チョンマネヨ 韓国語

こんにちは!韓国在住日本人のケンです。

「どういたしまして」を韓国語で何と言うかと聞かれたら、韓国語を少し習っている人は、「そりゃあ、チョンマネヨでしょー」という方は多いと思います。

ところが・・・

実は、韓国では「チョンマネヨ」という表現は全然使われないってご存知でしたか?

今回は、その理由についてお伝えしていきます。

チョンマネヨの意味

チョンマネヨは、韓国語で“천만에요”と書きます。

ハングル カタカナ 意味
천만에요 チョンマネヨ どういたしまして

“천만에요(チョンマネヨ)”は、“천만에(チョンマネ)”という言葉に丁寧な表現である“요(ヨ)”が付いた言葉です。

“천만에(チョンマネ)”は「どういたしまして」というように相手の言葉に対して謙遜して使う表現です。

また、相手の言葉に同意しないという意味で使う時もあります。

例えば、

ハングル A: 금요일이니까 피곤하겠어요?
B: 천만에요 난 괜찮아요.
カタカナ A: クミョイリニカ ピゴナゲッチョ?
B: チョンマネヨ。ナンケンチャナヨ。
日本語訳 A: 金曜日だから疲れたでしょう?
B: とんでもない。大丈夫ですよ

という感じで使ったりします。

チョンマネヨが韓国で使われない理由とは?

しかし、この“천만에요(チョンマネヨ)”、実は、韓国ではほとんど使われません。

実際、韓国人がお礼を言った際に、相手から、“천만에요(チョンマネヨ)”言われたらどう感じるのか、韓国人の妻に聞いてみました。

すると、“어색하다(オセッカダ)”という返事が返ってきたんですね。

“어색하다(オセッカダ)”には、「きまりが悪い」とか「気まずい」という意味があります。

つまり、“천만에요(チョンマネヨ)”と言ったら相手がぎこちなく感じてしまう可能性が高いというのです。

ですから、韓国人と話をする時は、“천만에요(チョンマネヨ)”をなるべく使わない方が良いでしょう。

「チョンマネヨ」の代わりに使われる言葉とは?

では、韓国では、誰かから、お礼を言われた時、どう返事をすれば良いのでしょうか?

いくつかのパターンがあるので、ご紹介していきますね。

「ネー」

ハングル カタカナ 意味
네~ ネー はーい

もし、簡単に返事をしたかったら、“네(ネー)”で大丈夫です。

日本語だったら「はーい」という意味ですね。

日本だったら、「ありがとうございました」と言われたら、「いやいや、大したことないですよ」と謙遜することが多いですが、韓国では、素直に答えることが多いんです

「アニエヨ~」

ハングル カタカナ 意味
아니에요 アニエヨ とんでもない

もし、謙遜に答えたい場合は、“아니에요(アニエヨ)”と言えば良いでしょう。

日本語では「とんでもない」と訳すことが出来ます。

「コマッキニョ」

ハングル カタカナ 意味
고맙긴요 コマッキニョ ありがとうだなんて

こちらも、謙遜な表現ですが、コマッキニョ(고맙긴요)という場合もあります。

日本語にしたら、「ありがとうだなんて」と言う意味です。

「ケンチャナヨ」

ハングル カタカナ 意味
괜찮아요~ ケンチャナヨ~ 大丈夫ですよ~

感謝をされたら、“괜찮아요(ケンチャナヨ)”という時もあります。

日本語では「大丈夫ですよ~」と訳せます。

韓国はケンチャナヨ文化なので、こういう時にもケンチャナヨは使えます。

「ネガ コマプッチョ」

ハングル カタカナ 意味
내가 고맙죠 ネガ コマプチョ こちらこそありがという

日本では、感謝をされたら「お礼を言いたいのは私の方です」と答える時がありますよね。

その言葉に該当する韓国語は、내가 고맙죠(ネガ コマプチョ)です。

「こちらこそありがという」という表現を使いたい時は、この言葉を使うと良いでしょう。

「ムォルリョ」

ハングル カタカナ 意味
뭘요 ムォルリョ 何を(いえいえ)

これも、謙虚な返事になりますが、뭘요(ムォルリョ)と言う場合もあります。

直訳したら「何を」ですが、日本語的に訳すと「いえいえ」という感じです。

「ピョルマルッスムリョ」

ハングル カタカナ 意味
별말씀을요 ピョルマルッスムリョ とんでもないです

별말씀을요(ピョルマルッスムリョ)は、「とんでもないです。」という意味で使います。

별말씀(ピョルマルスム)は「意外なお話」、「とんでもないお話」という意味です。

つまり、「ありがとう」という言葉なんてとんでもないという意味となります。

「チョンマネヨ」って結局・・・

確かに、日本語の「どういたしまして」や、英語の「You’re Welcome!」の韓国語訳は、“천만에요(チョンマネヨ)”です。

でも、それは、あくまでも教科書での話。

教科書では、言葉の意味を正確に訳そうとするから、学術的な観点で「チョンマネヨ」が出て来るのかなって思います。

でも、実際に、どんな言葉が選択されるかは、その国の文化によって大分違うことがあります

「チョンマネヨ」はまさにその典型的な例だと言えますよね。

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