韓国の塾に子供を通わせて感じること!時間や費用も公開しちゃいます!


こんにちは!韓国在住日本人のケンです。

日本から見ると、韓国では、たくさんの子供達が塾に熱心に通っているというイメージがあるのではないでしょうか?

実際、我が家の周りにも学習塾がたくさんありますし、我が家の子供達も塾に通っています。

ただ、その中で私自身いろいろ感じることがあるので、そんな韓国の塾事情について、ちょっとぶっちゃけたお話をお伝えしていきます。

韓国語では塾はハグォン

塾は、韓国語で、학원(ハグォン)と言い、漢字では「学院」となります。

なので、私も普段は、「ハグォン、ハグォン」と言っているのですが、ハグォンというと、日本人の方はピンと来ないと思うので、塾と表現させて頂きます。

韓国は、教育熱心な国だと言われますが、実際、我が家の近所にも塾が無数にあります。

中でも人気なのが、数学の塾と英語の塾です。

こちらは数学の塾。

そして、こちらは英語の塾です。

私自身、韓国には、コーヒーショップ、美容室、そしてチキン屋が多いなあと思っていましたが、よくよく考えてみれば、塾の方がずっと多いですね^^;

韓国の塾の時間と費用

現在、我が家では、高一の次男が数学の塾、中一の娘が英語の塾に通っています。

我が家の子供達が通っている塾の時間と費用についてですが、

  • 数学の塾は、月、水、金の夜の8時~10時に通って、塾代は1ヶ月 25万ウォン(約2万5千円)
  • 英語の塾は、水、金で、学校が終わった後、好きな時に行って2時間学ぶという形で、塾代は1ヶ月 23万ウォン(約2万3千円)

となっています。

私が住んでいるのは、ソウルの北の方なので、まだ塾代は安い方です

江南に住んでいる妻の友達の話では、江南は、塾代が倍ぐらいになると聞いているからです。。

あと、これ以外に、我が家の子供達は、二人とも月曜日の夜7時過ぎから公文の日本語を受けていて、一人当たり12万ウォン(約1万2千円)という感じです。

ちなみに、韓国の公文は、先生が自宅に来て教えるというスタイルです。

>>韓国で公文を子供達がスタート!日本とは根本的に違う!?

つまり、塾や公文の費用は、二人で1ヶ月72万ウォン(約7万2千円)ですが、それでも、韓国では最低限の基準です。

韓国の子供達は、国語、数学、英語、歴史の4科目を塾で学ぶのが基本とのこと・・・

一応、日本だと、進研ゼミやZ会など通信教育を行って、教育費を安くする選択肢もありますよね。

しかし、韓国には、そういった通信教育システムがないのも、正直、キツイなと思っています。

最近の韓国では、結婚しない人達が急速に増えていますし、出生率も1を切るという驚異的な数字が出ていますが、韓国に住んでいると、なんとなーくその気持ちが分かります^^;

韓国の子供達が塾に通わざるを得ない理由

実際、韓国で塾に通わせると、教育費はグッと上がってしまうので、私としては、学校で習ったことをがんばって予習、復習してくれればと思ってはいたんですね。

しかし、子供達から「頼むから塾に通わせてくれ~」という強い要望があり、「じゃあ」ということで塾に通わせることになりました。

自分から塾に通いたいと思うなんてすごいじゃんと思われるかもしれませんが、子供達がそうなるにはちゃんとした理由があります。

みんなが塾に通うから

韓国の子供達のほとんどは、塾に通っています。

ですから子供達が、「みんなが塾に通っているから自分も通いたい。」と思うのは、ある意味、当然だと思います。

ただ、我が家の子供達の場合、「自分の成績が悪いのは、塾に通っていないせいだ。」と責任転嫁をして来たところがありまして。

親としては、「おいおい、それはちょっと違うだろう。」と言いたいところなのですが・・・

しかし、韓国の学校の状況を考えると、そう考えるのもある意味、しょうがないのかなと思う気持ちもあります。

塾を前提とした学校の教育システム

これは、韓国で暮らしてみて、しみじみ感じることなのですが、韓国の教育システムは、子供達が塾に通うことが完全に前提となっています

まず、韓国の学校には部活動がありません

ですから、学校が終わったら塾に通う子供達が増えるのは、ある意味、自然の流れです。

さらに、夏休み冬休みの宿題もほとんどありませんし、自由研究や工作などの課題もありません。

休みの期間中は、子供達が塾での勉強の集中出来るよう、学校側も配慮しているのかなと正直思っているぐらいです。

日本の学校の先生は、授業をするだけでなく、部活の顧問をしたり、PTAと連携を取ったり、体育祭・文化祭の準備をしたりと、様々な角度から子供達の教育に携わっています。

