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こんにちは!韓国在住日本人のケンです。
今回は、「しかし」とか「けれども」という意味で使う「ハジマン」という韓国語をご紹介します。
「ハジマン」には、他にも似たような表現がありますが、「ハジマン」が持っているニュアンスと他の表現との違いについても、解説していきます。
ハジマンの韓国語での意味
ハジマンは、韓国語で“하지만”と書きます。
ハングル | カタカナ | 意味 |
---|---|---|
하지만 | ハジマン | しかし、けれども |
“하지만(ハジマン)”は、最初に行っていることの反対のことを行ったり、強く否定したりする時によく使います。
また、ニュアンス的には、少し固く、否定度が強い表現です。
ですから、日常会話では、使う頻度が少ないかなと感じています。
ハジマンを使った例文
それでは、“하지만(ハジマン)”を使った、例文をお伝えしていきましょう。
ハングル | 그 사람은 진짜 잘 생겼어요. 하지만 성격은 나빠요. |
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カタカナ | ク サラムン チンチャ チャルセンギョッソヨ。 ハジマン ソンギョグン ナッパヨ。 |
日本語訳 | その人は本当にハンサムです。でも性格は悪いです。 |
こんな感じで、最初は、相手を褒めているようなことを言いながら、“하지만(ハジマン)”で、相手を非難するような時にも使います。
ハングル | 우리 애들은 매운 음식을 정말 좋아해요. 하지만 나는 매운 것은 못 먹어요. |
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カタカナ | ウリ エドゥルン メウン ウムシグル チョアヘヨ。ハジマン ナヌン メウン ゴスン モンモゴヨ。 |
日本語訳 | 我が家の子供達は、辛い食べ物が本当に大好きです。けれども、私が辛い物が食べられません。 |
先日、我が家の子供達が、辛~いラーメンを自分達で作って、食べていました。
私はそれ横でジーっと見ているだけでした(笑)
ジマンを使った形の例文
“하지만(ハジマン)”は、ハ(하)とジマン(지만)に分解することが出来ますが、動詞や形容詞の語幹+지만という形で使うことも出来ます。
ハングル | 아까 밥을 먹었지만 벌써 배가 고파요. |
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カタカナ | アッカ パブル モゴッチマン ポルソ ペガ コッパヨ。 |
日本語訳 | さっき、ご飯を食べたけれども、もう、お腹が空いています。 |
育ち盛りの家庭では、よくある話ですよね~
ハングル | 그 드라마는 도중까지 재미 있었지만 마지막은 최악이었다. |
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カタカナ | ク ドラマヌン トジュンカジ チェミイソッチマン マジマグン チェアギヨッタ。 |
日本語訳 | そのドラマは、途中までは、面白かったが、最後は最悪だった。 |
私自身、韓国で、いろいろなドラマを観て来ましたが、こういうパターンは、意外に多いなと・・・
ドラマの最初だけ観て、「これ、面白いですよ~」とブログで書いた後、急につまらなくなって、焦る時もよくあります(汗)
だから、韓国ドラマのレビューをする時は、最後までしっかり観てから書いた方がいいかなと最近は思っているところです。
ハジマンと似た表現との違い
“하지만(ハジマン)”は、「しかし」とか「けれども」という意味がありますが、似たような表現の意味は他にもいろいろあります。
ここでは、それらとの違いについて簡単にお伝えしていきます。
クンデ
クンデは、“근데”と書きますが、元々は、クロンデ(그런데)を省略した表現です。
クンデは、ハジマンと同じように、最初に伝えたことと反対のことを言う時にも使います。
ただ、ニュアンスは、ハジマンほど、強くはないですし、自然な感じがするので、ハジマンより日常生活ではよく使われる傾向がありますね。
また、クンデには、他にも「ところで」というように話題を変える時にも使います。
ハングル | 근데 왜 그 이야기를 지금 해요? |
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カタカナ | クンデ ウェ ク イヤギルル チグム ヘヨ? |
日本語訳 | ところで、なんで、その話を、今するの? |
クンデに関しては、こちらの記事で、より詳しくまとめています。
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クレド
クレドは、“그래도”と書き、クロハヨド(그러하여도)を縮約した表現です。
クレドも、ハジマンと同じように否定するニュアンスが強い表現だと言えます。
また、クレドは、「それでも」という意味で使うことも多いです。
例えば、ガリレオ・ガリレオの有名な台詞。
ハングル | 그래도 지구는 돈다. |
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カタカナ | クレド チグヌン トンダ。 |
日本語訳 | それでも地球は回る。 |
この場合、前の内容を完全に否定はしていません。
そのことを認めた(認めたフリをする!?)上で、逆説的なことを伝える時に使います。
まとめ
ハジマンは、前に行っていることと逆のことを伝える時に使う表現で、少し強くて固めのニュアンスがあります。
また、ハジマンとよく似た表現として、クンデやクレドがあります。
記事の中では、その違いについて、解説していますが、英語だと、その違いがよりハッキリ分かるかもしれないので、参考までにお伝えしておきます。
韓国語 | カタカナ | 英語 |
---|---|---|
하지만 | ハジマン | but/however/though |
근데 | クンデ | but/by the way |
그래도 | クレド | but/still/anyway |
是非、それぞれの表現の違いを理解して、うまく使い分けて下さいね。
朝鮮時代の時代劇では、クンデはホンデになりますね。
クロナはホナだし。最初わからなかった^^
~チマンの表現はよく使いそうですね。
ニュースなどでは、ハジマンと言っているので、やはり堅い印象ですね。
たくさん
時代劇だとそんな違いがあるんですね~
ハジマンは確かに堅い表現なので、使う機会は結構限られるかもしれません^^