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韓国 働く

こんにちは!韓国在住日本人のケンです。

実は、先日、韓国への移住に関心のある方から、韓国に住みながら、どんな仕事をすれば良いのか聞かれたんですね。

また、私がどうやって働いているかも聞かれまして。

そういえば、私もブログの中で自分の仕事について書いたことってあまりなかったですよね^^;

そこで、今回は、私の体験談も踏まえながら、韓国、そして海外生活をする際、最も重要になってくる“仕事”というテーマについて、いろいろ書いてみました。

(韓国で働く日本人の中には駐在員の方もたくさんいらっしゃいますが、今回は、会社からの要請ではなく、自分で仕事を探す場合についてお伝えしています)

韓国で働くためには?

最初は、韓国で働くための一般的なお話をしていきながら、その後、私が最終的に選んだやり方をお伝えしていきます。

ビザについて

韓国で働く際は、仕事が出来るビザを持っていなければなりません。

ビザに関しては、ここでは詳しく書きませんが、基本的には、

  • 短期就労(C-4)
  • 専門技術(E-1~7)
  • 研修就労(E-8)
  • 非専門就労(E-9)
  • 来航船員(E-10)
  • 観光就労(H-1)
  • 居住(F-2)および一定の条件下の在外同胞(F-4)
  • 永住(F-5)

などがあるとのことです。

また、私のように韓国人と結婚をした人は、結婚移民(F-6)というビザを取得しますが、そのビザでも働くことが可能です。

韓国語の実力

韓国で働くために、やはり、どうしても必須となってくるのが韓国語の実力です。

私も韓国へ移住した際、いろいろな求人情報を見てみましたが、韓国語に関しては、TOPIKと呼ばれる韓国語能力試験で6級に合格することがほとんど必須となっています。

当たり前の話ではありますが、やっぱり、韓国で働く上で、言葉が出来るかどうかは本当に重要な問題です。

TOPIKの試験は、2ヶ月に1回ぐらいのペースで行われ、試験会場は、2020年の段階で、韓国で62地域、海外だと86ヵ国246ヶ所となっています。

TOPIKの試験会場(韓国)

ですから、将来的に韓国で働きたいと思っている人は、今の内から、TOPIKの試験にチャレンジされたら良いと思います。

やっぱり目標をもって、勉強をすると自然と身が入るものですし、韓国語もグンと上達しやすくなりますよ^^

韓国語ができない人は?

では、韓国語ができない人は、韓国で仕事が出来ないかというと、そういう訳でもありません。

一つの方法として、日本語教師という道があります。

私の知り合いでも、韓国に来て、まずは日本語教師からスタートしたという方は多いです。

日本語教師となるためには、

  • 日本語教育能力検定試験の合格
  • 大学での日本語教育主専攻(副専攻も可のことが多い)修了
  • 教育機関で420時間の日本語教師養成講座を修了する

のいずれかの条件を満たす必要があります。

最近は、ネットを使った通信教育などで学んで、日本語教師を目指す道もあるようです。

ただ、日本語教師だけだと、給料が安いというデメリットがあります。

なので私の知り合いの中には、日本語教師をやりながら、韓国の生活に慣れて、もっと給料の高い仕事に転職する人もいれば、日本語教師としてさらにグレードアップして、学校の職員、或いは、教授になる方もいらっしゃいます。

日本語教師は、海外生活の入り口的な仕事としても良いですし、年齢はあまり問われないという点でもメリットが大きいですよね。

ただ、以前に比べると、韓国では、日本語教師に対する需要が減って来ていることも注意しておく必要があります。

韓国で働く日本人の例

実際、韓国に住む私の友人や知り合いの日本人の方々は、どんな仕事をしているのか、思いつく限りお伝えしていきます。

  • 韓国のメディアでジャーナリストとして活躍
  • 韓国の商品をBUYMAやアマゾンなどで販売
  • 貿易関係の仕事
  • 大学の教授の先生
  • 大学のスタッフ
  • 特許事務所で勤務
  • 韓国の製薬会社で勤務
  • 韓国の留学エージェントで仕事
  • コンビニの経営
  • 明洞でチラシ配り
  • 法律事務所で勤務
  • 工場勤務
  • 飲食店を経営
  • 検品の仕事(日本人は検品スキルが高いと思われているそうです)
  • 韓国の旅行会社

