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今回は韓国のお金について、いろいろお話していきます。
お金の種類の話はどちらかと言えば、韓国旅行の初心者向けのお話になってしまうかもしれません。
ただ、両替に関しては中級者の方にも参考になると思いますし、最後に上級者向けの情報をご用意いたしましたので、是非参考にしてみて下さい!
韓国のお金の種類(初級編)
韓国のお金の単位はウォンです。
また、現在、韓国で流通しているお金と人物などは以下のようになっています。
5万ウォン札
肖像画:申師任堂(シンサイムダン)(1504~1551)、韓国で良妻賢母の象徴と言われている人
5万ウォン札の流通が始まったのは2009年6月23日からと比較的最近です。
それまで韓国では金額が高いものを購入する際は小切手(スピョ)を使うことが多かったのですが、5万ウォン札の登場によって、小切手を使うケースは激減しました。
1万ウォン札
肖像画:世宗(セジョン)大王(1397年-1450年)、ハングル文字を作った王様
5千ウォン札
肖像画:李珥(イ・イ)(1536年-1584年)、東方の聖人と呼ばれる李氏朝鮮時代の儒教学者
千ウォン札
肖像画:李滉(イ・ファン)(1501年~1570年)、李氏朝鮮の儒教学者
500ウォン玉
マーク:鶴
100ウォン玉
李舜臣(イ・スンシン)(1545~1590)、李氏朝鮮の将軍
50ウォン玉
マーク:稲
10ウォン玉
マーク:多宝塔
韓国では一時期、新札と旧札が混ざっていた時もありましたが、今(2017年時点)、旧札を見かけることはほとんどありません。
ただ、10ウォンだけは、まだ新旧入り混じった形で流通しています。
(小さい方が新しい10ウォン玉です)
韓国のお金のレートの簡単な計算方法
ちなみに韓国ウォンのレートですが、平均的な時は、100円=1,000ウォンと計算すれば大丈夫です。
円高(ウォン安)になると、レートは100円=1,400~1,500ウォンぐらいになり、円安(ウォン高)になると、レートは100円=800~900ウォンぐらいになるのが相場です。
韓国のお金の数え方
では、韓国旅行へ行って、日本円を韓国ウォンに両替した後、お店で使う際に、どういった数え方をすれば良いのしょうか?
お金の種類ごとの数え方は以下のようになります。
- 5万ウォン(オーマノォン)
- 1万ウォン(マノォン)
- 5千ウォン(オーチョノォン)
- 千ウォン(チョノォン)
- 500ウォン(オーベグォン)
- 50ウォン(オーシヴォン)
- 10ウォン(シヴォン)
また、韓国語で数字を数える時は、
1(イル)、2(イー)、3(サム)、4(サー)、5(オー)、6(ユク)、7(チル)、8(パル)、9(ク)、10(シプ)
となるので、例えば、3,450ウォンの数え方は、サムチョン(3千)サーベク(4百)オーシヴォン(50ウォン)となります。
ただ、ここで気を付けるべき点は、日本では1万円を呼ぶ時はイチマンエンと呼びますが、韓国で1万ウォンを呼ぶ時はイルマノォンとは言わず、1を省略して、マノォンと呼ぶということです。
ですから、1万5千ウォンだと、マンオーチョノォンと呼ぶようになります。
また、お札も硬貨も単独で呼ぶ時は、最後にチャリ(짜리)をつけます。
ですから、
「1万ウォン札があります」は、「マノォンチャリ イッソヨ」
「10ウォン玉あります」は、「シヴォンチャリ イッソヨ」
と言います。
お金の両替手数料が格安な場所は?(中級編)
韓国旅行に必要なお金を両替する場合は、どこでするのが良いと思いますか?
実際、日本の空港や仁川空港あるいは金浦空港で両替をすると手数料が高めです。
なので、もし余裕があれば、明洞や南大門へ行くと手数料が安い両替所がたくさんあるので、そこでお金を両替するのも良いでしょう。
ただ、明洞の両替所は不法でやっているところもあるので、気を付ける必要があります。
私もたまたま明洞で両替をする機会があったのですが、一緒にいた妻から「お金がちゃんと合っているか必ず確認して!」と厳しくご指導を受けました^^;
しかし、実は最近、明洞や南大門より、もっと手数料が安い場所があるという情報を聞きました。
その場所とは・・・
ソウル駅です。
ソウル駅には、ウリ銀行、IBK企業銀行、KB国民銀行が入っているのですが、ここだと100円の両替手数料が2~3ウォンだという情報があります。
↓両替が安いところを徹底的にチェックした記事はコチラ!
