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こんにちは!韓国在住日本人のケンです。

韓国ブログを運営していると、時々、韓国の学校への進学について相談を受ける時があります。

正直、その中で一番悩むのが、「韓国の高校に行きたい」と相談された時です。

なぜなら、日本人が韓国の高校から留学したり編入学したりするのは、本当に大変だからです。

実際、どうして韓国の高校留学は難しいのか、現地日本人の観点からお伝えしていきます。

日本人が韓国の高校へ行くルート

今回の記事を書くにあたって、私も日本人が韓国の高校へ留学するルートがないか、少し調べてみました。

すると3つのルートが一応あるみたいです。

短期の交換留学を行う

夏休みや冬休みを利用して短期の交換留学を行うというやり方です。

これには、語学留学も含まれます。

短期留学なら日本の高校に通いながら、プラスαの努力をすることによって、可能となります

ですから、個人的には一番無難でおすすめの方法かなと思っています。

日本の高校から編入学する

実際、日本の中学を卒業して、高校から正規入学をするルートは、今のところないようです。

ただ、韓国の高校に通いたいという人は、一度、日本の高校に入学して退学し、韓国の高校に転入(編入)する方法なら可能とのこと。

ここら辺が、ちょっとややこしそうですが・・・

例えば、翰林(ハンリム)演芸芸術高等学校とかは、編入学を受け入れているそうです。

また、日本の高校から編入することを支援しているエージェントはあります。

例えば、大手のエージェントだとACOPIAというところが熱心にがんばっているようです。

そのコースへ行くには、エージェントが提供する語学プログラムを受ける必要があります

韓国の芸能関係のスクールに通う

高校から韓国に留学したい人の中には、韓国のK-POPに憧れてという方も多いようですね。

そういったニーズに応えられるよう、日本人向けに韓国語だけでなく、ダンスや歌も学べるスクールがあるようです。

ただ、こちらのスクールは正規の学校ではないので、高校を卒業する時期は少し遅れることになります。

韓国の高校留学はアリなのか?

韓国は、K-POPのレベルが非常に高いので、そういったところで、歌やダンスを学びたい方や、芸能界入りを目指したい方にとっては、高校から韓国に留学するというのもアリなのかもしれません

もちろん、プロを目指す場合は、レベルと競争率がメッチャ高いと思いますけど・・・

ただ、その一方で、歌やダンスに関心のない人が、韓国の一般の学校に通うという選択肢に関しては、私はどうかなって正直思います

少なくとも、「日本の高校には通いたくないから、韓国の高校へ行きたい」と思っている人は、絶対、日本の高校へ行った方が良いです。

そういった後ろ向きの気持ちで韓国の高校に来ようとしたら、地獄を見るからです・・・

韓国の高校の夢と現実

K-POPに憧れる中高生から見ると、韓国の高校は何となく楽しそうなイメージがあるかもしれません。

一応、韓国芸術高校とか、韓国には芸術、或いはスポーツに力を入れている学校もあります。

しかし、一般の韓国の高校に関しては、一言で言えば、学力至上主義です

韓国の高校生活は、1に勉強、2に勉強、34がなくて5に勉強です。

一応、部活もどきのものもありますが、日本と違って、本当におまけみたいなものです。

>>韓国には部活がないけれど放課後はみんな何してる?

ですから、学校の先生の生徒に対する評価も「勉強が出来るかどうか」という点が非常に重視されます。

先日、ビックリしたのですが、近くの韓国の高校では、父母面談があった時、高校の先生が、生徒を父母を迎える際、

「1位のお母さん来られましたか?」

「2位のお母さん来られましたね?」

と話していたというのです。

まあ、これはちょっと極端な例かもしれませんが、ある意味、韓国の高校を象徴したシーンだと思います。

我が家の息子の場合

かくいう私の次男も、今年の3月から韓国の高校に通い始めました。

次男は、中学時代は、かなりのらりくらりとした生活を送っていたんですね。

でも、高校に入学してからは、塾も含めて、夜の11時過ぎまでみっちり勉強をさせられています・・・

長男の時もそんな感じだったのですが、

>>韓国の高校生活は勉強が超ハード!日本の学校との違いは?

最近、次男は、体が痩せて来たので、親としても心配しています。

担任の先生もスパルタ式みたいな感じで、先日、次男が熱を出してしまったのですが、妻が、学校へ休ませて欲しいと連絡をしたところ、

「いえ、息子さんは大切な時期なので、とにかく一度、学校へ来なければなりません」

と先生から言われ、「ひえ~」という感じでした^^;

実際、我が家の子供たちは、小学校や中学校から韓国の学校に通い始めたので、何とか高校生活についていけているところがあります。

ただ、韓国の高校から直接、入ろうとしたら、まず難しかったと思います。

韓国の高校のもう一つの現実

そして、韓国の高校について語る上で、もう一つ重要なことがあります。

それは、韓国の高校生自体が、韓国の高校生活に希望を持てていないということです。

韓国の高校生は、勉強ばかりの学校システムに嫌気がさしていますし、勉強をがんばっても、良い会社に入れる保証はないからです。

>>韓国の若者の未来予想は絶望!?子供達から聞いた意外な話

だから、こういった韓国では韓国の学歴社会を風刺したドラマの視聴率がムチャクチャ上がるんだと思います。

日本の高校生には日本の高校がお勧め

韓国の学校に通おうとした場合、小学校や中学校からであれば、勉強も比較的厳しくないので、まだやっていけるのかもしれません。

しかし、韓国の高校は、一般の韓国人の学生も勉強が大変になるので、日本人の方は「韓国人の高校に行きたい」という夢は諦めた方が良いと思います。

それに、韓国の高校は、日本人も含めて、外国人を受け入れるシステムは元々ないので、韓国語が出来ないと迷惑を掛けるだけです

もちろん、事前に語学学校へ通ってから韓国の高校へ行くという方法もありかもしれません。

ただ、語学学校も費用は高いと聞いていますし、韓国語がちょっと出来るようになったからといって、韓国の高校で歴史の授業とかは、まずついていけないと思います。

だから、歌やダンスに関心がなく、日本の中学を卒業して、韓国の高校に行きたいと思っている人は、日本の高校を卒業して、大学から韓国へ行くことをお勧めいたします

韓国の大学からの進学であれば、選択肢も増えますし、費用もかなり安くなってくるからです。

まとめ

今回は、韓国の高校について、かなり厳しいことを書いてしまいましたが・・・

私自身、韓国の高校に行きたいという相談を受けて、その都度、こういった類の話を毎回お伝えするのは心苦しいので、今回、まとめてズバッとお伝えさせて頂きましたm(__)m

もちろん、人によっては、韓国の高校をお勧めする方もいらっしゃるでしょうし、人の意見はいろいろあって良いかと思います。

ですから、いろいろな人の意見を聞きながら、最終的に判断されることをお勧めいたします。

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