皆さんのお話を伺っていると、いろいろな苦労を経られながら、今の仕事を見つけられたんだなあと、しみじみ感じることが多いです。

実は人脈がすごく大切

韓国で仕事を探す場合、もちろん、求人情報から探すという方法もありますが、韓国では、人脈で仕事が見つかるケースがよくあります

たまたまバイトをしていたところで、知り合いになった人の紹介とか、親戚のつてからという話はよく聞きます。

韓国は人脈社会なので、そういうルートがある人は、どんどん活かした方が良いでしょう。

韓国で働く場合の給料は?


韓国で働く場合、どれくらい給料がもらえるか気になる方もいらっしゃるかと思いますが、これは勤め先が、大企業か、中小企業かで、かなり違いがあります

もし大企業で働くことが出来れば、月収500~700万ウォン(約50~70万円)をもらえたりもしますが、中小企業だと月収が200~300万ウォン(約20~30万円)ぐらいの間に収まることが多いです。

韓国では、大企業と中小企業で賃金の格差が大きいので、中小企業だとやっぱり給料はかなり安くなります。

だから、韓国では、大企業に入るために皆、必死になって勉強しますし、大企業に入れなければ、働く意欲自体を失くしてしまう若者も多いです。

韓国の旅行会社の月収に絶句

実は、私、日本に住んでいた時、旅行会社で働いていました。

ですから、韓国へ移住することを決めた時、仕事の関係でお付き合いがあった韓国の旅行会社の方に働かせて欲しいとお願いしたことがあったんですね。

しかし、その時、その人から、

「じゃあ、最初は、アルバイト契約からで、給料は月150万ウォン(約15万円)ね。」

と言われて絶句しました。

日本の旅行会社で働いていた時の給料の大体半額ぐらいでしたからね。

今となっては笑える話ですが、当時の私は、その人にかなり期待していたので、ムチャクチャ焦りました^^;

韓国で働くことを放棄して取った行動とは?


私が、韓国に移住した時は、既に40代に突入していました。

しかも、韓国語は中級レベル

日常会話程度なら、出来ますが、到底、ビジネスで使えるレベルではありません。

それでも何とかならないかと思って、仕事を探してみましたが、客観的に考えてみて、非常に厳しかったんですよね。

そこで、私が見つけた仕事は、今だからお話しますけど・・・

日本のネットショップのサイト管理というお仕事でした。

つまり、今風に表現すると、テレワークとかリモートワークというものです。

お店は、日本にあってそこにスタッフがいて、受注や発送をやってくれて、私が、韓国にいながら、ネットショップの管理を行うという感じで働かせてもらったんですね。

当時は、テレワークという言葉自体が馴染みのない時代でしたから、そのお店の社長はかなり先見の明があったのかもしれません。

そして、使用言語は、私が大得意な日本語(笑)

日本のスタッフとのやり取りは、スカイプがあれば出来ましたし、仕事はWEB上で完結したので、韓国にいても、何とか仕事をすることが出来ました。

もちろん、現場スタッフの方のサポートがあって出来ていた部分もありますし、そういった意味で、職場の仲間には本当に感謝です。

もし、移住したタイミングが、インターネットが発達していない時代であれば、私は路頭に迷っていた可能性が極めて高かったでしょう

ですから、私は非常にラッキーでした^^

海外でテレワークをするメリット

先日、私に韓国での仕事について相談された方にも、お伝えしたのですが、自分の経験からも見ても、やっぱり海外でテレワークをするメリットは、かなり大きいと思っています。

