こんにちは!韓国在住日本人のケンです。
韓国語では、「いつも」という意味を持つ表現がいくつかあります。
代表的なものとして、「オンジェナ」、「ハンサン」、「ヌル」がありますし、他にもいくつかの表現があります。
ここでは、これらの表現の違いについて解説をしていきます。
「いつも」の韓国語3つ
「いつも」と訳せる韓国語と言えば、基本的に以下の3つとなります。
- オンジェナ(언제나)
- ハンサン(항상)
- ヌル(늘)
これらの意味の違いについて、韓国人に聞いたら「基本的には、どれも同じ意味だよ」と答えるでしょう。
もちろん、これらの表現は自由に言い変えられることが多いです。
ただ、日本人から見ると、厳密な違いがいろいろ気になるところなので、まとめてみました^^
オンジェナ(언제나)
“オンジェナ(언제나)”は、「いつも」という意味も含めて、3つの使い方があります。
- いつも、常に、しょっちゅう
- いつでも、どんな時も
- いつ頃、いつになったら
例文を挙げてみましょう。
いつも美味しい食事を作ってくれて、ありがとう。
これは、1の意味で使う場合でが、こういったケースでは、ハンサン(항상)やヌル(늘)に言い換えることも可能ですね。
また、“オンジェナ(언제나)”は、分解すると、“オンジェ(언제)”と“ナ(나)”に分けることが出来ます。
“オンジェ(언제)”は、「いつ」で、“ナ(나)”は、強調する接尾辞です。
そういった構成から、2番目の意味が出て来ます。
ですから、例えば、
僕はいつも君の味方だよ。
というように、「いつでも」とか「どんな時も」というニュアンスで使いたい時は、「オンジェナ」を使うと良いでしょう。
また、3番目の意味は、“オンジェナ(언제나)”独自の使い方となります。
私は、いつになったら、あんな大きな家に住むのか。
しかし、実際のところ、この意味で使うことはほとんどないので、あくまでもご参考程度に覚えておいて下さいm(__)m
ハンサン(항상)
“ハンサン(항상)”は、「恒常」という漢字をハングル読みした表現です。
そこから「いつも」「常時」「常々」という意味になります。
漢字の意味からも分かるように、ハンサン(항상)は、ある状態が、ずっと続いているというニュアンスです。
また、“ハンサン(항상)” は、「いつも」を強調する時によく使います。
お前はいつもそうだ。
という感じで、相手が、いつも気に入らないことをしていることを怒って指摘する際、“ハンサン(항상)”を強調しながら使うことは多いです。
私も感情が高まった時はついつい“ハンサン(항상)”といいながら・・・(反省)
また、「ハンサン」は、「いつも」という意味で使う表現の中では、最も使用頻度が高い言葉でもあります。
ヌル(늘)
“ヌル(늘)”は、「いつも」「常に」「しょっちゅう」という意味で使います。
意味としては、“ハンサン(항상)”と同じですが、ハンサンに比べると、少し控えめで柔らかいニュアンスがあります。
私は、未来に対していつも希望を持っています。
「いつも」とも訳せる韓国語3つ
「いつも」と訳せる韓国語には、上記の3つ以外にもいろいろあります。
ボンボニ(번번이)
“ボンボニ(번번이)” も「いつも」という意味で使いますが、他にも「毎度」、「その都度」という意味があります。
いつもお世話になって、すみません。
ニュアンスとしては、機会があるごとにという感じですね。
メンナル(맨날)
“メンナル(맨날)”にも、「いつも」という意味があります。
ただ、メンナル맨날は、漢字で書くと、「毎日」で書くので、そちらのニュアンスで使うことが多いです。
私は、毎日、同じ時間に起きます。
私も、毎日、必ず同じ時間に起きるので、目覚まし時計代わりに使われております^^;
このように、毎日、やることを強調したい場合は、“メンナル(맨날)”を使うと良いでしょう。
メボン(매번)
メボン(매번)は、「いつも」として訳すことも出来れば、漢字で書くと「毎度」となるので、「毎度」や「毎回」と訳すことも出来ます。
毎回、助けてくれてありがとう。
ヨンウォニ(영원히)
“ヨンウォニ(영원히)”は、「いつも」と訳すことも出来ますが、元々は、「永遠に」という意味なので、「いつも」と訳せる韓国語の中でも、一番、期間が長い表現ですよね。
永遠にあなたを愛します。
永遠の愛を誓える方は、使って下さい^^
まとめ
「いつも」という意味の韓国語は、大きなものだと3つぐらいですが、「いつも」と訳せる韓国語だと、さらにあります。
- オンジェナ(언제나)
- ハンサン(항상)
- ヌル(늘)
- ボンボニ(번번이)
- メンナル(맨날)
- メボン(매번)
- ヨンウォニ(영원히)
基本的には、“オンジェナ(언제나)”、“ハンサン(항상)”、そして“ヌル(늘)”を使いますし、この3つは同じような意味で使うことが多いです。
後は、こちらの記事でご紹介した、微妙な意味の違いを押さえながら、いろいろ使ってみて下さいね。
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