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こんにちは!韓国在住日本人のケンです。
最近は、日本でも韓国のインスタントラーメンがよく売られていますが、韓国人の人たちは、実際にどんな食べ方をしているかご存知ですか?
ここでは、韓国でラーメンを食べる際に欠かせない鍋や、アレンジの方法、そして調理法まで、様々な視点から、韓国ラーメンの食べ方について解説をしていきます。
韓国ラーメンの食べ方
韓国のラーメンを食べる時、カップ麺で食べるという方法もありますが、美味しく食べたいと思ったら、やっぱり、袋に入ったタイプのものを使って、鍋で作ることをお勧めいたします。
そして、その際に重要になってくるのが、“鍋”です
韓国にはラーメン専用の鍋がある
韓国には、ラーメン専用とも言えるような定番の鍋があります。
その鍋は、韓国で、ヤンウンネンビ(양은냄비)と言います。
ヤンウン(양은)は、「洋銀」という意味で、銅・ニッケル・亜鉛からなる合金です。
そして、ネンビ(냄비)は、「鍋」という意味ですね。
韓国のドラマやバラエティ、あるいは、韓国の庶民的な食堂で、ラーメンを注文した際、見かけた人も多いのではないでしょうか。
韓国では、ヤンウンネンビでラーメンを作ると、最高に美味しくなると言われています。
その理由は、ヤンウンネンビは、他の鍋に比べて、熱の伝導率が高く、ガスの熱をお湯やラーメンに素早く伝え、ラーメンが伸びるのをできるだけ防いでくれるからなんだそうです。
確かにヤンウンネンビを使うと、鍋が一気に熱くなる感じがします^^
ちなみに、日本でもヤンウンネンビを売っているか、調べてみたら、楽天で販売されていました。
あと、韓国では、ヤンウンネンビで、ラーメンを作った後、容器に移さず、そのまま食べることも多いです。
鍋に入れたままで食べてしまえば、お皿洗いの手間が省けますからね!
韓国ラーメンは蓋で食べる?
韓国では、鍋でラーメンを作り、そのまま食べる際、蓋にラーメンを乗せて食べる方もいらっしゃいます。
実は、私の娘も、そうやって食べる派です。
「やっぱり、少し冷ましてから食べたいから?」
と聞いてみると、
「うん、あとは、お行儀よく食べることができるから。」
と答えていました。
一瞬「えっ?」と思いましたが、よくよく考えてみると、確かに、蓋にラーメンを乗せて食べれば、鍋に口を近づける必要がないので、お行儀良く見えるのかもしれませんね^^
蓋がない時の食べ方
その一方で、カップ麺の状態で食べる時などは、身近に蓋がない時もあります。
そんな時は、カップ麺の蓋を使って食べるという方法があります。
これも、娘がやっているということなので、いつもやっている方法を実演してもらいました。
まず、カップ麺の蓋を完全に剥がし、二つ折りにします。
次に3分の1ぐらいのところに合わさるよう折り曲げます。
あとは、パカッと開ければ完成です。
ここに麺を入れながら、食べれば、少し冷めた状態で、かつお行儀よく食べることができます^^
韓国ラーメンのアレンジに最適な具材
韓国のラーメンは普通に食べても美味しいですが、具材(おかず)を入れると、もっと美味しく食べることができます。
そこで、韓国で定番の具材として使われているものをご紹介していきます。
玉子
玉子は、日本だけでなく、韓国でも定番のアレンジ用具材です。
そのまま入れるか、ほぐして入れるかは、好みによっても分かれますが、いずれにせよ、ラーメンを美味しくするという観点では、欠かせないですよね。
あと、辛くて刺激的な韓国のラーメンの味を少しマイルドにするという点でも、玉子は、効果的だと思います。
ネギ
日本でもラーメンにネギを入れる方は多いですが、韓国でもネギはよく使います。
ネギをたっぷり入れて、ネギラーメンとして食べる方もいらっしゃいますよね。
韓国のお餅
韓国には、丸くてスライスしたお餅がありますが、このタイプのお餅と一緒に食べる方も多いです。
特にご飯がない時は、お餅を入れると、お腹もしっかり満たされます。
ちなみに、お餅を入れるタイミングについてですが、お餅は、柔らかくなるのに時間が掛かるので、お湯が湧いたら、すぐに入れるようにしてください。
唐辛子
韓国のインスタントラーメンは、そのほとんどが辛いですが、実は、それでも辛さが物足りないと思う韓国人は多いです。
そういった場合は、唐辛子を刻んで、一緒に煮込み、さらに辛くして食べます。
我が家の家族も、辛~いラーメンを食べたい時は、よくこの方法でアレンジしています。
私は、絶対、ムリですけど^^;
キムチ
韓国で、キムチは、手軽に手に入る食材なので、ラーメンのアレンジ用具材としてもよく使われています。
キムチを入れると、辛いけれども、さっぱりした食感を味わうことができます。
マンドゥ(ぎょうざ)
韓国では、マンデゥ(餃子)を食べることが多いですが、ラーメンとの相性もバッチリです。
この時、使うのは、焼き餃子ではなく水餃子です。
我が家でも、ラーメン、お餅、マンドゥのセットで食べることがよくあります。
マンドゥもお餅と同様に、しっかりお腹を満たしてくれますよね。
韓国ラーメンの美味しい食べ方
韓国ラーメンの美味しい食べ方に関しては、ペク先生(ペク・チョンウォン)という韓国の有名な料理研究家が、以前、テレビで解説をしていました。
その内容がYouTubeでもアップされているのですが、その内容を参考にして、我が家でも実際に作ってみました。
水の量は本当に大切
ラーメンを美味しく作る上で、最初の難関は、水の量です。
水の量が多ければ薄くなってしまいますし、少なければしょっぱくなってしまうからです。
水の量はどうしようか、考えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、答えは簡単です。
それは、ラーメンのパッケージに書いてある水の量に忠実に従うことです。
実際、そこに記載されている水の量は、ラーメンの製造会社の研究者が、テストを繰り返した上で、算出した最適な量を書いているからです。
何事も基本が大事だということで^^
水の量を間違えなければ、第一段階クリアです。
麺を折る時はご注意を
麺をしっかりお湯の中に漬けるために、麺をパキっと折る方がいらっしゃいます。
しかし、そこで麺を折る方向を間違えると、麺が短くなってしまうので、長い麺を楽しみたい方は、麺のラインに沿って折るようにしてください。
ただ、ラーメンによっては、麺のラインが分かりづらいものもあります。
ですから、一番良いのは、やはり、麺を折らなくても、お湯に浸るよう少し大きめの鍋を使うことです。
ラーメンが先?スープが先?
