韓国の3月の気温は上旬と下旬でかなり違う！在韓日本人が解説

こんにちは！韓国在住日本人のケンです。

韓国の2月は本当に寒いですが、3月は段々と春の訪れを感じるようになります。また、韓国では3月から新学期を迎えるので、新しい出発のイメージがある時期でもあります。

私自身、3月に日本から韓国に来るのは、多くの日本人の方にとってメチャクチャメリットが大きいと思っています。その理由は、後でまた書くとして、今回は韓国へ来られる旅行者の方向けに3月の気温、そしておすすめの韓国スポットについてお伝えしていきます。

韓国の3月の気温

3月の気温と一言で言っても、上旬と下旬で結構違って来ます。参考までに各都市の平均気温をAccuWeatherでのデータを引用しながらご紹介していきます。

• ソウル
• 東京(参考データ)
• 大邱(テグ)
• 釜山(プサン)
• 済州島(チェジュド)

ソウルの3月の平均気温

ソウルの3月の気温は上旬は、まだ一桁台ですし、最低気温は氷点下の日が続きますが、後半になるとやっと10℃を超える日が出てきます。

東京の3月の平均気温(参考データ)

ここで参考までに東京の3月の平均気温のデータもお伝えしておきます。この表を見ると韓国の3月の気温は東京に比べるとかなり低いなあと感じられるかもしれません。

ただ、ソウルの2月の最低気温は－10℃になる日もかなりあるので、それに比べると、韓国に住む立場から見れば、大分暖かいなあという印象があります。また、天気の観点から見ても、ソウルは東京に比べて、降水量が少な目で、晴れの日は比較的多いです。

大邱(テグ)の3月の平均気温

大邱(テグ)の方まで南下していくと、上旬も下旬も最高気温が10℃台で東京と同じくらいであることが分かります。ただし、朝晩は若干冷え込みやすくなるのでご注意です。

釜山(プサン)の3月の平均気温

釜山(プサン)も大邱とは近いこともあって、気温も同じような感じで推移していきます。特に3月下旬は過ごしやすくなってきますよね。

済州島(チェジュド)の3月の平均気温

済州島は3月の上旬から最高気温が10℃を超えるようになってきます。しかし、とは言っても東京と同じぐらいの気温なので、「済州島は暖かい」というイメージを持ってくると、少し期待を裏切られるかもしれません。

3月の気温で韓国旅行を楽しむには？

韓国の3月は特に下旬になってくると、かなり寒さが和らいでくるので、外回りの観光が断然おすすめです。そこで、ここでは3月の韓国旅行でおすすめなスポットをお伝えしていきます。

景福宮で韓服を楽しむ

景福宮(キョンボックン)は1395年に朝鮮王朝の太祖であった李成桂(イ・ソンゲ)によって建てられた王宮です。ソウルには五大王宮(景福宮、昌慶宮、徳寿宮、慶熙宮)と呼ばれる宮殿がありますが、その中でも景福宮は最大規模となっていますし、優れた建築美を誇っています。

景福宮は韓服を着ると入場料が無料になるという特典があることで有名ですが、真冬だと韓服はさすがにちょっと寒いんですよね。しかし、3月であれば少し寒さも和らいでくるので韓服も少し着やすくなってきます(3月上旬はまだちょっと寒いですが…)。あとは1日に3回、行われる衛兵のパフォーマンスを見ながら、韓国の歴史を堪能してみるのはいかがでしょうか？

三清洞でレストランやカフェを満喫

三清洞は韓国の伝統的な家屋を楽しめるエリアです。また、三清洞では韓国の伝統的な家屋である韓屋(ハノク)を改造したようなレストランやカフェが数多くあるので、韓国の文化を味わいながら、食事やお茶を楽しむことができます。

場所的には景福宮から歩いていける距離のところにあるので、ついでに回ってみるのも良いでしょう。3月の少し暖かくなってきた陽気の中で散策を楽しんでください。

南大門市場で食べ歩き

南大門市場は、ソウルで最も古い市場で600年の歴史を誇ります。地下鉄4号線の会賢(フェヒョン)駅からすぐ行けますし、明洞からも歩いて10分ぐらいで行くことが可能です。南大門市場には衣類、食品、日用品、伝統工芸品など様々な商品を扱ているお店があり、活気のある市場なので、歩いているだけでも雰囲気を楽しめます。

あと、南大門市場も明洞と同様、屋台が多いので、3月の少し暖かくなってきた陽気の中で、食べ歩きをするのも良いでしょう。ただ、南大門市場は日曜日はお休みのお店が多いので、週末に韓国旅行に行くのであれば、日曜日ではなく土曜日に行く方が良いでしょう。

韓国の3月の服装は？

3月に観光へ旅行へ行かれる際、服装も上旬と下旬では違ってきます。上旬だと少し厚めのアウターを持っていくのが良いですし、下旬は少し軽めのアウターでOKという感じです。具体的な服装のイメージは以下の記事で詳しく解説をしているので、ぜひご参考にしてください。

韓国の3月の気候のメリットとデメリット

3月に韓国に旅行をする場合、気候の点からメリットとデメリットがそれぞれあります。

メリット：花粉症がない

韓国の3月は気温の観点から見ても、2月に比べたら、大分、過ごしやすくなりますが、それ以外にもオススメするポイントがあります。それは、韓国には花粉症がないということです。

以前、日本から来た友達も、日本にいる時は花粉症が酷くて苦労している方だったのですが、韓国に来ると、花粉症の症状がピタッと止まると話していました。

3月は日本にいると、どこも花粉だらけで、逃げる場所もほとんどなくて本当に大変だと思います。でも、そんな時に韓国へ来れば、花粉症から逃げることが可能です。そして、韓国でおいしいものをたらふく食べて、英気をしっかり養っていかれるのはいかがでしょうか^^

デメリット：ミセモンジが酷い時がある

韓国には花粉症はありませんが、その一方でミセモンジが酷くなる時があります。ミセモンジは直訳したら微細粉塵と書きますが、日本のPM2.5みたいなものです。

ちなみに韓国の3月は、ミセモンジのせいで、こんなモヤがかかっている時もあります。

花粉症の症状は出なくても、ミセモンジがひどい時はありますので、韓国旅行の際、やはりマスクは持参されるのが良いかと思います。

まとめ

韓国の3月は、上旬から下旬にかけて段々と気温が上がっていきます。長い冬がようやく終わるような感覚があって、気持ち的に少しホッとするような時期ですよね。また、日本の3月と言えば、花粉症が大変だったりしますが、韓国には花粉症がないので、毎年、花粉症で悩んでいる方にとって、韓国旅行はおすすめです。

ただ、ミセモンジと呼ばれる小さな埃は多かったりするので、マスクは持ってきた方が良いです。あとは、少しずつ暖かくなる時期なので、ぜひ、韓国の有名な観光地を歩いて回りながら、韓国の歴史や文化、そして空気感を満喫してみてください。