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韓国語 ヨロブン

こんにちは!韓国在住日本人のケンです。

今回は、学校の先生や、韓流スター、そして講演会をする人などがよく使う韓国語表現「ヨロブン」の意味について解説をしていきます。

また、「ヨロブン」とよく似た表現として、「ヨロブンドゥル」、「モドゥ」、「タドゥル」などがありますが、使い方の違いも含めてお伝えします!

ヨロブンの韓国語での意味

ヨロブンは、韓国語で、“여러분” と書きます。

ハングル カタカナ 意味
여러분 ヨロブン 皆さん、皆さま

ここでの “여러”には、「多くの」とか「いろいろな」という意味があり、“분”には、「方」とか「様」という意味があります。

ヨロブンは日本語で、「皆さん」とか「皆さま」と訳すことが出来ます。

ヨロブンの使い方

では、ヨロブンはどのように使われるのか、例文を交えて、ご紹介していきます。

ヨロブン アンニョン

ハングル 여러분 안녕.
カタカナ ヨロブン アンニョン。
日本語訳 皆さん、こんにちは。

学校の先生が、生徒達へ呼び掛ける時などに、この表現を使いますね。

或いは、韓国のアイドルが、ファンに呼び掛ける時にも使ったりします。

シンサ スンニョ ヨロブン

ハングル 신사 숙녀 여러분
カタカナ シンサ スンニョ ヨロブン
日本語訳 紳士淑女の皆様

講演会をする時に、よく使われる表現です。

私も、冗談で、韓国語で講演会をする人の真似をする時は、まず、この表現から始めます^^

ヨロブン カムサハムニダ

ハングル 여러분 감사합니다.
カタカナ ヨロブン カムサハムニダ。
日本語訳 皆さん、ありがとうございます。

韓流スターがファンの人達に向かって、感謝の気持ちを伝える時、こういった表現を使ったりしますよね。

ヨロブン チャルジャヨ

ハングル 여러분 잘 자요.
カタカナ ヨロブン チャルジャヨ。
日本語訳 皆さん、お休み。

これも、芸能人がSNSなどで、皆に呼びかける時などに使ったりする表現です。

考えてみれば、ヨロブンは、韓国のアイドルもよく使う表現なので、韓流好きの方には、馴染みの言葉かもしれないですね^^

ヨロブンと似た表現とその違い

ヨロブンには、いくつか似たような表現がありますので、使い方の違いなどについて解説をしていきます。

ヨロブンドゥル


韓国には、ヨロブンとは別に、実は、ヨロブンドゥルという表現もあります。

韓国では、“여러분들”と書きます。

ハングル カタカナ 意味
여러분들 ヨロブンドゥル 皆さん

最後の“들”は、複数の意味を持たせるために付ける接尾辞で「たち」と訳すことが出来ます。

ですから、ヨロブンドゥルは、直訳したら、「皆さんたち」となりますが、日本語ではおかしな表現になってしまうので、ヨロブンドゥルも「皆さん」と訳します。

日本語の観点から見ると、少し不自然な感じがしますが、韓国語では、問題なく使われているんですね

ヨロブンもヨロブンドゥルも、基本的には同じように使うことが出来ます。

ただ、敢えて違いを言うならば、ヨロブンドゥルは、より多くの人達に対して呼びかける時によく使うかなあという印象があります。

或いは、より丁寧に言う時に使ったりします

ですから、先ほどの例の中だと、「ヨロブン アンニョン」は、気軽に言う表現なので、こういった時に、「ヨロブンドゥル アンニョン」とは言いません。

ちなみに、今回、ヨロブンとヨロブンドゥルの意味を調べていたところ、ヨロブンドゥルの面白い日本語訳を見つけました。

それは、「皆の衆」です。

確かに、「皆」も「衆」も複数の意味を表す表現なので、ヨロブンドゥルと構成が似ていますよね。

また、「皆の衆」は、ヨロブンドゥルと同じように、より丁寧に表現する時に使ったりするので、私としては、結構、的を得た日本語訳だなと思いました。

モドゥ


ヨロブンと似た表現として、モドゥがあります。

韓国語で書くと、“모두” となります。

ハングル カタカナ 意味
모두 モドゥ みんな、すべて、全部

意味を見ても分かるように、“모두(モドゥ)”は、人だけでなく、モノにも使うことが出来る表現です。

また、ヨロブンだと、話して本人を含みませんが、モドゥだと話し手も含みます

例文を挙げると

ハングル 우리 모두 밥 먹으러 갑시다.
カタカナ ウリ モドゥ パンモグロ カプシタ。
日本語訳 みんな、ご飯食べに行こう。

という感じで、話し手も含めて「みんな」と言っています。

あと、ヨロブンは、単独で使えますが、モドゥは単独では使えません

ヨロブンと呼びかけることは出来ますが、モドゥと呼びかけることは出来ませんので。

タドゥル

タドゥルは、韓国語では、“다들”と書きます。

ハングル カタカナ 意味
다들 タドゥル 皆さん

タドゥルもヨロブンも「皆さん」と訳せますし、どちらでも使って大丈夫なシーンも多いです。

ただ、敢えて違いを言うとするならば、ヨロブンは、公式的な場でも使える表現ですが、タドゥルは、基本的に身近な人に対して使います

例えば、講演会で、「シンサ スンニョ タドゥル」とは絶対言いません^^;

タドゥルは、例えば、

ハングル 다들 고생하셨습니다.
カタカナ タドゥル コセンハショスムニダ
日本語訳 皆さん、お疲れさまでした。

という感じで、職場などで、よく使ったりします。

ここでは、

ハングル 여러분 고생하셨습니다.
カタカナ ヨロブン コセンハショスムニダ。
日本語訳 皆さん、お疲れさまでした。

とヨロブンに言い換えることも出来ますが、タドゥルに比べて、少し固い印象になります

あと、タドゥルも、単独で使えず、「みなさーん」と呼びかける時に使えるのは、「ヨロブン」だけです。

まとめ

韓国で、「ヨロブン」は、たくさんの人達へ呼びかける時などに、よく使われている表現です。

「皆さん」と訳せる表現は、他にもいろいあります。

簡単に違いをお伝えすると、

  • ヨロブンドゥル:ヨロブンとほとど同じだが、よりたくさんの人達に対して話す時や丁寧に言う時に使う傾向がある
  • モドゥ:人だけでなく物にも使う、本人も含む、単独では使えない
  • タドゥル:ヨロブンよりも、カジュアルなニュアンス、単独では使えない

という感じになりますので、ご参考にして下さい!

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