韓国の両替レートが良いおすすめの場所は?(比較レポート)
5万ウォン札の流通量が減っている(上級編)
実は、韓国では5万ウォン札の流通量が減って来ていると言われています。
この件はニュースでも話題になっています。
その理由は、銀行にお金を預けず、5万ウォン札に換金して、家の中で管理するケースが増えているからだと言われています。
そういったお金は韓国語で비자금(ビジャクム)と呼ばれています。
いわゆる裏金という意味です。
ただ、韓国の事情にある程度、詳しい人は、
「あれっ、韓国って金利が高いから、銀行にお金を預けている方がトクじゃないの?」
と思うかもしれません。
しかし、それは普通のお金の流れの場合です。
実際、収入の種類によっては銀行にお金が振り込まれた段階で所得税が取られてしまいます。
私の妻も以前、会社をやめた際に、退職金が出たのですが、最初に税金が引かれただけでなく、銀行に入金した後、引きだす際も所得税が引かれてしまいました。
さらに、銀行に入金があると、所得が増えていると国からチェックされてしまいます。
なので、銀行にはお金を預けないで自分で管理しておこう、でも1万ウォン札だとかさばるから5万ウォンで保有しておこうという流れになるそうです。
つまり5万ウォン札は、韓国の税金逃れに悪用されているというワケなんですね。
でも、使われてこそ、その価値を発揮するお金にとって、家の中で塩漬けにされることは本望ではないはず。
なので、韓国旅行で5万ウォン札を手にされた時は、是非、お金の本来の目的を果たせるよう楽しく使って下さいね^^
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こんにちは。
5万ウォン紙幣の話、興味深かったです。
最近見た韓国映画「ラッキー」でも主人公がクッキー缶に5万ウォンを束で丸めてゴムでくくり、詰め込んだものが何缶も・・・というシーンがありました。
そういうことだったんですね^^
Yuiさん
コメントありがとうございます!
ちなみに韓国では2009年に10万ウォン札を発行する予定だったのが中止になってしまったそうですが、もし発行されていたら、悪用する人がもっと増えていたかもしれないですね^^;
こんにちは。
簞笥預金が「裏金」ですか。言葉のセンスが違いますね。
超がつく大金持ち、大富豪は海外のタックスヘイヴンですね。
cdaさん
コメントありがとうございます。
確かに超お金持ちは札束で持っていると隠しきれないですよね~
お互いお金を管理する場所に困るぐらいがんばりましょう。
こんにちは。
それは変な話ですね。
税金は収入に対してかけられるもの。
収入を確定申告するシステムはないんですか?
銀行預金が多いと税金が多くなる。
ということは、銀行預金ははっきりと追跡できるものだからという観点からですかね?
確定申告を政府が信用していないということになりませんか?
マルサもないんだろうなー韓国って
日本の場合さん
コメントありがとうございます。
確かに日本の基準で考えると変な話に聞こえるのですが・・・
韓国の場合、収入だけじゃなくて、その人の資産や支出によっても税金の金額が変わってきます。
そもそも韓国では住民登録番号でほとんどすべての情報を国や役所が管理できるようになっているので、こういったシステムが可能になっています。
日本も最近、マイナンバー制度が導入されたので、もしかしたら今後韓国のようになっていくかもしれませんよね~
韓国では銀行預金を多く持ってる人から多く税金を取るのですか
ピケティもそんな事言ってたような
それが当たり前の気します
森村さん
コメントありがとうございます!
確かにそちらの方が平等になりやすいのかもしれませんね~
ただ、いろいろ細かい要素で税金が変わってくるので何かと気を使うことは多いです。
実際、韓国ではクレジットカードや携帯電話の番号まですべて住民登録番号と紐付されて税金の管理システムに利用されているので、ちょっと怖いなあという感じもしています・・・
サラリーマンなら、住民番号などなくても国に収入が筒抜けですし、たいして変わりません。
自営や農家は、自己申告ですから、やはり住民番号があってもなくても以前とはかわらないんじゃないですか?
日本はかなり前、20年くらいかな?