日本語環境だから能力を発揮できやすい

まず、日本語の環境で仕事が出来るので、自分の能力をしっかり発揮しやすくなります。

もちろん、まだ年齢的に若ければ、現地の言葉を必死に学んで、現地の会社で働くのもアリだと思います。

若い時は何事も経験が大切ですからね。

ただ、ある程度、年齢を重ねた上で、海外へ移住するとなると、言葉を覚えるのにも時間が掛かってしまいます

そして外国の言語を流暢に話せないと、その分、レベルの高い仕事に就くのが難しくなります。

でも、日本語の環境であれば、今までのスキルの延長で仕事が出来る可能性が高いです

万が一の時はすぐに帰国できる

私の周りの人達を見ていると、特に、男性で韓国へ移住する人たちの中には、途中で韓国生活を諦めて日本に帰ってしまうケースが非常に多いです。

ただ、日本に戻って、またゼロから仕事を探すことは本当に大変だと思います。

しかし、日本の会社でリモートワークが出来ていれば、万が一、諸事情で日本へ戻ることになっても、仕事を変える必要がありません。

こういったリスク対策をしておくだけでも、実は、精神的にはかなり楽になるものです

海外生活をする場合は、現地に骨を埋める覚悟というものも、ある意味、必要なのかもしれません。

ただ、退路を断ってしまうと、いざ、現地での生活が厳しくなった時、本当に苦しくなってしまいます

テレワークは、そういった時のリスク回避が出来るというメリットもあります。

韓国生活最大のピンチ!?

