バナナウユ
たとのことです。
こんにちは!韓国在住日本人のケンです。

私が日本に住んでいた時、韓国へ旅行に行った際、必ず飲んでいたドリンクがあります。それが、バナナウユ(バナナ味牛乳)です。一応、日本でもバナナウユがないか、いろいろなところを探していたのですが、売っていない感じだったので…

バナナウユは韓国で大人気のロングセラー商品です。そんなバナナウユの歴史を紐解いてみると、名前の件で、いろいろ苦労をしていたり、挑戦と失敗を繰り返していたりと、意外に紆余曲折を経ていることが分かってきたんですよね。そこで、この記事ではバナナウユについて、様々な観点から徹底的に解説をしていきます。

バナナウユとは?


バナナウユは、韓国のピンクレというメーカーが1974年6月に販売を開始した乳飲料です。発売が開始されると共に、バナナウユは加工乳のジャンルで売り上げ第一位に踊り出ます。そこからピンクレのロングセラー商品となったバナナウユは、1998年には単一製品での売り上げが300億ウォンを記録し、2001年には売り上げが倍増しました。そして、2018年には、輸出も含めて2,000億ウォンの売り上げを記録し、現在、過去乳の市場で80%のシェアを占めていると言われています。

バナナウユは一見、子供用の甘い飲み物に過ぎないように見えるかもしれません。でも、この程よい甘さが、何とも言えずたまらないんですね~ また、これだけの超ロングセラー商品になっていることもあって、子供の頃にバナナウユの味の虜になり、大人になっても懐かしんで飲み続ける人は、かなりいらっしゃると思います。実際、韓国ドラマを見ていても、そんなシチュエーションを見かけることがありますので。

バナナウユの値段が(涙)
日本に住んでいた頃は、あれだけ飲みたかったバナナウユですが、いざ韓国に来てからは、そこまで頻繁には飲んでいません。飲もうと思ったらいつでも飲めるという安心感があるということもありますが、もう一つの理由は値段です。

バナナウユは量が240mlであるのに対し、値段がコンビでは一個1,700ウォンぐらいと高額な点がネックになっています。もっと手軽に飲める値段だとありがたいんですけどね(涙)

バナナウユの韓国語の名前の裏話

バナナウユは韓国語では、바나나맛우유(バナナ マッ ウユ)と言います。

ハングル カタカナ 意味
바나나맛우유 バナナ マッ ウユ バナナウユ、バナナ牛乳

正確には、日本語ではバナナ味牛乳と訳すのが正しいと言えます。そういう話を聞くと「なんで、バナナ味牛乳という周りくどい名前にするのかな?最初からバナナウユにすれば良かったじゃん。」と思う人がいるかもしれません。でも、このような名前になったことには理由があるのです。

バナナウユが発売が開始された時期は、今と違ってバナナは貴重な果物だったので、バナナウユの中にバナナはまったく入っていませんでした。そのため、合成香料を使ってバナナの味を出していたのですが、当時の食品の表示基準を満たせず、バナナウユ(バナナ牛乳)というストレート名前を付けることができませでした。そのため、바나나맛우유(バナナ マッ ウユ)、すなわち「バナナ味牛乳」という名前になったんですね。

しかも、2009年には法律が改正されて、바나나맛우유(バナナ マッ ウユ)と言う名前も使えなくなるかもしれないという事態が発生しました。しかし、ピンクレはこの危機を乗り越えるため、バナナの果汁を1%加えることによって何とか바나나맛우유(バナナ マッ ウユ)という名前は維持することができたのです。

もし、ここでバナナの果汁が1%未満になっていたら、バナナウユの正式名は、「バナナフレーバー牛乳」みたいな感じになっていたかもしれないですね。

バナナウユの種類


バナナウユで大成功をしたピンクレですが、そういったメーカーが必ずやりたがるのが横展開ですよね。コンビニやスーパーに行くと、バナナウユだけでなく、他の種類のものも売られています。