しかし、韓国の学校の先生は、授業をするだけで、他の仕事は、ほとんどありません。

そういった観点から見ると、韓国は社会全体では教育熱心ですが、学校だけに限って言えば、全然、教育熱心じゃないというのが実情です。

一人の親としては、韓国の学校の先生には、「塾に頼らざるを得ない教育システムなんて先生として恥ずかしい。」と是非、奮起して欲しいところなのですけどねえ~

韓国では日曜日を塾禁止とする動きも

私が住んでいるソウルの恩平区でも夜遅くまで塾に通っている子供達はたくさんいます。

韓国の子供達は、青春を謳歌する学生時代を過ごしずらい雰囲気があるので、その点では、ちょっと可哀そうだなあと正直、思ったりもしています。

ただ、最近では、子供達が、塾に通い続けて大変なので、日曜日だけは塾を禁止にしようという動きが出つつあります

実際、ソウル市教育庁では、塾日曜日休業制(학원일요일휴무제)という制度を2021年から施行しようと計画をしているそうです。

韓国の過度の教育システムを改善するためにも、こういった制度には賛成という意見も多数あります。

しかし、一方で、日曜日に塾を禁止にしても、今度は、日曜日に家庭教師で習わせる親が増えるんじゃないないかという意見もあり、様々な議論を呼んではいるようです。

韓国の学歴社会の行く末は?

日本でも、私が学生だった頃は、詰め込み教育が主流でしたが、その後、その反動から、ゆとり教育の時代へと変わっていきました。

ですから、韓国でも、今後、そのような流れが生まれるのかもしれません。

実際、最近、韓国では、極端な学歴社会を風刺するSKYキャッスルという韓国ドラマが大ヒットして、ちょっとした社会現象になりました。

最近の塾を一部、禁止にしようとする動きもその一環なのかもしれません。

ちなみに、韓国の場合は、学校は元々、厳しくないので、システムを変えるとしたら塾の方ということになります。

その一方で、韓国には、昔から、両班(韓国の官僚貴族)になるべく、科挙の試験に合格するため必死に勉強していたという歴史的な背景から、学歴社会になったという経緯があります。

そういった流れを考えると、今の学歴社会の流れは、やっぱり変わらないかなと思う気持ちもあります。

ただ、韓国の塾に子供達を通わせる親の立場としては、韓国の学校には、もうちょっとがんばってもらって、あと、韓国版進研ゼミが出来てくれればいいなと密かに思っています。

このままじゃ、我が家の家計もなかなか大変ですから(アハハハハ・・・)

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16 Responses to “韓国の塾に子供を通わせて感じること!時間や費用も公開しちゃいます!”

  1. 下手の横好き より:

    私には学齢の子供がいないので詳しくないのですが、電信柱などによく広告が貼られている「課外」(과외)というのが家庭教師のことなのでしょうか。
    塾と言えば送迎バス(ヴァン)も目立ちますね(最近は日本にもあるらしいですが)。運転が荒く狭い住宅街の道路を猛スピードで走るので怖くてたまりません。
    脱線しますが、ソウル南部では自動車もオートバイも(ついでに人も)全然信号を守らないので困ります。大通りの横断歩道でも平気で自動車が走ってきてしょっちゅう轢かれそうになります。ソウル北部では如何でしょうか。まだ記事にされていらっしゃらないのであれば、ソウルの交通事情についても採り上げて頂きたいです。

    • ケン より:

      下手の横好きさん

      私も、今回、記事を書いて初めて知ったのですが、
      과외は、やはり家庭教師とのことです^^
      交通に関しては、ソウル北部も変わらないですよ。
      韓国は日本みたいに歩行者優先じゃないところがあるので、
      私も日本にいる時より、3倍以上、気を付けるようにしています。
      交差点で、車が止まっていても、前の車線を車が通っていないと、
      そのまま進んでしまったり、その後ろの車が、クラクションを鳴らして来たりと、
      私もびっくりすることは多いです^^;

  2. 下手の横好き より:

    ありがとうございました。これで「課外」の謎が解けました。
    交通事情、やはり同じなのですね。今日も週末で車で買い物をする人などが多いせいか、いつも以上に信号無視がひどかったです。交差点に監視カメラをつけて取り締まったら罰金取り放題だと思うんですけど、警察は何をやってるんですかね。それともそんなことをしたら警察批判が凄いことになるだけなのでしょうかね。

    • ケン より:

      下手の横好きさん

      信号無視が取り締まれないのは数が多すぎるからですかねえ^^;
      私はそれよりも、歩きタバコを禁止にして欲しいです。
      江南はそうでもないと伺っていますが、江北は、道を歩くと、街を歩く人の8割以上がタバコを吸っているので本当に息苦しいです(T-T)
      先日は、目の見えない方も、タバコを吸いながら歩いていたので、絶句しました^^;

      • 下手の横好き より:

        確かに江南や瑞草では歩きタバコは余り見かけませんね(禁止する表示も多いです)。そちらはそんなに多いのですか。驚きました。
        もっとも私の住むヴィラの駐車場はちょうど表通りから死角になっているせいか、勝手に入ってタバコを吸い、吸い殻を放置していく人が多くて困っています。
        いくら禁煙という表示を出しても止まず、一度は高校生らしきカップルが、私がすぐ横のゴミ捨て場にゴミを捨てに行っても私のことなど完全に無視して堂々と吸い続けていました。頭の中には無数の욕(悪口)が思い浮かびましたが(笑)、最近は下手に説教しても逆に何をされるか分からないので、黙って家に戻りました。情けないです(涙)。

        • ケン より:

          下手の横好きさん

          江南は江北よりも、そこら辺の概念がしっかりしているのかなって思います。
          私も街で高校生たちがたばこを吸いながら、あと、唾をぺーぺー吐いているのをよく見かけます。
          エネルギーを発散する場所がなくて、ああいった行為に走ってしまうのでしょうね。
          私も、何度か注意しようかと思いましたが、妻から
          「そういう人たちは注意をしたら、何をするか分からないし、子供達が危害を受けるかもしれない」
          と強く止められたので、何も言わないようにしています。
          極端に言ってしまえば、他の国の人たちのことなので、敢えて干渉する必要もないのかなと割り切っています^^

  3. こんなむる より:

    日本の縦社会の中での部活動もそうとう辛いものがありますよ(´-`)
    韓国の学校の良い意味でのラフさは正直日本も取り入れてほしいです
    帰宅部は変な偏見を持たれるからと、とりあえず好きでもない部活に入って大事な若い自分の時間を無駄にしてしまうよりかは、絶対に自分の将来の為になる勉強に時間を費やす方が良いですよね
    韓国も日本も同じように社会の中で謎の同調圧力が漂っていると思いますが、韓国はまだ現実的に子供の将来の事を考えられているのかなと思います
    実際そんな中で鍛えられた韓国人の学力や「集中力」はすごいものがあると思います

    • ケン より:

      こんなむるさん

      私は、高校時代は、部活動で青春を謳歌したタイプで、
      部活動を通じて多くのことを学び、生涯の友達を得られたので、
      日本の部活動のシステムは本当に素晴らしいシステムだと思います。
      勉強することも将来の人生だと思いますが、部活動で学んだことも将来の生活には
      すごく役立つものだと実感しています。
      ただ、こんなむるさんがおっしゃるように、やりたくないのに部活をやらされると、
      かえって良くないと思うので、そこは、自由に選択できる環境が作れればいいですよね!

  4. よんむ より:

    私は塾の廃止自体がいいと思っています。

    今のシステムでは記憶力だけの思考能力を使わない勉強方式ですし、塾にたくさんのお金をつぎ込んで脳に、ある意味ただの情報(笑)を詰め込んだ者勝ちですもん。

    これでは金持ちとただ鵜呑みする人間だけが名門大学に行ってしまうことになります。

    そもそも公立学校にも熱心な先生は教科ごとに一人はいて何でも教えてくれます。

    しかも今の時代はネットがありますから数字マニアや英語自慢バイリンガルが教えてくれます。

    韓国は学問系ノーベル賞を国策にして過剰な受験勉強の努力の割には、まだ受賞者0人ですよね?

    日本もK博士は日本の高校中退してアメリカの学校行きましたからね。ケンさん家族のように親がそこそこ裕福でないと難しいですが。

    実際、おもしろいのが日本は塾世代ほど理系離れと学力低下なんです。

    韓国の勉強・教育事情ありがとうございました。今回の記事も韓国の現実を知ることができました。

    • ケン より:

      よんむさん

      確かによんむさんのおっしゃる通り、塾を廃止して、もっと子供達の想像力や発想力を伸ばす
      教育システムに変えていくことが理想なのかもしれませんね。
      もちろん、現実的に塾を廃止するのは、難しいと思いますが、もしかしたら、ネットを活用したシステムが
      意外と教育の世界を変えてくれるのかなと思っているところがあります。
      ネットを使えば、お金がない人でも、自分が学びたいことを学びたいだけ学べるシステムを作ることが
      十分可能だと思うからです。
      あと、我が家は、決して裕福ではありませんが、いろいろと安く留学できる方法を探して、
      息子をアメリカ留学させて感じたことがあります。
      アメリカの教育システムが良いのかどうかは、まだよく分からないのですが、
      一つ良いなと思うことは、アメリカの大学生は、がんばって勉強するということです。
      日本や韓国の大学生は中高までは塾通いなどでエネルギーを使い果たして、
      大学に入ってから、遊び重視になってしまう子達が多いので・・・
      日本も韓国も、まずは、ここら辺の悪循環をうまく断ち切ることが出来ればいいのかなって思います。

