こんにちは!韓国に在住しながら三人の子供を育てているケンです。

三人の子供(日韓ハーフ)の内、二人は男の子なのですが、韓国の二重国籍制度では、兵役問題が絡んで来ます。

最初は甘く考えていたのですが、実は、想像以上に大変だということを、最近、イヤというほど痛感する出来事がありました。

もし、この記事を読んで下さっている方で

  • 日韓カップルである
  • 18歳未満の男の子がいる
  • 韓国に住んでいる
  • 子供が日本籍を希望している
  • 父親が日本籍である

という条件にすべて該当している人がいましたが、この記事を必ず読むようにして下さい。

そうしないと、我が家のように大パニックになる可能性がありますので・・・

(ただ、そんな特別な人はあまりいないかもしれませんが^^;)

韓国の国籍離脱の超厳しい条件

先回、ブログで韓国籍を持つ二重国籍のハーフの男の子は満18歳になる年の3月31日までに韓国国籍離脱の申請をしていないと韓国籍が確定され、軍隊へ行く兵役の義務が発生してしまうという話を書いたことがあります。

>>韓国の軍隊(徴兵制)@二重国籍だといつまでに手続きすべき?

すると、その記事へ韓国に10年以上住んでいらっしゃる方が以下のようなコメントを下さったのです。

現在、韓国内では韓国国籍離脱の手続きはできません

2011年から、この手続きができるのは韓国外にある韓国大使館や領事館のみになりました。

韓国内に生活基盤を置かずに、その国に定住することが条件です。

男子の場合、満18歳になる年の3月末まで、つまり満17歳になった年の翌年3月末までに韓国国籍離脱をしていないと、兵役を終えるか免除されていないと韓国国籍離脱はできません。

(正確には、どの国に住んでいても満18歳になる年の3月末をこえると、兵役義務期間の37歳までは、兵役を終えるか免除されていないと韓国国籍離脱ができません。

ただ、韓国内在住なら29歳までに兵役の義務があります)

二重国籍の日韓ハーフの男の子が日本(韓国外)から韓国に移住する際、絶対に兵役を避けたいのなら、上記のことを踏まえて韓国国籍離脱の手続き後、韓国入国の際は完全に日本(外国)人として入国、韓国では外国人として住むことになります

記事を書いた時、我が家の長男は17歳でした。

本当は、”韓国内で韓国国籍離脱の手続きができない”という条件の深刻さに早く気が付くべきだったのですが、その時は、なぜかあまりピンと来ていませんでした。

韓国では、ルールが役所やその担当者によって違ったり、交渉次第で変わることもよくあったりするので、少し甘くみていたのかもしれません。

韓国籍離脱の手続きで大パニック

ただ、妻が本格的に息子の国籍離脱の始めようとした時に、事の深刻さをまざまざと実感するようになりました

どんなに交渉しようとしても、韓国に住んでいたら、やっぱり韓国籍の離脱の手続きは出来ないことが分かって来たからです。

ちなみに二重国籍の男の子が、海外の韓国領事館で韓国籍の離脱をするには以下のような書類が必要となります。

韓国側で準備する書類

  • 家族証明書(韓国の戸籍謄本)
  • 本人の基本証明書
  • 韓国側の親の基本証明書
  • 全部事項証明書

日本側で準備する書類

  • 申請書
  • 戸籍謄本&韓国語訳
  • 本人の住民票&韓国語訳※親の住民票もあるのが理想
  • 本人の日本のパスポート(旅券)
  • 本人の韓国のパスポート(旅券)
  • 申請料:2,200円

