私は、韓国語で会話をする際「クロニカ」という韓国語をよく使います。
「クロニカ」は、基本的には、前後の文章を繋げる時に使う表現ですが、実は、相槌としても使えるんです。
そこで、今回は「クロニカ」の意味や使い方ををご紹介します。
また、「クロニカ」とよく似た表現で「クレソ」があるのですが、韓国人でも説明しづらい、その微妙な違いについて解説をしていきますので、是非、ご参考にして下さい!
「だから」という意味での「クロニカ」
「クロニカ」は、韓国語で「그러니까」と書きます。
基本的な意味は、「だから」です。
「クロニカ」は、前の文章、或いは以前、言ったことが理由となって、それに対して結果的にどうなるのか、どうしたいか、或いは、どうして欲しいのかという文章をつなげる際に使う表現です。
また、「クロニカ(그러니까)」を省略して、「クニカ(그니까)」という表現を使う場合もありますね。
「クロニカ(그러니까)」の具体的な例文を挙げてみると、以下のような感じです。
今日は、仕事がすごくたくさんあるんだ。だから家には早く帰れない。
これは、「クロニカ」の最も一般的な使い方だと言えます。
前と後ろの文章の因果関係を明確にした表現ですよね。
だから僕が言ったでしょう。
誰かに対して、忠告をしたけれども、相手が忠告を聞かず、結果的に失敗してしまった時、日本語だと「だから言ったでしょ」と呆れながら言う時ってありますよね。
例えば、私は、妻が「辛いインスタントラーメンを食べすぎるとお腹壊すわよ」と忠告をしたにも関わらず、ラーメンを食べた後、お腹が「イテテテテ」となったりすることがよくあります。
そんな私を見ながら、妻は「クロニカ ネガ マレッチ」と言います^^;
だから何?
誰かから、何か気に障るようなことを言われたら、「だから何?」と言い返したりしますよね。
こういった時も韓国語では、そのまま「クロニカ ムォ」と言うことが出来ます。
もちろん、相手に喧嘩を売るような表現なので、ご使用の際は、くれぐれもご注意くださいm(__)m
相づちとしての「クロニカ」
実は、この「クロニカ」は相槌にもよく使えます。
日本語では、「だから」と訳せる時もあれば、「そう!」と訳せる時もあります。
例文を挙げてみると、
あ~ だから~
という感じで、「だからなんだ~」という時に「クロニカ」を使ったりします。
或いは、
あそこの男性、すごく格好よくない?!
그러니까(クロニカ)
そう!
という感じで、「そうだ」と深く同意する時にも使えます。
また、
そう、そう!
とクロニカを2回連発して、「そう!そう!」という時もあります。
声のトーンを少し上げて「クロニカ~」というと、話が盛り上がりますよね^^
そして、私が、普段の生活で何故か使ってしまうのは、
そうだよね。
という表現です。
これは、「クロニカ」という相槌をもっと丁寧にいう時に使う表現なのですが、私自身、性格が真面目なためなのか・・・
どうしても「マリヤ」を付けてしまいます^^;
クロニカとクレソとの違い
「クロニカ(그러니까)」とよく似た表現で「クレソ(그래서)」があります。
「クレソ(그래서)」は、「それで」、「そうして」という意味です。
「クロニカ」と「クレソ」は同じような意味で使うことが多いので、違いを聞かれると、実は、韓国人でも「うーん」となってしまう時が多いです。
ただ、敢えて違いを言うならば、
- クロニカ(그러니까):より主観的な表現をしたい時に使う表現(英語であれば、that’s why)
- クレソ(그래서):次、より客観的な表現をしたい時に使う表現(英語であれば、and then)
という傾向があります。
例えば、
娘は昨日、宿題をやりませんでした。
という文章に対して、
だから、今、宿題をやらなければならない。
と、主観を述べる時は、クロニカ(그러니까)を使う方が適切です。
その一方で、
だから、今、宿題をやっています。
と、客観的な事実を述べる時は、クレソ(그래서)を使う方が適切です。
ただ、上記の例文で、クロニカ(그러니까)とクレソ(그래서)を入れ替えても決して間違いではありません。
なので、ほぼ同じ意味だと言っても過言ではないのですね。
まとめ
韓国語の「クロニカ」は、
- 文の途中で使う場合は、「だから」
- 相槌で使う場合は、「だから」とか「そう」
という意味で使うことが出来る表現です。
私は、相槌でよく使うことが多いのですが、皆さんも機会があれば、是非、気軽に使ってみて下さい!
合わせて読みたい記事
クロニカのカはサンキオなので
クロニッカの方が近いような気がします。
いずれにせよ、カタカナで表すのは無理がありますが。
어 오の違いとか、文字をイメージしながら
発音しないと、なかなか身に付きません。
最近やっと区別して聴けるようにはなってきました。
たくさん
確かにクロニッカの方が近いかもしれませんね^^;
ただクロニッカというと、また別の違和感を覚えるので・・・
たくさんの言うように、やはりカタカナは限界がありますよね~
日本語にない韓国語の発音の区別は、正直、個人的には、
永遠に無理だと思っているので、書いて覚えるしかないかないのかもしれません・・・
似ていてややこしい単語っていっぱいありますよね。
僕が単語を覚えるときに大変なのは、チョ、チェ、チャ、とかジャ、のような、韓国語には似たような音が多すぎて区別がしにくくて記憶できないです。。。
佐藤さん
語学は本当に習うより慣れろですよね~^^
佐藤さんはお若いので、まだまだ大丈夫だと思いますよ!
「クロニカ」ですが
邦題「新入社員~SUPER ROOKIE」(신입사원)という2005年の韓国ドラマで使われていたのが印象に残っています。(リンクに入れてみました)
短いワンシーンの間に4回も「クロニカ」がいろんなニュアンスで使われていましたが、ケンさんのブログを読んでから改めて見てみると、たぶん相づちとして使われてるのでしょうね。(韓国語がわからないのに字幕も吹き替えも無く見ていたので、会話の意味はさっぱりわからず…)
マザーさん
私も動画を拝見しました。
エリックが演じる主人公が、どこかの書類選考に合格したのですが、
そのことがまったく信じられない友達との会話で使われていましたね。
「どんなに考えても理解できないよ。」
「クロニカ」
「お前が書類選考に合格するなんて本当に不可思議だ。」
「クロニカ」
「そうだろ。お前もそう思うだろ。」
「クロニカ~」
「何かおかしいことがあるのは間違いない。」
「クロニカ~」
ここでのニュアンスは、「そうだよねえ」という感じです。
私もこんな感じで、クロニカを連発することはよくあります^^
ケンさん、セリフの日本語訳ありがとうございました!
そんな会話だったんですね~
やっぱりセリフの意味がわかったほうがドラマ観てても楽しいですね!
マザーさん
どういたしまて~*(^^)*
>やっぱりセリフの意味がわかったほうがドラマ観てても楽しいですね!
こんな時にも、「クロニカ~」って返事しますよね^^