ただ、そんな私の韓国生活にも、転機が訪れます。

これも、今だから話しますが、ちょっと前に、それまで働いていた仕事を辞めることになりまして・・・

ということで、今まで通り、テレワークが出来る日本語の会社を探し始めたんですね。

もし、「将来的に海外移住したいなあ。」と思っている方がいらっしゃれば、ここからのお話はすごく参考になるかもしれません。

なぜなら、テレワークが出来る仕事が見つかれば、海外移住は簡単に出来るようになる可能性が高いからです。

ただ、テレワークの仕事を見つけるのは、意外に難しかったりもするので、対処法を含めて体験談をお伝えしていきます。

テレワークの仕事を見つけるための戦略


実は、その頃、日本ではテレワークという働き方が注目されていたので、

「この波に乗ったらイケるんじゃないか」

と思って、転職サイトでいろいろ探してみたんです。

でも、なかなか、テレワークが可能な仕事って、見つからないもので・・・

やっと「テレワーク可能」という条件の仕事を見つけて応募しても、すぐに断られ、段々、焦って来ました。

「このままじゃ、日本に帰ることになるかもしれないし、そうなったら韓国ブログも終了かな・・・」

という気持ちが頭をよぎったりしました。

今だからこそ、言えますが、当時の私は韓国生活最大のピンチを迎えていた訳です。

仕事探しの作戦を一気に変更

ただ、途中から作戦を変えました。

まず、自分が今までテレワークのスペシャリストであることを履歴書や職務経歴書にばっちり書いたんです。

その上で、“テレワーク可”と募集要項に書いていなくても、「ここならテレワークが出来るかも」という会社にバンバン履歴書を送りまくったんですね

そうすると、選択肢の幅が一気に広がります。

転職を成功させるコツは、出来るだけ多くの会社に応募することだと思います。

私も、100ヶ所以上に履歴書を送ったかと思います。

ただ、元々、どこも、テレワークを募集していない会社ということもあり、速攻で断られるところが大半です。

それはそれでしょうがないことだと思って諦め、半分割り切ったような気持ちで、ひたすら履歴書を送り続けます。

その結果、二社から、面談をしてもらって、その内の一社で仕事が見つかりました。

新しい会社の社長さんは、非常に柔軟性のある方で、人としても尊敬できる方ですし、本当にありがたかったです。

転職活動の期間は、1ヶ月ぐらいで済ますことが出来て、正直、すごくホッとしました。

こうやって、私は、韓国での生活を無事に続けられるようになり、ブログ終了宣言を出さずに済んだ訳です。

転職サイトに登録しまくる

今回、私がテレワークの仕事を早く見つけられたポイントは、転職サイトに登録しまくって、履歴書を送りまくったことだと思っています。

ということで、ご参考までに転職サイトのリストをお伝えしておきます。

リクナビNEXT

株式会社リクルートが運用している転職サイトですが、個人的にはこちらが一番使いやすかったです。

案件数も多く、いろいろ応募を出していると、類似した案件を提示してくれたり、あと企業の方からも気になるリストに追加してもらえるので、そこから応募する時もよくありました。

>>リクナビNEXTの公式HP

Reworker

「リモートワーク」、「副業可」、「フリーランス」、「時短勤務」など新しい働き方の求人だけを紹介しているサービスです。

ただ、業種的には、誰でも出来そうだけれども

  • 給料がすごく安い仕事
  • 給料が高いけれども、高度な専門スキルを求められる仕事

に分かれ、二極化しています。

ですから、女性がパート的に探すか、既に技術を持っている方が探す場合は有効だと思います。

>>Reworkerの公式サイト

楽天仕事紹介

楽天のネットショップに限定した求人サイトです。

私自身、ネットショップで仕事を探していたので、このサイトはかなり重宝させて頂きました。

ネットショップは、やり方によってはテレワークも可能なので、チャレンジしてみる価値はあるかと思います。

>>Rakuten 仕事紹介の公式サイト

求人ボックス

求人ボックスは、いろいろな求人サイトの情報をまとめたサイトです。

キーワードを登録をしておくと、毎日、その条件に合った仕事の一覧がメールで送られて来ます。

かなり量の情報を送ってくれるので「こういう仕事もあるんだ」と、いろいろ勉強になることも多いです。

>>求人ボックスの公式サイト

doda

こちらも大手の転職サイトですね。

扱っている求人案件も多いのですが、サイトの使い勝手はちょっと悪いかなという感じです。

dodaの公式サイト

海外でテレワークをするデメリット


あと、最後に、テレワークのデメリットも書いておきます。

テレワークは孤独

テレワークの一番のデメリットは、孤独だということです。

特に海外でテレワークをやっていると、人と会う機会が極端に減ります。

私自身も、本来は、みんなとワイワイ楽しく仕事をするのが好きなタイプなので、正直、精神的にかなりきつかった時もありました。

ただ、それでもがんばっていると、良い意味で段々と感覚が麻痺してくるところがあります^^;

自己管理能力がなければ出来ない

テレワークは、自己管理能力が問われるという点でも大変だったりします。

通勤する必要がないという点ではメリットが大きいですが、その一方で、気持ちの切り替えが難しいというデメリットがあります。

あと、ずっと、机の前に座っているので、自分で時間を見つけて、運動をする必要も出て来ます。

成果が問われやすい

テレワークをやっていると、周りの人達から、何だか楽をしているようで「いいですね~」と羨ましがられることもありますが、実際は逆です。

会社の人からは、こちらが見えない分、目に見える形での成果を出せないと「本当にちゃんと仕事をしているのか」と疑われ、存在意義が問われることにもつながり兼ねないからです

ですから、テレワークを長く続けようと思った場合は、たとえ人が見ていなくても、黙々とがんばり様々な形で目に見える成果を出し続ける必要があります。

まとめ

韓国で働く場合、ビザと語学の問題をまずクリアする必要があります。

ただ、それらの問題をクリアしたとしても、日本人が韓国で仕事を見つけることは簡単ではありません。

ですから、個人的には、日本でテレワークの出来る会社を見つけて、それから海外へ移住するのも一つの選択肢かなと思っています。

もちろん、テレワークは、簡単ではないことも多いですが、様々な形でメリットがあるのも事実です。

特に、今は、テレワークという働き方が注目されていて、海外移住を希望している人にとっては、追い風だと思いますので、是非、がんばってみて下さいね。

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