャーや、ある特定のマスコミの記者から誹謗中傷を受け続けました。

そのため、そういった誹謗中傷には何の根拠もなく、最後は、前マネージャーや記者も謝罪をすることになります

本来であれば、そういった人達に対して、多額の慰謝料を請求してもおかしくはないのですが、キムホジュンはすべて許していくんですね。

本当にキムホジュンは、人が良すぎるというか何と言うか・・・

その一方で、ファンクラブの人数は増え続け、2020年9月の段階で8万人を越えています

日本でも、そのファンの数は増えているという話をも伺っています。

キムホジュンは元々、オペラ歌手なので、ファン層は、富裕層の女性が多く、韓国で病気や豪雨で被害にあった人達に対して、ファンクラブを通じて、多額の寄付がされることも時々、話題になっています。

そういった中で、2020年9月10日にキムホジュンは、軍隊へ行くことになりました

兵役といっても、最初は、ソウル瑞草区の福祉機関で事務作業をするところからスタートしています。

これから、キムホジュンは約1年半の間、芸能活動が出来なくなってしまいますが、彼の実力は本物なので、除隊をしてから、彼が、再び、その圧倒的な歌唱力で私達を魅了してくれる日が来ることを願っています!

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