チョンセとは?家賃がタダって本当?韓国の不思議な賃貸システム


韓国 チョンセ

こんにちは!韓国在住日本人のケンです。

韓国へ移住して、1年半ぐらいが過ぎましたが、実は、そろそろ引っ越しをしようという話になりまして・・・

ということで週末に不動産を回ってきました。

ちなみに、韓国はチョンセとウォルセという独特の賃貸システムがありまして・・・

今回は、そんな韓国の住宅事情をお伝えしていきます。

韓国のチョンセ

チョンセとは?

チョンセは、韓国語で전세(チョンセ)と書きますが、韓国独特の家賃制度として知られています。

チョンセで家を借りる場合、契約時に、まとまった金額の保証金を支払います。

その代わり、月々の家賃は一切、払わなくて良いというシステムです。

もちろん、保証金なので、契約を終了する際は、全額、戻って来ます。

私もチョンセについて、初めて聞いた時は「なんでこんな賃貸システムが可能なのか」と思いました。

ただ、韓国では金利が高いので、多額の保証金を支払えば、大家さんは、その金利だけでも収入を得られるので成り立っているという訳なのですね。

チョンセの相場

私たちは、子供が3人いるので、3LDKの部屋を探しています。

ちなみに韓国ではこういった間取りは3LDKとは言わず、部屋3つという表現を使います。

それぐらいだと、チョンセの場合は、保証金が最低でも1億ウォン(1千万円)ぐらいとかなり高い相場になっています。

また、チョンセの保証金が最低ラインの1億ウォンだと、どうしても家のレベルは下がってきます。

私は出来れば、鉄筋コンクリートの家がいいなあと思っているのですが、チョンセで安いところだと、どうしても韓国の昔ながら、レンガ造りの家になってしまいます

1億5千ウォン(1500万円)ぐらいのチョンセの保証金があれば、それなりのお家があるのですが・・・

ただ、それでも私が住んでいる恩平区は、ソウルの中でも保証金の相場が安い方みたいです。

江南や龍山だったら、とても高くて住めません(-_-;)

チョンセの保証金はどうやって確保する?

ちなみに、チョンセの保証金は、高額なため、当然、若い夫婦とかだと、現金で準備することは基本的に難しいですよね

ですから、韓国では親御さんが、チョンセの保証金を貸して上げることも多いです

また、それとは別に、国の支援制度を利用して、銀行を通じてお金を借りるという方法もあります。

チョンセをする場合の注意点

チョンセをする際に気を付けないといけないことは、チョンセの契約が終了した際、大家さんが保証金を返してくれないトラブルが時々発生するということです。

中には、大切な保証金を使い込んでしまう大家さんもいるみたいで・・・

そういったトラブルを防ぐために、契約の際、保証金が最終的に返却されるための保険に加入するのが一般的です

いずれにせよ、韓国でチョンセの契約をする際は、その内容をしっかり確認することが必要ですよね。

また、韓国の賃貸システムでは2年で契約を更新するのが一般的ですが、契約更新の際に保証金の額を上げてくる大家さんも多いです。

その時は、追加分をさらに預けないといけないので、その点も注意が必要です。

韓国は、年々物価が上がる一方で金利が下がったりしているので、しょうがないといえばしょうがないのでしょうが・・・

韓国のウォルセ

ウォルセとは?

その一方で、韓国には、チョンセとは別に、ウォルセというシステムがあります。

ウォルセは、韓国語で월세と書きます。

ウォルセでも、保証金を支払いますが、チョンセに比べると、保証金の金額は安くなります

その代わり、月々の家賃が発生するという賃貸システムです

ウォルセの相場

ウォルセであれば、恩平区であれば、6~7,000万ウォン(600~700万円)ぐらいの保証金を払って、月20~30万ウォン(2~3万円)の家賃を払うのが相場となってきます。

日本に比べたら、月額の家賃の費用は安いのですが、韓国の人から見たら、「高い!」というイメージなってしまうところがあります。

実は、我が家は日本では12万円以上の家賃の家に住んでいました。

しかし、韓国に1年半以上住んでいると、私の妻は、家賃が30万ウォンなんてあり得ないという感覚になってしまっています^^;

また、ウォルセは、保証金が安いといっても、普通の家で600万~700万円ぐらいのお金が必要です。

我が家が韓国に移住した頃は、そういったまとまったお金がなく、韓国での信用もなくて銀行からお金を借りることも出来ませんでした。

だから、半地下の家に住まざるを得なかったんですね。

>>韓国で半地下に住むのは貧乏な人!?実際に生活をしてみた体験談

韓国のチョンセやウォルセは、一度、契約が出来れば、あとは楽なのですが、まとまったお金を準備出来ない人には、非常に厳しいシステムでもあるのです。

ソウルはチョンセが厳しい理由

韓国では、昔、チョンセが主流でしたが、最近はその状況が変わりつつあります。

なぜなら、韓国では利子が、以前に比べてそれほど高くはなくなってきているからです

利子が下がると、当然、チョンセをしても大家さんは儲からなくなってしまいます。

ですから、チョンセの物件は、段々少なくなってきているというのが現状なのです。

実際、不動産屋を訪ねて、

「チョンセを探しているんですけど」

と聞いても、

「チョンセはね~」

と渋い返事が返ってくることもしばしばです。

ソウルの賃貸物件事情

今回、賃貸を扱っている不動産屋を回って初めて気が付いたのですが、ソウルは、不動産屋が至る所にあるんですね

ちなみに韓国の不動産屋は、

  • 부동산(不動産)
  • 공인중개사(公認仲介士)

と二通りの呼び方がありますが、基本的には同じ意味です。

また、韓国の場合、日本のように、エイブルとかレオパレスのような、賃貸を扱うチェーン店がないようです

ほとんどの不動産屋は個人でやっています。

だから、不動産屋を訪ねても、半分は閉まっていました。

おそらく、誰かを家に案内したら、お店を閉めなければならないからだと思います^^;

チェーン店ではないので、不動産屋ごとに出て来る物件が全然違います

あと、韓国の不動産屋は、個人かつ年配の方がされているケースが多いので、ネットではなかなか不動産の情報が公開されていません。

だから、韓国で家を見つける時は、不動産屋を回りまくるアナログ的な作戦がどうしても必要となってきます。

今日も妻と数件回ってきましたが、

  • 温厚なおばさん
  • ちょっと怖そうなおじさん
  • とてもハートが熱いおじいさん
  • キャリアウーマン風のおばさん

など、なかなか皆さん個性豊かでしたよ^^

韓国の住宅事情の話は、実は、まだいろいろあるので、これから何回かに分けて、書いていきたいと思います。

日本と比べてみたら、いろいろと面白いので、是非、楽しみにしていて下さいね^^

韓国のリアルな賃貸&住宅事情シリーズ
ソウルは建築ラッシュ!? 韓国のリアルな賃貸&住宅事情(その2)
半地下に住んではいけない!?韓国のリアルな賃貸&住宅事情(その3)
チョンセよりウォルセ!? 韓国のリアルな賃貸&住宅事情(その4)

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