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こんにちは!韓国在住日本人のケンです。
今回は、韓国の小学校の給食についてお話をしていきます。
実は、先日、少しショックなことがあったんです・・・
家で娘と食事をしていたのですが、娘が突然、冷蔵庫からキムチを持ってきたんですね。
そして一言、
「おばあちゃんが作ったキムチ、美味しいよ!」
その言葉に、かなり衝撃を受けました。
給食は子供の味覚を変える!?
妻の実家のおばあちゃんが作ったキムチが美味しいと感じるは、とても素晴らしいことなのですが・・・
娘は、韓国に来た頃、辛い物が本当に苦手だったんです。
小学校の頃は、学校へ行くとき、必ず水筒を持っていくので、理由を聞いてみると、
「学校の給食で辛い物が出た時は、水を飲みながら食べるの。」
と言うのを聞いて、親として胸を痛める時もありました。
ただ、その一方で、辛い物が苦手な私にとって、同じく辛い物が苦手な娘は仲間だと思っていた部分があったのですね。
しかし、その見えない連帯感も遂に終わりの日を迎えてしまったようです(涙)
そして、なぜ、娘は、辛い物が好きな子に代わってしまったのかと考えて私が出した結論は・・・
韓国の給食です!
韓国の給食のメニュー
娘は今年から中学生ですが、小学校に通っていた頃は、学校のサイトで給食のメニューを確認することが出来ました。
その内容を一部、ご紹介していきたいと思います。
(メニューの韓国語は私が適当に訳しているので、あくまでもご参考程度にしておいて下さい^^;)
給食その1
- 차조밥(モチ粟ご飯)
- 조랭이떡국(雪だるまの形の餅汁)
- 매운갈비찜(辛いカルビ蒸し)
- 어묵파프리카볶음(五目パプリカ炒め)
- 깍두기(カクトゥギ)
- 우유(牛乳)
給食その2
- 흑미밥(黒米ごはん)
- 육개장(ユッケジャン)
- 임연수어카레튀김(ホッケカレー揚げ)
- 배추김치(白菜キムチ)
- 포도(ブドウ)
- 우유(牛乳)
給食その3
- 비빕밥(ビビンバ)
- 약고추장(具入りコチュジャン)
- 팽이버섯된장국(えのきだけ味噌汁)
- 핫도그(ホットドッグ)
- 케찹(ケチャップ)
- 배추김치(白菜キムチ)
- 우유(牛乳)
給食その4
- 기장밥(キジャンパプ)・・・韓国の伝統的な黄色いご飯
- 들깨무채국(エゴマ大根スープ)
- 청포묵무침(緑豆で作った寒天)
- 제육볶음(豚肉ピリ辛炒め)
- 체리(ゼリー)
- 오이소박이(きゅうりキムチ)
- 오미자차(オミジャチャ)
- 우유(牛乳)
韓国の給食の特徴
もちろん、私の娘が通っていた韓国の小学校が、韓国のスタンダードとは思いません。
ただ、このメニューを見るだけで、日本とは明らかに違う特徴があります。
はい、そうです!
韓国の給食の特徴は、必ず辛い物が入っているということです。
キムチが、白菜キムチや大根キムチなど、形を変えて入っている時もあれば、肉がピリ辛くなっていたりする時もあります。
そりゃあ、こういった給食を毎日食べ続ければ、味覚も慣れて辛い物が好きになってくるはずでね^^;
あと、キムチ自体が野菜ということもあり、韓国の給食は、野菜が豊富で栄養バランスが良いのかもしれません。
韓国の給食のもう一つの特徴
そして韓国の給食には、もう一つの大きな特徴があります。
それは、韓国の学校では、給食を出してくれる確率が非常に高いということです。
日本だと、中学や高校の場合は、給食ではなく、お弁当を持っていくところも増えてくるかと思います。
しかし、韓国の場合は、中学、高校でもしっかり給食を出してくれる学校が多いです。
というか、韓国にはお弁当文化があまり根付いていません。
そして、夏休みや春休みが終わって新学期が始まり、学校へ行った時も、いきなり初日から給食が出てくる時がよくありました。
韓国では、とにかく、どんな時でも「食事だけはしっかりしましょうね」という暗黙のルールがあります。
ですから、日本では朝、人に会った時、「今日はいい天気ですね~」と天気の話になることが多いですが、韓国では、「식사 하셨어요?(食事はされましたか?)」とか、食事について質問をする時が多いです。
実際、こうやって学校で給食をしっかり出してくれると、親としては楽ですよね^^
段々肩身が狭くなる日々
我が家では、娘が辛い物が苦手だった頃は、辛い物が好きな妻、長男、次男に対して、辛い物が苦手な私と娘で、3対2だったので、まだ良かったのですが・・・
娘の裏切り(!?)により、辛い物が苦手なのは、我が家では、私一人となり、ますます肩身が狭くなって来ました。
先日も、妻がキムチポックムパプ(キムチチャーハン)を作ったところ、次男と娘は
「わーい、キムチポックムパプだ~!」
と歓声。
「別に、もう辛くないチャーハン作らなくてもいいよ(-_-)」と私は心の中でボソボソ・・・
それにしても、あれだけ辛い物が苦手だった娘を辛い物好きに変えてしまうとは、韓国の給食おそるべし(T-T)
確かに食欲は大きくなりながら変わるようです。 私のような場合には、味噌チゲの匂いが嫌いで食べなかったんですが、大きくなってから食べるようになりました。
