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こんにちは!韓国在住日本人のケンです。
韓国でテレビを見ていて、前々からずっと気になっていたことがあります。
それは、韓国のテレビ番組は、ぼかしが非常に多いという点です。
もちろん、タバコや刃物、或いは車のナンバーなどをぼかすというのは、理由がすぐ分かります。
でも、それとは別の観点で一生懸命隠されているものがあります。
さらに、逆に、ある理由でバンバン露出するものもあり、iloomという家具屋がその手法が大ヒットしたりしていて・・・
今回は、そんな韓国のテレビ&広告事情をお伝えしていきます。
韓国のテレビ番組でひたすら隠されるもの
韓国ドラマやバラエティ番組で、隠すものと言えば、刃物やたばこだけだと思っていませんか?
もちろん、刃物やたばこもぼかしますのが、実はそれだけではありません。
それは何かというと・・・
ブランド名です。
服に付いているブランドのロゴ、飲料水や食品に書かれているブランド名などなど・・・
とにかくぼかしまくります。
逆に「これって明らかに○○でしょう~」と気になる分、かえって目立ってしまうものもあります^^;
そこで韓国人の妻に、
「なんでわざわざ隠すの?」
と聞いてみると、
「だって、ブランド名を出したら、ただで宣伝することになっちゃうでしょう。
もし、ブランド名を出すなら、広告費を払わないといけないのよ。」
とのこと。
その話を聞きながら、韓国テレビならではの広告事情が何となーく理解できるようになってきました。
韓国ドラマならではの宣伝手法
韓国ドラマなどをよく見ている人は分かると思うのですが、韓国のテレビは番組の途中でほとんどCMが入りません。
ドラマが始まる前に、まとめてCMを入れた後は、ノンストップでドラマを放送し続けるというパターンがほとんです。
そういうこともあってか、韓国では別の形で企業が宣伝広告をするケースがよくあります。
ドラマの主人公が働いている会社が出て来る時、架空ではなく実在の会社を使うことがあるのですが、その例をいくつか挙げておきますね。
iloomが韓国ドラマで売り上げアップ!
私が最近最もオススメしている韓国ドラマ鬼(トッケビ)の主人公キム・シンを演じるコン・ユは、元々、韓国のiloomという家具屋のメーカーのイメージキャラクターだったのですが、鬼(トッケビ)の中で、iloomのオーナーという設定になっています。
iloomのチェーン店は、我が家の近所にもあります。
実際に、iloomは、トッケビ効果でかなり売上げが伸びたそうです。
トッケビは、韓国でも大ヒットしたので、iloomは、この手法で成功した代表的なケースだと言えますね。
ハンバーガーやピザも
さらに、コン・ユは、ドラマの中で、自殺を考えている人を救う時に、サブウェイのハンバーガーを上げて、励ましたりします。
あと、今、韓国で放送しているドラマ、怪しいパートナーでは、ヒロインのお母さんが、Papa Johnsというピザ屋でアルバイトをしていて、ヒロインもよくそこのピザを本当においしそうに食べています^^
オットギの宣伝
また、ちょっと昔のドラマですが、百年の遺産ではヒロインの恋人役はオットギという韓国の有名な食品メーカーの重役という設定になっていました。
私もこのドラマを見ていた時は、オットギのそうめんが無性に食べたくなりました^^;
韓国のテレビも必死なのです
このように、韓国の中では、通常のCMがやりづらい分、番組内でブランド名を露出する広告手法が浸透しているというワケなのです。
もちろん、各メーカーは広告費を製作会社側にたくさん払っているのでしょう。
だから、逆に広告費を払っていないメーカーのブランド名は出さないよという話になるようなのです。
日本人の私が見ると、いちいちブランド名を隠す作業自体、手間が掛かるから、そこまでやる必要があるのかなと思ってしまいます。
でも、韓国のテレビ番組の製作側から見れば、ブランド名を隠すことは重要な収益源を守るために欠かせない作業なんでしょうね^^
おはようございます!即コメです。
昨日久しぶりにChromecastでGyaOの韓ドラを楽しみました。CMがないので非常にいいです。
日本の民放はコマーシャルが多く見ていてイライラします。帰国してから日本のドラマを見ていないですね(^◇^;)
ひょのさん
コメントありがとうございます。
やっぱり日本にいるとそう感じちゃいますよね^^;
ちなみに私は、時々、日本の昔のCMが懐かしくなって、カプリソーネとかチャーミーグリーンのCMをYouTubeで見たりしています。
韓国だと、心に残るCMはなかなか見かけないので、逆にさみしくなる気持ちがあるのかもしれません^^
いつも、PCで、韓国のインターネット放送を見ていますが、テレビCMの時間が放送広告の時間と言う案内画面と共に、特定企業のCMの繰り返しになっているのが、残念です。
韓国の文化を知る上で、リアルタイムでテレビCMを見る事を、著作権の問題で縛る必要がないと思うのですが、どうなんでしょうかね。
全部の番組ではないですが、残念です。
田中さん
コメントありがとうございます。
日本では韓国の普通のCMが見られないんですね。
私も日本のCMがなかなか見られないので、それがちょっと残念です^^;
おはようございます
ドラマの中で、実在企業の名称が出てくることに驚かされます。
登場人物の振る舞いと当該企業のイメージが合わなかったり、企業イメージを損なう場合、ドラマはどう言う風に展開するのか少し気になりまし。
cdaさん
コメントありがとうございます。
基本的に実在企業が出てくる場合は、そこで演じる人はいい人の設定になっている場合が多い気がします^^
いずれにせよ、ドラマの話自体はフィクションですし、広告効果はかなりあると思うので、収益が上がればOKなのかなと思ってはおります^^;
まっ、確かにNHKの場合、ブランドがわからないように
例えばビールなら、紙巻いて、ビールと表示したりしますよね。
特定のブランド名を出さないようにしているのはNHKでは当たり前ですね。
日本のドラマの場合、ビールを飲むシーンでも
特定のブランドがわからないように、配慮され撮影されていると思います。
そういう意味では、あとからぼかすあたり、製作時にあまり気を使わないところが、韓国っぽいと感じます。
たくさん
コメントありがとうございます。
あと、韓国のテレビは芸能人やその家族の私生活を追いかける番組がやたら多いので、事前に隠すのが難しいのだと思います^^;
日本と韓国のバラエティ番組を比較していると、やっぱり日本の放送局はお金があるんだなあと思います。。。