また、ネットで調べてみると、バナナウユには実に様々な種類のものがあったので、すでに廃盤になったものも含めてご紹介していきます。

市販されている種類

まずは現在も販売が続いている種類の商品です。

韓国語 カタカナ 特徴
바나나맛우유 라이트 バナナマッウユライト 従来のバナナウユよりもカロリーを減らしています。ただちょっと甘みが落ちるので物足りなさを感じるかもしれません。
딸기맛우유 タルギマッウユ 加工乳としてはバナナも有名ですが、イチゴも有名ですよね。ただ、少し甘ったるい感じがします。
바닐라맛우유 バニラマッウユ 2019年に発売されたバニラ味です。エスプレッソやブラックコーヒーに混ぜるとバニララテみたいな味がするということで、一時期ネットで話題になりました。
꿀맛우유 コルマッウユ 2021年に限定発売された「はちみつ味」です。

ちなみに、私はバナナマッウユライトやタルギマッウユを飲んだことがありますが、やっぱりオリジナルのバナナウユには適わないなあというのが正直な感想です。

販売終了となった種類

次に、すでに販売終了となっている種類です。

韓国語 カタカナ 特徴
메론맛우유 メロンマッウユ 2007年に一度発売されましたが、ほとんど売れなかったので販売終了となり、その後、2014年に発売が再開され、2020年には改良版が出ました。しかし、その後、再び、販売終了となっています。
바나나맛우유&토피넛 バナナマッウユ&トフィーナッツ 2012年5月に発売されました。トフィーナッツを追加したものですが、同年の12月には販売終了となっています。
커피맛단지 コピマッタンジ コーヒー味の商品です。

私自身、実際に飲んだわけではないのですが、メロンはやっぱりちょっと微妙かなあと思います^^;

失敗作

最後にご紹介するのは失敗作です。

韓国語 カタカナ 特徴
오디맛우유 オディマッウユ 桑の実味ということで、2018年2月から6月まで限定販売された商品です。
귤맛우유 キュルマッウユ みかん味ということで、2018年11月から販売されましたが、牛乳は合わないということで不評でした。
리치피치맛우유 リチピチマッツウユ 桃の味にライチの香りがする味です
호박고구마맛우유 ホバクコグマッツウユ かぼちゃとさつまいも味といういことで2019年10月に発売されています。甘ったるいということで不評でした。
캔디바맛우유 ケンディバマッウユ キャンディーバー味といういことで2020年4月に発売されました。常温で飲むより、氷と混ぜて飲んだ方が美味しかった言われていました。
애플시나몬맛우유 エップルシナモンマッウユ アップルパイ味ということで、2020年10月に販売が開始されました。ユーザーの間では、かなり賛否両論に分かれたみたいです。
밀크티맛단지 ミルクティマッタンジ ミルクティ味ということで、2021年3月に限定販売されていました。

名前を見るだけでも失敗をした理由が分かるような気がします。しかし、その一方で、メーカー側のチャレンジ精神はすごいなと個人的には思ってしまうんですよね。また、それと同時に、ヒット商品を作ることがいかに大変かということも、こういった失敗作のラインナップを見るとしみじみ感じてしまいます。

バナナウユは日本では売っていない?

私が日本に住んでいた頃は、必死になって探してもバナナウユがなかったのでので諦めるしかありませんでしたが、バナナウユは売っていないかというと、そういうわけでもないようです。いろいろ調べてみると、

ドン・キホーテや

成城石井で売っていたという情報がありました。

あと、ローソンでは以前は売っていましたが、今は売っていないみたいですね…

まとめ

バナナウユは、その歴史を見てみると、名前の件で意外に苦労していたり、第二のバナナウユを開発するために様々なチャレンジをしてきたものの、そのほとんどが失敗をして、いまだにオリジナルに追いつくことができていなかったりと、様々な紆余曲折があったことがお分かりいただけたかと思います。

ただ、バナナウユは今でも、韓国で大人気のロングセラー商品であることには間違いなので、ぜひ韓国に来られる機会があれば、バナナウユの味を堪能してみてください。また、友達とバナナウユを飲まれる機会があれば、ぜひ、この記事をご紹介したうんちくを語ってみてはいかがでしょうか。

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