ところで,おじさんが少し大変になりましたね。 元気出してください^^
ムクゲさん
コメントありがとうございます。
やっぱり子供の時に何を食べるかによって、味覚は大きく変化するみたいですね。
大きくなってもムクゲさんのように若ければ大丈夫かもしれませんが^^
ところで、日本語で“おじさん”と言われたらやっぱり「えっ!?」と思ってしまいます^^;
韓国語のアジョッシと日本語のおじさんってちょっとニュアンスが違うというか。
まあ、確かにおじさんですけど・・・
あら~そうなりましたか(^_-)-☆
私も辛いものは苦手ですが、同居人がこれまた
韓国に住んだ方がよいほどの、辛いもの好き
味噌汁にたっぷりの七味、なんでも辛いものが
入っていないと面白くないようです
料理人は私、いっさい無視して作っています ( ^)o(^ )
口の中が火事場のようになって水ばっかりガブガブ飲んで
お料理の味がなくなってしまうように感じるのですが
あの辛みの刺激が、たまらないんでしょうか
トウガラシの辛みは苦手ですが、練りがらし、ワサビの辛みは
好きです。
隣の市がわさびの産地でしてね、今ワサビの花が満開
このワサビの花のおしたしがこの季節のごちそうでして
お彼岸にかけて、ワサビの花を買いにでかけました
りんどうさん
コメントありがとうございます。
確かに私も辛い物が大好きな子供たちを見ていると、
「味覚が麻痺して、繊細な味が分からなくなっているんじゃないかな」
って心配してしまう時があります。
ちなみに私の韓国人の妻は日本にいた時、わさびが大好きになりました。
韓国には、わさびが好きな人も結構多いとも聞いています^^
えっ!
韓国の給食ではパンはでないんですか
日本ではパンとご飯が半々割合いです
私が給食を食べるようになったのは
小学校の4年生からでしたが、今でも
思いだしますよ、まずいコペッパンにマーガリン
クジラ肉の竜田揚げと
けんさんの時代はソフト麺がありませんでしたか
40~50歳代の方はいまでも食べたいそうですよ
韓国の給食はなかなかの豪華版ですね
お隣の市の給食センターの栄養士さんが考えた
人気メニューにキムタクというのがあります
なんだと思いますか
豚肉にたくあん、キムチを炒めたものだそうでして
子供に大人気だそうです、
私も作ってみましたが、美味しかったですよ
りんどうさん
すみません。
娘に再度聞いたら、小学校の時はパンが給食に出て来たとのことでしたm(__)m
中学に入ったら、まだパンは出て来ないと言っていたのですが、中学を卒業した次男に聞いたら、中学でも給食にパンは出て来たそうです。
子供時代の給食ってかなり昔の話なのでなかなか思い出すのが難しいところがありますよね^^;
くじらの肉は、小学校の低学年まで出ていた記憶があります。
ソフト麺も出ていたような気がします。
やっぱり記憶が・・・
それにしても、キムタクって面白いネーミングですね~
キムチとたくあんだなんて、そういった言葉のセンス、大好きです^^
知り合いの韓国人の方のお話ですが、両親韓国人ですが、子供が日本で生まれ育っていて、家での食事を辛くて食べられないと言って残すそうです。きっと給食のせいだと言われていました。
韓国の実家でも食べないそうで寂しく感じるそうです。
その事で子供を叱ったと言われてたのでそれは可哀想だなぁ~と思いました。(辛くて食べられないのはわがままとは違うので)
韓国料理はきっとカプサイシン中毒で、辛くないと物足りなく感じてしまうんじゃないかなぁと思います。
娘さんもこれから友達と外食が増えると益々でしょうね。
それにしても韓国の給食、健康的で美味しそうですね!
ホットドッグも出るんですね。興味深いです。
パンや洋風のおかずは出ないんでしょうか?
Megさん
コメントありがとうございます。
私の場合、子供達がカレーとか日本の料理はおいしいと思ってくれないことが多いので、逆の意味で寂しさを感じます^^;
Megさんのおっしゃる通り、辛い物が好きな人は中毒みたいな感じになっていると思いますよ~
あと、給食のメニューについて娘にも聞いてみましたが、スパゲティが出たりとかもするので、洋風のメニューも時々出てくるようです。
ただ、パンは出てこないと言っていました。
(※追記:すみません。私が聞き間違いで、パン出てくるとのことですm(__)m)
もちろん、他の韓国の学校では違うのかもしれませんが、取り敢えず娘の通っていた小学校ではそんな感じだそうです。
自分も辛いものは苦手だったんですが・・・
キムチは食べられるようになりました。
ただし、日本にいる場合は、あえてキムチを食べようとは思いませんが。
辛さ対応力は、経験なんですね。
たくさん
コメントありがとうございます。
やっぱり、人間は小さい時から食べているものが大好きになる習性があるんでしょうね~^^
辛さと臭さが嫌いな人は地獄ですね
多様性がない国なんですね
ブログが楽しいです! 勉強になりました。日本人から見た韓国というのは初めてで、なんか不思議です。
ありがとうございます!
国際交流センターさん
ありがとうございます。
はい、独自視点のブログにしていけるようがんばっています^^