銀行口座作るの厳しくなって、本人確認は必須ですから。
とっくにそうですよ。
昔は本人じゃなくても口座作れたけれども。
ペットの名前でも口座作れたけど(^^;
隠し口座取り締まるためか、できなくなりました。
日本は、利子に20%の分離課税がかかって引かれてるでしょー。
銀行預金に、税金かかってないって思うのは違います。
韓国の預金額によって、税金が違うというのは、
1、預金額から引かれる税金の話ですか?
それとも
2、預金額によって、収入への課税がランク分けされるということですか?
私は2なんだと、受け取ったのですが、そうすると、収入は少なくても、銀行預金が多い、日本のお年寄りみたいなのは困るでしょう。
収入が多くても、銀行にさえ預けなかったら、納める税金が少なくてすむ。それは沢山収入のある人を、さらに金持ちにするだけですよ。
そんな抜け道つくる不公平な話ってありますかね?
と思いました。
収入にかける税金は、収入額で判断するのが当たり前では?
日本の場合さん
コメントありがとうございます。
税金に関してはかなり細かい話になってしまったので、私も再度調べ直して記事を修正しましたm(__)m
ご質問の正解は1みたいですが、韓国の税金の制度はいろいろ複雑なので、また整理出来れば改めて情報をアップできればと思います。
ご回答ありがとうございます。
韓国政府を庇うわけではないけれど、税金はとられる回数ではなくて、とられる割合が問題だと思います。
どうやら韓国政府は、銀行貯金額自体に分離課税をしているようですが、日本は利子に20%かかる。
保険や外貨預金の利子からも必ずひかれています。
増えた分から国に貢献しなさいってことですよね。
しかし韓国のやり方は、持ってる分から国に貢献しなさいということか、その代わり利子に分離課税はかけていないのかもしれない。
なぜそうなるのか?は、もしかしたら、収入にかける税率が日本より少ないのではないですか?
収入にかける税率は低くし、そのかわり預貯金からも税金をとる。
退職金の話も、奥様は会社から支払われた時にも何%かの税金をはらい銀行でも何%か払うはめになったようですが。
それが5%5%づつだったら10%の税金をはらったことになりますよね。
日本は退職金は分離課税ですが、書類だしとけば会社が全部やってくれます。
そのときに15%税金をはらったとしたら、
日本の方が韓国よりも税金を払ってることになりますよ。
だからどっちがいいかとは言えませんが
確実に税金をとるシステムが、企業と政府の間で確立しているのは日本ということでしょう。
韓国政府が、預金からも税金をとるのは、企業や中小事業者、そして個人が申告している税額を信用していない(もしくは申告がない…)からではないかと思います。確実に収入を追えるようにした苦肉の策のように思われますね。
しかし、それも現金で持ってればバレないというジレンマ。
また、韓国が大きなお金の札がなくなった理由は、クレジットカード天国だからが一番の理由でしょう。
現金なくてもすむ、実際、もう6年以上前に行った韓国では、すでにコンビニでもどこでもクレジットカードで払う人ばかり、サインも今やっと日本でも普及中の電子ボードのサインに、てきとーに○かいたりするだけでいいのが蔓延してました。
韓国がクレジットカード天国になった理由が、クレジットカードなら個人店の収入がはっきり記録として残り、税金を徴収できるからだったんですよ。
こちらにその話がかかれてます。
http://card-professor.jp/entry-104/
調べてみました。
日本の所得税は、中産階級を例として
330万以上695万以下が20%です。
実際は、もろもろの控除はありますが、とりあえず。
韓国は何%でしょう?
このランクで、10%ありますか?
韓国は税金払ってないひとが48%だという記事も読んだことあるんですか。
日本は195万から330万以下でも10%の税金を払わないといけません。
噛みついたようで申し訳ないありませんが、そういう意図ではありません。
韓国の政府が悪いのか、国民が悪いのか、鶏が先か卵が先かのような話ですが、韓国政府がそのような税制にしないといけない理由は必ずある。
そこに気づかないで政府が悪いですましてしまったら、なんでも政府のせいにして終わらしてしまい、何がいちばんの問題点なのか、みすごしてしまい、何も変わらない変えることができない韓国の人達とあなた様も同じになってしまいます。
ここら辺の韓国一般人の価値観と制度をまもる精神が成長しないと、日韓関係は決してよくならない、全て韓国政府=親日政府=日本のせいにされる現状も変わらないとおもっているからです。
失礼しました。
日本の場合さん
いろいろ詳しく調べて頂き、ありがとうございました。
正直、私も細かい部分では分からないことが多いので、また少しずつ勉強させて頂きますね。