ただ、実際に韓国籍の離脱の手続きをする場合は、必ず管轄の韓国領事館に直接確認する必要があります。

なぜなら、必要書類や条件などは、韓国領事館や担当者によって変わってくるからです。

そして、さらに申請の際は、厳しい条件があります。

実は、申請をしてから審査の結果が出るまで、最大で12ヶ月掛かり、その間、申請者本人が韓国に住んでいたら、国籍離脱の手続きが完了しないとのこと。

もう、我が家は大パニックです・・・

(ちなみに、最初は、申請をした直後から、韓国への入国禁止になるのかと思いましたが、最終結果が受理されるまでは韓国籍も有効なので、一時的に韓国に入国するのは問題ないとのことです。)

韓国の二重国籍制度に詳しい人から聞いた話

また、その際、韓国の二重国籍制度に詳しい方から以下のような話も聞きました。

「もし、お子さんが韓国籍を離脱した後、満18歳の8月末までであれば、F22ビザ(両親のいずれかが韓国籍である場合に取得できるビザ)を申請することが出来ます。

しかし、8月を過ぎると、お子さんは、日本人とまったく同じ立場に立つようになります。」

つまり、韓国籍を離脱した後は、F22ビザを取得しない限り、韓国に滞在できるのは90日までとなります。

そして就労ビザや結婚移民ビザを取得しなければ、韓国で働くこともできなくなります。

実際、長男が8月末までに韓国籍が離脱できる見込みもないですし、その時は韓国にいるかさえも分からないので、F22ビザのことは諦めています。

韓国の二重国籍制度が厳しいワケ

なぜ、韓国籍の離脱手続きがここまで厳しくなったかというと理由は簡単です。

それは、韓国人同士の夫婦が、子供を軍隊に行かせたくないので、アメリカで出産するなどして、他国の国籍を取得し、韓国籍を放棄させ、韓国に住みながら兵役を免除させようとする人が多かったからです。

一応、息子の名誉のために言っておくと、息子は兵役の話がなくても、韓国籍ではなく日本籍を選択するつもりでした

なぜなら、父親(私)が日本人だからです。

なので、そういった長男でも、韓国の二重国籍制度が同じように適用されて、韓国で国籍離脱の手続きが出来なくなってしまったことに対しては、やっぱり不憫に感じてしまいました。

結局、最後はどうなったの?

この韓国の二重国籍問題で家族が大パニックになった後、結局、どうなったかと言いますと・・・

途中の話は、あまりに長いストーリーになってしまうので、思いっきり割愛させて頂きます^^;

実は・・・(´・ω・‘)

長男は、今、アメリカの高校に留学しています。

結果的に韓国の二重国籍制度によって、長男の人生は激変することになりました

ただ、元々、長男はアメリカへの留学願望があったので、結果的にはその予定を1年ほど早める形になったという感じです。

もちろん、アメリカの高校留学は、かなりお金が掛かるので、今は、そっちの方ですごいことになっていますが、ここは、もー、がんばるっきゃありません。

すごくたくましくなっていた長男

実は、長男をアメリカへ留学させるにあたって、親としても、大丈夫かなあとかなり心配していました。

ただ、長男は、中学1年の時に、韓国へ移住し、韓国語が何も分からない状態から、現地の学校へ通い始めたという経験があありました。

だから、異国の文化に飛び込んでいくことに対して、慣れてきたところがあったようで・・・

アメリカの文化へ単身で飛び込んでいくことに対しても、恐れを感じる気持ちはほとんどなかったそうです。

今は、アメリカの学校へ、元気に通っており、毎日、カカオトークでビデオ通話しているのですが、韓国の学校へ通っている時よりも、顔が活き活きしています^^

元々、韓国へ移住する時も、子供達には、国際的な人物になって欲しいと願っていたのですが、親が想像する以上に子供達は、たくましく成長しているみたいです。

韓国に住んでいる日韓カップルで息子さんが将来的に日本国籍を取得しようとしている方にとって、今回の話はかなりショッキングだったかもしれません。

ただ、我が家のように、最終的には雨降って地固まることを願っています!

といいながら、我が家も今はまだ地面がぐちゃぐちゃになっている段階ですけどね~(笑)

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