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ブサイク 韓国語

こんにちは。海外在住のケンです。

今回は、ブサイクという意味の韓国語について解説をしていきます。

ネガティブな表現になるので、取り扱いにはご注意ですが、例文も交えながら、意味や使い方を分かりやすく解説をしていきます。

ブサイクは韓国語で何と言う?

韓国語では、「ブサイク」という意味の名詞表現はなく、「ブサイクだ」という形容詞の表現があります。

それが“못생기다”という表現です。

ハングル カタカナ 意味
못생기다 モッセンギダ ブサイクだ。醜い。ブスだ。

“못생기다” は分解すると、

  • “못(モッ)”:動詞の前に付けて、不可能だという意味を作る表現
  • “생기다(センギダ)”:「生ずる」「出来る」という意味の動詞

に分かれます。

ですから、直訳したら、「うまく出来ていない」という感じで「ブサイク」という意味になる訳です。

ケン

“못생기다(モッセンギダ)”は、人の顔を指して言う時もあれば、姿そのものに対して言う時もあります。

“못생기다(モッセンギダ)”は男女どちらにも使える表現

“못생기다(モッセンギダ)”は、男女どちらにも使える表現です

そういう事情もあって、我が家の子供達は、日本語を話そうとする時、“못생기다(モッセンギダ)”の日本語訳で混乱する時があります。

なぜなら、子供達は、男性に対しても、「この人、ブスだよね」と言ってしまうからです。

韓国語で、“못생기다(モッセンギダ)”という表現を使う場合、たとえ、相手が男性でも、まったく問題ないのですが、日本語に訳すと違和感が生じるという訳ですね。

못생기다(モッセンギダ)の対義語は?


“못생기다(モッセンギダ)”の対義語は、“잘생기다(チャルセンギダ)” です。

最初の文字が、“못(モッ)”から“잘(チャル)”に変わっていますね。

ただ、“잘생기다(チャルセンギダ)” は、“못생기다(モッセンギダ)”と違って、基本的には男性に対して使う表現です

日本語だと「かっこいい」という表現ですが、似た表現も含めて、こちらで記事で詳しく解説をしています。

ですから、女性に対して使う表現として考えるならば、“못생기다(モッセンギダ)”の対義語は、

ハングル カタカナ 意味
예쁘다 イエップダ きれい
귀엽다 キヨップタ 可愛い

などが該当すると言えます。

実際に使う時は“못생겼다(モッセンギョッタ)”

ただ、実際の会話の中では、“못생겼다(モッセンギョッタ)”と過去形にして使うことが多いです。

ケン

ブサイクな状態は、現在形というよりも、既に出来上がった状態ということにあるので、過去形にしている訳ですね。

また、語尾の表現は、状況や相手に応じて、以下のように変化します。

ハングル カタカナ 意味
못생겼습니다 モッセンギョッスムニダ 固めの表現
못생겼어요 モッセンギョッソヨ 親しい人に対して使う丁寧な表現
못생겼어 モッセンギョッソ 目下の人に対して使う表現

まあ、語尾が変わっても、否定的な表現であることに違いはないのですが・・・

ブサイクという意味を含んだ例文

では、“못생기다(モッセンギダ)”や“못생겼다(モッセンギョッタ)”は、どういった形で使われるのか、例文をいろいろご紹介していきます。

(表現が表現なだけに、細心の注意を払って考えましたm(__)m)

ブサイクだけれども可愛い

ハングル 퍼그는 못생겼는데 너무 귀여워.
カタカナ パグヌン モッセンギョンヌンデ ノム キヨウォ。
日本語訳 パグは、ブサイクだけど、すごく可愛い。

パグは犬の種類です。

犬の中には、一見、ブサイクに見えますが、よくよく見ると、すごく可愛い犬がいますよね。

パクも、ブサカワ犬として有名なので、例文で使わせて頂きました。

自虐的にブサイクだと言う時

ハングル 난 왜 이렇게 못생겼어?
カタカナ ナン ウェ イロッケ モッセンギョッソ?
日本語訳 私は、何でこんなにブサイクなの?

歳を取って来ると、鏡で自分の顔を見ながら、ポロっとこんなことをつぶやく人がいます。

ケン

いえいえ、心を磨けば、心の美しさが、歳を取るにつれて、顔に表れて来ますから、がんばりましょう。

ブサイクを使ったことわざ

ハングル 못생긴 며느리 제삿날에 병난다.
カタカナ モッセンギン ミョヌリ チェサンナレ ピョンナンダ。
日本語訳 不細工な嫁は、祭祀の日に病気になる

これは、韓国のことわざです。

“며느리(ミョヌリ)”とは、息子の嫁、つまり姑から見たお嫁さんですね。

そして、“제삿날(チェサンナル)”とは、韓国の旧正月(ソルラル)や秋夕(チュソク)などに行う法事の日という意味です。

この時、息子さんの実家に帰省するお嫁さんは、姑さんの元で、ムチャクチャ仕事をしなければならなくなります。

そこで、精神的にも肉体的にも疲れ果てて、名節が終わった後、夫に離婚を告げる女性が、他の時期に比べて、10数%~20%数増えるため、「名節離婚」という言葉が生まれるぐらいなのです。

しかし、姑さんから見て、可愛くない嫁、つまり、“못생긴 며느리(モッセンギン ミョヌリ)”は、祭事の日という最も重要な日に限って、病気になり、まったく役に立たないというお話です。

そのことが由来となって、憎い人は、さらに憎ったらしい行動をすることを表現したい時、このことわざを使うようになりました。

ブサイクと言ったら傷つきますよね

ハングル 그 사람한테 못생겼다고 하지마. 상처받으니까.
カタカナ ク サラムハンテ モッセンギョッタゴ ハジマ。サンチョパドゥニカ。
日本語訳 その人に、ブサイクだと言っちゃダメ。傷つくから。

ブサイクという表現を軽々しく使ってしまうと、相手を傷つけてしまうのは韓国でも同じです。

ただ、韓国は外見を重要視する傾向が強くて、場合によっては、相手の存在自体を否定することになり兼ねないので、本当に注意が必要です。

編集後記

今回、「ブサイク」という意味の韓国語のイラストを娘に依頼した際、ちょっと心配なところもありました。

こういったネガティブな表現のイラストは、すごく難しいだろうなあと思ったからです。

誰かを非難するようなイラストを描いたらどうしようと心配していました。

しかし、出来上がったイラストを見てみると、さすが私の娘というか、しっかり、可愛らしくまとめてくれたので、何となくホッとしています^^

ケン

“못생기다(モッセンギダ)”とか、“못생겼다(モッセンギョッタ)”という表現は、ドラマで出て来た時に聞き取れるぐらいにしておいて、日常会話では出来るだけ使わないようにしていきたいものですよね

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