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こんにちは!韓国在住日本人のケンです。
韓国では、サンチュという野菜を食べる機会が実に多いです。
韓国好きの方も、サンチュと聞いたら焼肉を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は、サンチュの美味しい巻き方&食べ方も含めて解説をしていきます。
サンチュとは?
まず、サンチュとは、どういった野菜なのか、韓国のナムウィキでの内容を参考にしながら、お伝えしていきます。
サンチュとは、韓国語で“상추”と書きますが、韓国料理で肉などを包んで食べる際に、最も多く使われる野菜だと言われています。
サンチュは、白菜の仲間ではないかと考える人もいますが、キク科に属するので、植物学的な観点で見ると、タンポポに近いとも言えるんですね。
また、サンチュは、以下のように大きく3種類に分かれます。
- 상추(サンチュ):一般的なサンチュ
- 배추상추(ペチュサンチュ):白菜と形が似ているサンチュ
- 양상추(ヤンサンチュ):レタスのこと
もちろん、韓国の人達にとっては、一般のサンチュが一番人気がありますね。
韓国では、三国時代以前から食べていたという記録もあるので、韓国特産のような感じの野菜になっていますが、元々、サンチュは、中国を経由して伝わって来たと言われています。
サンチュが中国からやって来た当時は、「生菜」と書いて생채(センチェ)と呼ばれていましたが、時間の経過と共に、サンチュと呼ばれるようになりました。
そして、1988年までは、サンチュ(상추)ではなく、サンチ(상치)が、標準語だと言われていたんですね。
でも、今は、サンチュという呼び方のみが、標準語として定着しています。
このように、サンチュは、様々な変遷を経ていますが、それでも、昔から韓国人の食卓には欠かせない野菜であったことに違いはありません。
サンチュの美味しい巻き方&食べ方
サンチュと言えば、肉料理を思い浮かべる方も多いと思いますが、具体的に、どんな肉料理で巻くのが定番だと思いますか?
いろいろな意見があると思いますが、我が家の一番人気は、やっぱりサムギョプサルです。
我が家の子供達は、サムギョプサルが大好きなのですが、サムギョプサル用の肉って、100gあたり3,000ウォン(300円弱)ぐらいと、結構、高いんですよね(汗)
ただ、育ち盛りの子供達のためには、そんなこと言ってられないということで、我が家では、定期的にサムギョプサルパーティーをやっています。
そこで、いつも、サムギョプサルを本当に美味しそうにモリモリ食べている次男に、サンチュの美味しい巻き方&食べ方を教えてもらいました。
ごま油のタレで旨味がアップ
まず、大きなサンチュの葉っぱに、熱々のサムギョプサルのお肉を一切れ乗せるのですが、この時、事前に、チャムギルム(ごま油)のタレに少し浸します。
このタレは、チャムギルムに塩コショウを入れて作る簡単なものです。
ただ、こうやって下味をつけておくと、旨味がグググっと増すんですよねえ~
ネギも追加したらボリューム感アップ
そして更にネギの副菜を追加します。
こちらは、
- ネギ
- コチュカル
- 酢
- 醤油
- 塩(少々)
を混ぜて作ったものです。
こういった副菜を追加すると、さらに瑞々しさとボリューム感がアップします。
やっぱり、子供達には、肉だけでなく、野菜もガンガン食べてもらわないと困りますから。
やっぱり味噌は欠かせない
韓国の人達は、ここでさらに、サムジャンという韓国の味噌ダレを追加します。
サムジャンとは、韓国味噌に砂糖、ごま、にんにく、コチュジャンなどを混ぜて作ったもので甘辛い味わいが特徴です。
特に辛い物が好きな人にとっては、サムジャンが絶対欠かせないですよね。
すべての食材をサンチュの上に置いたら、あとはそれを包み込んで、食べるだけです。
基本的に、サンチュで包んだサムギョプサルは、一口で食べます。
ちなみに、朝鮮時代は、肉をサムチュで包んで食べる時は、口を大きく開けなければならないので、行儀が悪いと言われて、箸だけで食べるように指導されていたそうです。
でも、今は、そんなこと気にせず、口をアーンと開けてガブリと行っちゃってください^^
今回は、我が家でのサンチュの美味しい巻き方&食べ方について、お伝えしましたが、韓国の食堂へ行けば、こういったものは揃っているので、機会があれば是非試してみて下さいね。
食堂ではサンチュおかわり自由が基本!
