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こんにちは!韓国在住日本人のケンです。
韓国・ソウルに住んでいると当たり前のように感じるけれども、ソウルを離れると、それがないことに大きな不安を感じるものがあります。
それは地下鉄のホームドアです。
ちなみにソウルの地下鉄のホームドアの設置率は100%なんだそうです。
では、なぜ、韓国の地下鉄にホームドアが一気に出来たのでしょうか?
その理由を調べてみると、意外な事実が浮かび上がって来ました。
ホームドアは何故一気に設置されたのか?
韓国によく来られていた方はお気付きだと思うのですが、ソウルの地下鉄にホームドアが出来たのは、実は、あっと言う間の出来事でした。
ソウルでは、2005年に地下鉄を含むすべての鉄道の駅で、ホームドア(スクリーンドア)を設置することが義務化され、2009年には、設置が完了ました。
その間、たったの4年。
韓国でこんなに早く地下鉄のホームドアが設置された理由の一つには、韓国の性急な性格もあったのかもしれません。
私も長年、「韓国はやると決めたら、一気にやってしまうところがあるからなあ・・・」と思っていました。
ただ、実は、それ以上に、韓国の地下鉄は歴史が浅く(韓国最初の地下鉄が出来たのは1974年8月15日)、この時に決まった車両の仕様が今でも引き継がれていたことが一気にホームドアを設置出来た大きな理由だったそうです。
逆に、日本では1927年に東洋初の地下鉄が開通しましたが、歴史が長い分、一つの路線で様々な規格の車両が走るようになっているため、ホームドアの設置が遅れてしまっているそうです。
ちなみに今、ソウルでは、江南が最も都会的な街になっていますけど、裏を返せば、江南は、元々、何もない田舎だったから、急成長が可能だったとも言える訳ですよね^^
ホームドアに慣れると・・・
実際、ホームドアがあるとホームの下に転落することは絶対ないので、その点では非常に安全・安心です。
(時々、ホームドアに挟まれて死亡事故が起きてしまうこともありますが・・・)
ただ、ホームドアの環境に慣れると、それが当たり前のことになってきます。
なので、日本へ行ったり、ソウルの郊外へ行ったりして、ホームドアが設置されていない駅があると、ちょっと恐怖感が湧いて後ずさりをしてしまいます。
やっぱり、人間、慣れって怖いですよね^^;
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地下鉄のドアってそんなに最近だったんですね
僕が韓国で暮らし始めたのは 2010年なので
ソウルでドアが無い時期を知らないんです
いつも地下鉄を利用していますが ドアがあるのが当たり前になってました。 うちの田舎ではあのドアはなく センサ+うるさいベルのセットです
駐在おやじ
駐在おやじさん
コメントありがとうございます。
私は1990年代から韓国へ行く機会が増えたのですが、その頃に比べると、ホームドアは設置されましたし、整形する人も増えましたし、物価はムチャクチャ高くなりましたし、本当に変わったなあという印象があります。
センサ+うるさベルもやがて懐かしくなる日が来るのかもしれないですね^^
私が語学留学していた26年前、地下鉄は4号線までしかなく、ホームドアは当然ありませんでした。なのであっという間に肩の高さのホームドアではなくスクリーンドアが設置されてびっくりしました。(東京では南北線だけ)
当時は切符を買って乗りましたね。券売機よりは駅員のいる有人窓口でが早く買えました。(笑)
ひょのさん
コメントありがとうございます。
そう言われてみると、日本の地下鉄はまだ切符がありますが、韓国は切符がないですよね^^
駅員さんはほとんど見かけなくなりましたし、これも時代の流れだなあと感じています。
日本国大阪市では、地下鉄民営化で大阪メトロになりました。東京メトロのパクりであまり感心しません。
地下鉄駅のスクリーンドアは全くと言って良いほど無いです。お金が無いのに、こんな街で2025年に万博をするつもりだそうです。正直やめて欲しいです。
韓国は問題も多いし感心しないことも多々ありますが、日本の様に自らが思ってもいないことを喧伝したりヤル気もないのにあるフリをせず、
やるとなったらやるという気概がありますね。本気で羨ましいのです。
cdaさん
コメントありがとうございます。
韓国のスクリーンドアは、気概を持ってやったところもらるかと思いますが、ただ単にやりやすかったという事情もありますので^^;
韓国から見れば、大阪は旅行で是非行ってみたい憧れの街で、我が家の娘も「大阪へ遊びに行きたい」と連呼しているのですが、住んでいる方にとってはいろいろ大変な事情もあるんでしょうね~
韓国でホームドアが一気に設置が進んだ理由は2001年に山手線の新大久保駅で起きた事故です。夜ホームに落ちた人を助けようとしてホームに降りた韓国人留学生が巻き添えで亡くなりました。森元首相が弔問に出ました。
新大久保駅には痛ましい事故のことが書き記されています。
ひょのさん
コメントありがとうございます。
新大久保駅での事故がきっかけになっていたとは知りませんでした。
犠牲になった韓国人の若者の勇気が韓国で多くの人達の命を救っているとも言えるんですね。
日本でも、南北線など、最近の地下鉄はホームドアが
作られています。
日本人の良いところは、チョコチョコと改善、改良するところ
韓国の人は、農産物の品種の改良などもあまり得意ではないのか
積極的にしませんね。
地下鉄の車両の仕様が基本的に変わっていない点は
ホームドアが一気に敷設できた、理由の大きな一つというには
納得しました。
山手線も、乗り降りがスムーズになるように
基本的には車両には4つのドアがありますが、
6つドアの車両もあります。
こうなると、ホームドアも難しくなりますよね。
たくさん
コメントありがとうございます。
日本人には、お客様の立場に立ちながら、いろいろな改善をしていけるという良さがありますよね。
日本のアイデア文具とか、本当にすごいです!
4ドアの車両と6ドアの車両が入る駅にも対応できるホームドアを作ることが出来れば、本当にプロジェクトXですよね^^;
日本での設置が遅い理由は、コストもありますね。
1ドアが工事費込みで1,000万円して、一ホームで数億になりますので。路線全体で考えると、きちんと予算とか計画しないと厳しいですよね。
あと、ドア数の違いに対応する方法もいくつか出てます。
例えば、開きドアではなく、ワイヤーローブみたいな形で上下に開閉するものとかですね。
quazmさん
コメントありがとうございます。
そうやって考えると、ホームドアは日本人の知恵の見せどころですね~
誰かドア数の違いにも対応して、かつ低予算で出来るホームドアを開発してくれることを期待しています!
韓国もKTXはホームドアは無いですよ。地下鉄もKTXもどちらも国が運営してますけどね。
国土交通省の調べによると令和4年現在全国で1060駅にホームドア設置済み
韓国の地下鉄の駅数は928駅(ソウル23路線624駅、A’REX14駅、DX Line16駅、仁川交通57、釜山交通114駅、大邱交通61駅、光州都市鉄道20駅、大田広域市22駅)
設置駅数は日本の方が多い。