ラーメンと付属のスープやフレークはどちらを先に入れれば良いのでしょうか。
ペク先生は、スープとフレークを先に入れるのが良いと言っています。
その理由は、2つあって、一つは、沸点を上げるため、そしてもう一つは、フレークの味に深みをだすためだそうです。
玉子の入れ方
ペク先生は、動画の中で、玉子とネギを使っています。
玉子の入れ方に関しては、好みの問題もありますが、ペク先生は、
- 半熟の玉子を楽しみたい場合は、ラーメンと一緒に煮込む
- ほぐした玉子を楽しみたい場合は、ラーメンと分けて煮込む
と2つのパターンを紹介していましたが、動画の中では、玉子をほぐすやり方で作っていました。
その場合、ラーメンが、ほとんど茹で上がった段階で、一度、鍋から別の容器に移します。
そして、スープが残っている方に、玉子とネギを入れて、じっくり煮込みます。
その後、麺を入れた容器に、玉子とネギが入ったスープを入れれば、完成です!
今回は、我が家の次男に協力をしてしもらったのですが、次男は、いつもラーメンを本当に美味しそうに作っているので、横で見ていて、いつも感心します^^
ちなみに、ペク先生は、レストラン事業でも成功していて、特に、庶民的な飲食店のチェーン店を大規模に展開している人なので、是非、こちらでご紹介した方法も参考にしてください!
まとめ
韓国は、ラーメンが好きな人達が本当に多い国です。
ヤンウンネンビというラーメンに特化した鍋もあるほどですからね。
日本では、本格的なラーメン屋さんが多いですが、韓国では、インスタントラーメンの方がメインです。
その分、インスタントラーメンを美味しく食べる方法もいろいろ研究されています。
アレンジに関しても、お餅や唐辛子など、日本ではあまり馴染みがない具材を使うことも多いです。
日本のラーメンも美味しいですが、辛ラーメンなど、韓国のラーメンを入手された際は、是非、韓国風のアレンジを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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韓国ラーメン用の鍋20センチの物をロッテマートソウル駅店で買いました。4800ウオンでした。
麺を割らずラーメンを作る場合には、18センチか20センチの鍋が良いですね。
私の定番は、安城湯麺です。
田中利博さん
韓国ラーメン用の鍋があれば、日本のラーメンも美味しく食べられそうですね^^
安城湯麺、私も大好きです。
価格も辛さも控えめなところもGoodです^^
応答せよでは、混ぜご飯も、なべで混ぜて
そのまま、4人くらいがスプーンですくって食べていました。
日本だと、なべのまま食べると、手抜き?というか
そういう習慣がないので、えっという感じです。
たくさん
日本では、一人分ずつに分けて食べることが多いですが、
韓国は、一つの鍋を囲んで食べることは比較的多いところがあります。
その影響で、食べる人数に関係なく、鍋でそのまま食べるパターンが多いのかもしれませんね!
昔、T-ARAジヨンの辛ラーメンCMが話題になりましたが、やはり、鍋蓋を使ってラーメンを食べるCMを日本で流してはダメだと感じました。
文化の差と言ってしまえば、それまでですが、日本でならマナーが悪いと捉えられてしまいますよね。
ご紹介の鍋って、ずっとアルマイト素材だと思ってましたが、洋銀とは。
500円硬貨と同じ材質なんだと知り、少し驚いています。
cdaさん
そういったCMが日本で流れていたんですね。
まあ、郷に入っては郷に従えとも言いますので。
私自身も、韓国で生活している時と日本に行った時は、行動パターンをうまく切り替えられるよう気をつけています。
時々、韓国生活での癖が日本でも出てしまう時もありますが・・・