こんにちは!韓国在住日本人のケンです。
韓国に住んでいると、いろいろなハプニングなどに見舞われることがあります。
そんな時によく使う言葉が、「オットケ」(どうしよう)です。
ただ、このオットケには、似たような発音の言葉がありますので、その違いも含めて解説していきます。
「どうしよう」という意味の어떡해(オットケ)
韓国ドラマを見ていると、困ったことが起こった時に「オットケ」と言うシーンを見た方は多いのではないでしょうか?
ここでのオットケは韓国語で「どうしよう」という意味で「어떡해」と書きます。
「어떡해」の原形は「어떡하다」(オットッカダ)で、「いかにする」、「どういうふうにする」という意味です。
ちなみに、カタカナで書くと「オットケ」ですが、実際に使う時は、「オットッケ~」という感じで、トを強調したり、語尾を伸ばすことが多いです。
語尾を伸ばすと、困ったニュアンスがより伝わるようになるからです。
어떡해(オットケ)の使い方・例文
次に、어떡해(オットケ)の使い方や例文をお伝えしていきます。
어떡해(オットケ)は、相手に対して言う時もあれば、独り言でつぶやく時もあります。
ちなみに、以下の例文は、実際に私が韓国生活で遭遇したシーンも含まれています^^;
어떡해・・・(オットケ・・・)「どうしよう・・・」
先日、妻と登山に行こうと約束していたのですが、天気予報は雨だったので・・・(T-T)
어떡해.(オットケ)「どうしよう」
最近、思春期の息子と娘がシャワーでムチャクチャ水を使うようになり、本当にオットケです(T-T)
어떡해.(オットケ)「どうしよう」
韓国で財布(지갑)を落とすと、戻って来る確率は低いので注意が必要ですm(__)m
어떡해.(オットケ)「どうしよう」
先日、なぜか家のボイラー(보일러)が突然壊れ、部屋も冷え込んで、お湯(따뜻한 물)も出なくなり、非常に困りました^^;
어떡해.(オットケ)「どうしよう」
インターホン(인터폰)はオートロックのことなのですが、先日、突然壊れて、家に入れなくなり、マジで「オットッケ~」でした(ToT)
「どうやって」という意味の어떻게(オットケ)
ところで、「オットケ」というと韓国語にもう一つ어떻게(オットケ)という表現があります。
어떡해(オットケ)と似ていますが、“ト”の部分で、ㄱを使っているか、ㅎを使っているかという違いがあります。
어떻게(オットケ)は、「どうやって」という意味です。
似た言葉としては、
- 이렇게(イロッケ):このように
- 그렇게(クロッケ):そのように
- 저렇게(チョロッケ):あのように
という表現があります。
어떻게(オットケ)の原形は、어떻다(オットッタ)という形容詞で、「どうだ」、「どのようだ」という意味になります。
また、어떻다(オットッタ)は、어떠하다(オットハダ)を短くした言葉でもああるんですね。
어떻게(オットケ)の使い方・例文
어떻게(オットケ)の使い方や例文は以下のようなものがありますが、年齢や名前を丁寧に聞く時など、幅広く使われることが多いです。
「どうしようか?」
「どうやって来られたんですか?」(どういった目的で来られたんですか?)
「お名前はどうなっていますか?」(お名前は何とおっしゃいますか?)
「年齢はどうなっていますか?」(何歳でいらっしゃいますか?)
「どのようにお過ごしですか?」(いかがお過ごしですか?)
어떡해(オットケ)と어떻게(オットケ)の違い
ここまで読んで、段々、頭がこんがらがって来た方もいらっしゃるかもしれません。
それもそのはず、
어떡해(オットケ)と어떻게(オットケ)は、韓国人も混同しやすい言葉ですから。
まず、意味の違いとしては
- 어떡해(オットケ):どうしよう
- 어떻게(オットケ):どうやって
となり、어떡해(オットケ)には「する」という意味まで含まれていますが、어떻게(オットケ)には含まれていません。
その理由は、어떡해(オットケ)の原形である「어떡하다」(オットッカダ)は、어떠하게 하다(オットカゲ ハダ・どうやってする)を短縮した言葉だからです。
そして、어떠하게(オットカゲ)を短縮した言葉が、어떻게(オットケ)となります。
つまり、
- 「どのように」までなら어떻게(オットケ)
- 「どうようにする?(どうしよう)」と「する」という意味も含むのであれば、어떡해(オットケ)
を使うということになります。
ちなみに、発音に関しては、어떡해(オットケ)も어떻게(オットケ)も同じですが、アクセントが違います。
어떡해(オットケ)は感情を込めて使う時が多いので、「オットッケ~」とよく伸ばしたりしますが、어떻게(オットケ)は、基本的に後ろに動詞が来るので、抑揚をつけずに話す時が多いです。
何とな~く、お分かり頂けたでしょうか( ̄∇ ̄)
まとめ
「どうしよう」という意味での어떡해(オットケ)は、韓国に住んでいると、独り言も含めて、本当によく使う言葉です。
私自身、日本にいた時は、「どうしよう」と言ったことは、ほとんどなかったと思うのですが・・・
それだけ、韓国生活は、刺激的で楽しい証拠なのかもしれませんね^-^;
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2つは違う単語なんですね!
今日まで同じだと思って使ってましたよ…
どちらも韓国語初級で習う単語だしにちじょうでも
すみません、また途中で送ってしまいました(泣)
どちらも日常ですごくよく使いますよね。
ケンさん教えてくださってありがとうございます(^^)/
みかんさん
コメント頂き、ありがとうございます。
実は、私もいざ記事を書こうと思った時に気が付き・・・
妻にも確認しながら、整理したところです^^;
それにしても、「オットケ」は本当によく使いますよね~
ここしか見てないのですが…
연세가 어떻게 되세요?(ヨンセヌン オットケ テセヨ?)
「年齢はどうなっていますか?」(何歳でいらっしゃいますか?)
ヨンセヌンではなく、ヨンセガでは無いでしょうか?
失礼しましたm(__)m
修正しました!