ところで、韓国で焼肉を食べる時、サンチュで巻いて食べていると、サンチュが少なくなってしまうことってありますよね。
そうなったら、後は、肉だけを食べるしかないのでしょうか。
いえ、そんなことはありません。
なぜなら、韓国の食堂では、サンチュはおかわり自由が基本だからです。
だから、サンチュがなくなったら、気兼ねなく追加分をお願いして大丈夫です。
サンチュのおかわりをしたい時は、
サンチュをもっと下さい。
とお願いしたらOKです。
もちろん、おかわりをした後は、食べ残しがないように気を付けて下さいね。
サンチュを食べたら運転しない方が良い!?
このようにサンチュは、韓国では食べたい時に好きなだけ食べられるようなイメージがありますが、その一方で、サンチュを食べたら運転をしない方が良いとも言われています。
その理由は、サンチュを食べたら眠たくなることが科学的に証明されているからです。
日本だと、レタスを食べると、眠たくなると言われていますが、韓国だとサンチュですね。
そういった意味で、夜にサンチュを食べたら、その後、ぐっすり眠れて良いかもしれません。
しかし、その一方で昼に、がっつりサンチュを食べたら、午後は睡魔と戦わなけらならくなるかもしれないのでご注意下さい^^
韓国のサンチュの消費量は落ちている!?
こんな感じでサンチュは韓国の食生活に欠かせないと野菜ですが、その一方で、韓国でのサンチュの消費量は年々減少傾向にあるとも言われています。
こちらの韓国語の資料によると、サンチュの消費量は、2004年は、20.4万トンあったのが、次第に減少をして、2013年には9.6万トンと、半分以下になったというデータがあります。
一応、韓国人の野菜摂取量は、2015年の段階でも、OECDの国の中では1位なので、韓国の人達が今でも野菜好きであることには変わりはありません。
韓国の食生活もそれだけ多様化してきたことを意味しているのかもしれませんが、個人的には、サンチュが好きなので、是非、がんばって欲しいと思っているところです!
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レタスも同じキク科ですね。
ですから、ヤンサンチュと親せきというほうがイメージ的には合いますね。
日本ではチシャと呼ばれていました。カキチシャ、韓国料理が流行して、サンチュという呼び名が一般的になりました。
日本でも名前が変遷していますね^^
サンチュは好きですが、えごまが苦手、最初ソウルに行って焼肉屋さんで、えごまが出てきて、てっきりしその葉っぱと思ったら、すじっぽくて、ゴワゴワしていて、まいりました。
たくさん
日本でも名前が変遷していたんですね!
えごまは、ケンニプ(깻잎)のことだと思いますが、苦手な人は苦手みたいです。
私の娘は大好きなのですが、ここら辺は好みが分かれるところかもしれませんね。
最近はサンチュもえごまの葉もスーパーで普通に見かけるようになりました。
えごま粉もちらほら見かけるようになりました。
えごま油が体に良いと言われてるのでその関係でしょうか。
使い方がわかりませんが・・
韓国食材もスーパーの一角に置かれるようになり、浸透してきましたね!
最近は冷凍キンパやハットグも売ってます。
Megさん
えごま油は血液をサラサラにしてくれる効果があるようですね。
韓国では、ワカメスープやコンナムルを作る時に、
えごま油を使ったりします。
韓国には体の良い食品がいろいろあるので、
そういった物は日本でも浸透すればいいなあと思っています!
ケンさん
ワカメスープやコンナムルに入れるんですね!今度やってみます。
先日TVで見たのは、韓国へ農業交流に行かれた日本の農家の方が韓国のえごまに感銘し、
遂に栽培される事になり、今では娘さんと共にえごま製品の商品開発販売までされているそうです。
せっかく風土が似ているので、お互い良い所を取り入れると良いですね!