  5. 佐藤 より:

    私は現在、日本語の教師を目指しており、妻は英語の先生です。本当に韓国の生徒さん達は勉強熱心で関心します。以前ほど日本語を習う人が減ったようで、周りから日本語教師は辞めた方が良いと言われますが、やりがいがあると思う仕事ですし、韓国で他にできる仕事がないので意地でも踏ん張ってやろうと思います。今週、息子も産まれる予定ですしね!

    • ケン より:

      佐藤さん

      日本語教師は韓国に来られた日本人の方が、
      最初に始められる仕事としては有名ですよね。
      あと、日本語教師は年齢に関係なく出来るのも大きなメリットだと思います。
      私は、韓国で生活の基盤を築けるのであれば、最初は、何でもいいかと思っています。
      あとは、日本語教師からスタートした方の中にも、
      そこから大学の先生になった方とか、また、人脈を築いて、
      転職されたりとか、いろいろなパターンがありますので、
      絶えず、ステップアップしようという気持ちがあれば、道は開かれてくると思いますよ。
      息子さんのためにもがんばって下さいね^^

  6. cda より:

    スゴイ学習熱、これだけ勉強すれば自らの限界が分かると思います。同時にメンタルがしんどくなる生徒が多いとも聞きます。

    日本では通信教育どころか、市販の学習教材を使って難関大学や海外有名大学へ行けるようにする本が出ています。

    塾や予備校に行かず、学校の教材や教科書ガイドなどで学習進捗を管理するアプリケーションが出ています。

    近々にはAIを利用した学習診断が出てくるでしょう。テストも変わってきています。単なる知識量を測るのではなく、色々な知識から答えを導き出す問題や考え方の筋道を説明させる問題が出てきています。

    入学試験では、受験者の論理力や文章構成力や発想力やセンスを問われる内容が、多くなってきています。確実に日本の教育の在り方や方向性が変わって来ています。

    • ケン より:

      cdaさん

      日本も、いろいろ進展があるんですねえ。
      よくよく考えてみれば、韓国もITに対する順応速度は速いので、
      塾に行くというスタイルから、ITを活用した時代に一気に転換される時が近々来るのかもしれません。
      ITの力で教育費を劇的に下げることによって、少子化問題が解決される方向へ
      世の中が進めばいいのかなとさえ思います。
      ただ、そうすると、韓国の塾の先生たちは、商売あがったりになってしまいますが・・・

  7. みゆ より:

    以前毎日新聞のソウル支局で記者として働いていた方の、「オーディション社会韓国」という本を読みましたが、すごい競争社会ですよね、韓国は。塾にしても、「事前に塾で勉強しておく」「英語ができないと就職も厳しいので、妻子を海外に留学させて、父親は韓国に残るギロギアッパもたくさんいる」「スペック文化なので、ボランティア活動も大学生になったらしないといけない」など、読んでて大変だなぁと思いました。大学もソウルのいい大学じゃないと就職厳しい、まして入社したらしたで、そこからまた競争が始まる・・

    日本と違って、韓国はファミリー系の財閥が強いので、
    中小企業が育ちにくいというのも問題ですよね。
    日本のような楽天やZOZOみたいな、一代で大きく成長するような新規企業が育ちにくい風土も問題だと思います。

    • ケン より:

      みゆさん

      確かに、私も日本では、学校の先生から教えてもらったことさえ、
      しっかり学んでおけば問題ないと認識していたのですが、
      韓国では、その常識は通用しないのかなと思ったりもしています・・・

      ボランティア活動は、中高でもよくやっています。
      これは、ポンサファルトン(奉仕活動)と言われていますが、内申点に
      影響するのでやっているという感じですね。

      韓国でも、仕事は探せばあることはあると思うのですが、
      韓国は、大企業と中小企業で給与や待遇が違い過ぎるので、
      大企業に入れないと、会社に入る意欲自体が失われるのかなと思っています。

      ただ、そんな話を日本の方と話をしていると、
      「日本も大変だ~」と言われたりするので、
      どんな環境でも前向きにがんばっていかなければと思う今日この頃です・・・

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