こんにちは!韓国在住日本人のケンです。

韓国のKBSは日本だとNHKのような立ち位置にあります。

つまり、公共放送&国営放送になっています。

ただ、実は、私自身、つい最近までKBSに受信料を払っていることを知りませんでした。

なぜなら、KBSはNHKと受信料の徴収方法が全然違うからです。

KBSに受信料払っていたの!?

先日、何気なくKBSを見ていたら、テレビの字幕に

「KBSの放送は皆さんからの受信料によって成り立っています」

というような文言が書かれてあるのを見かけました。

「えっ、KBSは受信料取っているの?」

と私が韓国人の妻に聞くと、

「うん、私達も払っているわよ。」

という返事が返って来ました。

正直に言うと、恥ずかしながら私は韓国に5年間住みながら、KBSから受信料を取られているのに、まったく気が付きませんでした。

なぜなら、家にKBSの人が受信料を徴収するために来たことなんてなかったからです。

ただ、よくよく聞いてみると、KBSはかなり意外な方法で受信料を徴収していることが分かって来ました。

KBSの受信料の徴収方法がかなり意外だった

実はKBSは、電気代と一緒に受信料を徴収しています。

その話を聞いて、初めて電気代の領収書の明細をじっくり見てみると・・・

確かに、

テレビ受信料2,500ウォン

と書いてあります。

全然、気が付かなかったです^^;

KBSとNHKは、受信料の徴収方法が決定的に違うんですね。

実際、KBSは、この徴収方法を導入することになり、徴収率は99%を超えているそうです。

また、日本のNHKの受信料は一ヶ月1,300円前後ですが、KBSの受信料は約250円なので、正直、これぐらいだったら、まあいいのかなと思ってしまいます^^

ただ、なんでKBSの受信料が電気代に含まれているんだろうと不思議に思い、少し調べてみました。

KBSの受信料制度について

KBSの受信料のシステムや現状については、韓国語の資料となりますが、こちら(韓国語)に詳しく書かれています。

KBSの受信料は、韓国の放送法の第64条で、「受信機を持っている人は大統領令が定めるところによって受信料を納めなければならない」と規定されています。

韓国で受信料が徴収され始めたのは、1963年1月1日からで、最初は月100ウォンという金額から始まりました。

そして、1994年からKBSが韓国の電力公社に委託をして、電気料金に受信料を合算して請求するようになりました。

(KBSと電力会社にどういう関係があったのかは分かりませんが・・・)

また、家にテレビがない場合は、KBSや電力会社にそのことを告げて手続きをすれば、受信料の支払いを免除してもらうことも可能なんだそうです。

KBSの収入源はハイブリッド

ちなみにKBSの収入源は、受信料だけではありません。

KBSでは、

  • KBS1: ニュース、時事解説、教養番組が中心
  • KBS2: ドラマ、芸能番組などが中心

となっていますが、ご覧になっている方は分かるように、どちらも通常の広告はやっています

(他の放送局に比べると量は少な目になっているみたいですが)

つまり、KBSはNHKと違って、収入源はハイブリット方式になっているという訳なんですね。

また、KBSは集めた受信料の内、3%をEBSという教育番組を扱っているところへ配分しています。

こちらの記事(韓国語)を参考にすると、KBSでは、2017年の場合、

  • 受信料の収益:6,300億ウォン(約630億円)
  • 内EBSへの配分:177億ウォン(約17,7億円)
  • KBSの全体の収益の中で受信料が占める割合:42.6%
  • 広告収入の割合:28.3%

という報告が出ています。

受信料制度はどうあるべき?

日本でもNHKの受信料制度については、いろいろな議論がありますよね。

実際、韓国では、電気代の中に受信料を入れ込んでしまったり、通常の広告収入を増やして、受信料を安く抑えていたりと、面白い取り組みをしているなと感じるところはあります。

ただ、韓国でも、このような強引な徴収方法はおかしいから分離徴収をしろという議論が出ていますし、徴収を拒否する運動もあったりします。

そういった意味では、万民が納得する受信料のシステムを作るのは、難しいのかもしれません

ただ、世界の受信料制度を参考にしながら、議論を深めていくことは大切なのかなって思います^^

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