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ネッコヤ 韓国語

こんにちは!韓国在住日本人のケンです。

韓国の歌や韓国ドラマのセリフの中で「ネッコヤ」という表現が出て来る時があります。

或いは、「ノン ネッコヤ」という表現を聞いた人もいらっしゃるのではないでしょうか。

そう聞くと、日本人の方は、「根っこ」とか「猫」を思う浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、違いますよ~

今回は、時には甘く、時にはわがままな響きがある「ネッコヤ」についてお伝えしていきます。

ネッコヤの意味

ネッコヤは、韓国語で“내꺼야”と書きます。

ハングル カタカナ 意味
내꺼야 ネッコヤ 私のものだ、僕のものだ

ネッコヤは、元々、“나의 것이야 (ナエ コシヤ)”が省略されて出来た表現です。

これを日本語に訳すと、「私のものだ」「僕のものだ」という意味になります。

また、語尾の“야(ヤ)” は、「~なの」とか「~だよ」と訳すことが出来るパンマル(ぞんざいな表現)です。

ですから、ネッコヤは、目下の下や、親しい人に対して使う表現となります。

ネッコヤとネゴヤの違い

“내꺼야(ネッコヤ)”と同じ意味の表現として“내거야”という表現があります。

ハングル カタカナ 意味
내거야 ネゴヤ 私のものだ、僕のものだ

ネッコヤの“コ”にあたる部分が、“꺼” となるか、あるいは、“거” になるかという違いがある訳ですね。

では、「どちらがより正しいの?」という話になるかと思いますが、厳密に言うと、

  • 내꺼야:口語表現、会話の際は、こちらの言い方になる
  • 내거야:正式な表現、書く時は、こちらの書き方になる

という形で区別します。

正式には “내거야” が正しいのですが、“내거야”を、そのまま発音すると、「ネゴヤ」となって、不自然な感じになります。

ですから、実際の会話で使う時は、“내꺼야” と発音して、使い分けています。

ただ、書く時にも、“내꺼야” と表記する人は多いです。

ネッコヤの使い方

ネッコヤは、自分のものをアピールする時に使う表現です。

例えば、こんな感じで使います。

ノン ネッコヤの意味

恋人同士で、男性が女性に対して、

ハングル 넌 내거야.
カタカナ ノン ネッコヤ。
日本語訳 お前は俺のものだ。

と言ったりします。

或いは、その逆のパターンで、PRODUCE48というガールズグループのデビュー曲であるネッコヤという歌の中にも

ハングル 넌 꼭 내꺼야.
カタカナ ノン コッ ネッコヤ。
日本語訳 あたなは、きっと私のものよ。
ハングル 오늘부터 내꺼야.
カタカナ オヌルプト ネッコヤ。
日本語訳 今日から、私のものよ。

という歌詞が出て来ます。

韓国人の恋人や奥さんがいて、甘~い関係を築いている方は、是非、使ってみて下さい。

物の所有権を主張する時

或いは、食べ物など、物に対して、自分の所有権を主張する時にも“내꺼야(ネッコヤ)”を使ったりします。

ハングル A: 여기 있는 과자는 누구거야?
B: 그건 내거야. 절대 먹지마.
カタカナ A: イ カジャヌン ヌグッコヤ?
B: クゴン ネッコヤ。チョルテ モクチマ。
日本語訳 A: ここにあるお菓子は誰の?
B: それ私のもの。絶対、食べちゃダメよ。

我が家でも誰のものか分からず、勝手に食べてしまうと、後で大変な騒ぎになってしまう時があるので、こういうやり取りは重要です。

「根っこ」や「猫」が気になった方へ・・・

韓国語で「ネッコヤ」と聞いたら、「えっ、根っこ?猫?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

そういった方にも補足解説をしていくと・・・

根っこは、韓国語で“뿌리”と言います。

ハングル カタカナ 意味
뿌리 プリ 根っこ

植物の根っこを表す時も、プリですし、物事の土台となるような部分を指す時もプリという表現を使います。

そして、猫は、韓国語で“고양이”と言います。

ハングル カタカナ 意味
고양이 コヤンイ

もし、ネッコヤと聞いて、根っこや猫のイメージが頭の中を駆け巡りそうになったら、こちらの表現を思い出して下さいね。

まとめ

ネッコヤは、「私のもの」という意味ですし、普段、生活をしている時に、「これ誰の~?」と聞かれた際、「ネッコヤ~」というケースは、よくあります。

あと、一つ、注意すべきなのは、ネッコヤは、使い方によって、わがままに聞こえてしまう場合もあるという点です。

我が家でも、子供が自分のお菓子が他の家族に食べられないようにするため、「ネッコヤ~」とアピールするのをよく聞きますし・・・

男女の関係でも、あんまり「ネッコヤ、ネッコヤ」と言っていると、独占欲が出過ぎて、相手は束縛を感じてしまうかもしれません。

ここら辺は、いかに柔らかく、時には可愛く表現できるかがポイントなのかなって思います。

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