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韓国語 カジャ

こんにちは!韓国在住日本人のケンです。

韓国では、友達や家族など、身近な人とどこかへ行く時、韓国語で「カジャ(가자)」という表現をよく使います。「カッチ カジャ」とか「カジャ カジャ」という表現を韓国の歌や韓国ドラマで聞かれた方もいらしゃるのではないでしょうか。もちろん、私も普段の生活で「カジャ」をよく使っています。

ただ、この「カジャ」は使う相手を間違えると、ちょっとマズイ雰囲気になります。そこで、ここでは「カジャ」の意味や使い方、そして使う際の注意点についても解説をしていきます。

韓国語「カジャ(가자)」の意味は「行こう」

「カジャ」は韓国語で가자と書きます。

ハングル カタカナ 意味
가자 カジャ 行こう

「カジャ」の意味は「行こう」です。가자(カジャ)の原形は「行く」という意味の가다(カダ)です。

そして、가자(カジャ)は、その語幹に「~しよう」という意味の~자(ジャ)が付いた表現となります。

~자(ジャ)を使った表現をマスターしよう

~자(ジャ)は、動詞の語幹とセットで使う表現ですが、語幹の部分を変えると、以下のように応用して使うことが出来ます。

  • 먹자(モクチャ):食べよう
  • 하자(ハジャ):やろう
  • 보자(ポジャ):見よう、会おう
  • 이기자(イギジャ):勝とう
  • 해보자(ヘボジャ):やってみよう
  • 쓰자(スジャ):使おう
  • 만들자(マンドゥルジャ):作ろう
  • 자자(チャジャ):寝よう
ケン

誰かと何かを一緒にやりたい時には、とてもよく使う表現なので、これを機にぜひマスターしてみて下さい!

【ご注意】가자(カジャ)は目上の人に使ってはいけない

가자(カジャ)は、親しい人や目下の人に対して使う表現なので、目上の人に対して使ってはいけません。私自身、以前、韓国語がよく分からなかった頃、先輩に対して「カジャ」と言って、周りの人から、たしなめられたことがあります。今から考えると、何て恐ろしいことを言ってしまったのだろうと、思っている次第です(汗汗)

目上の人に対して「行きましょう」という場合は、

ハングル カタカナ 意味
가시죠 カシジョ 行きましょう

という表現を使います。~시죠(シジョ)は、目下の人が目上の人に対して、優しくお誘いをする時に使う表現です。

また、同等の立場の人に対して、普通に丁寧に言う場合は、

ハングル カタカナ 意味
가죠 カジョ 行きましょう
가요 カヨ 行きましょう

と表現します。そして、かしこまった表現としては、

ハングル カタカナ 意味
갑시다 カプシダ 行きましょう

があります。

ちなみに、갑시다(カプシダ)も、よっぽど丁寧に言わないと上から目線っぽくなってしまうので、目上の人に対しては使わない方が良いでしょう。基本的には自分と同等か目下の人に対して、言う時に使ってください。

「カジャ」から生まれた「カズア」


ゲームやギャンブルをする際、가즈아~(カズア~)と大袈裟に伸ばして言う時があります。「カズア」は「カジャ」を強調する表現で、2017年の後半から2018年にかけて、ビットコインがブームになった時に流行りました。

ビットコインが暴騰して、イケイケの時は、가즈아~(カズア~)とSNSなどで叫ぶ人が多かったんですね。しかし、その後、ビットコインが暴落した時は、한강 가즈아!(ハンガン カズア!)と「漢江へ行って身投げしよう!」と逆の意味で使われたりもしました。

ただ、今でも「カズア~」っと冗談っぽく使う人はいるので、ちょっと大袈裟に表現したい時は、使ってみてください。

「カジャ」を使った表現

次に「カジャ」を使った表現をいくつかお伝えしていきます。

「一緒に行こう」は「カッチ カジャ」

「カジャ」は頭に「カッチ」を付けて、「カッチ カジャ」とセットで使うことが多いです。

ハングル 같이 가자
カタカナ カッチ カジャ
日本語訳 一緒に行こう

같히(カッチ)は「一緒に」という意味です。

ハングル A: 식사 하러 갈래?
B: 응, 같이 가자.
カタカナ A: シクサ ハロ カルレ?
B: ウン、カッチ カジャ。
日本語訳 A: 食事しに行こうか?
B: うん、一緒に行こう。

こんな感じで、親しい人からお誘いを受けた時に「一緒に行こうと」いう意味で答えます。

「カッチガレ」との違いは?

「カッチ カジャ」と似た表現で、「カッチガレ?」という表現があります。これは韓国語では、「같이 갈래?」と書きますが、日本語に訳すと「一緒に行きましょうか?」という意味になります。

「カッチ カジャ」に比べると、少し控えめな表現になるので、ニュアンスを理解した上で、使い分けてみて下さいね。

「カジャ カジャ」

どこかへ行く際、ちょっとノリノリのニュアンスで行きたい時や、相手をせかしたりする時には、

ハングル カタカナ 意味
가자 가자 カジャ カジャ 行こう 行こう

という表現をよく使います。

例えば、

ハングル A:다음 달 한국에 여행하러 가자.
B: 좋다. 가자가자.
カタカナ A: タウム タル ハングゲ ヨヘンハロ カジャ。
B: チョッタ。カジャカジャ。
日本語訳 A: 来月、韓国へ旅行しに行こう。
B: いいね。行こう行こう。

という感じで、すっかり乗り気になっている時などに「カジャ カジャ」を使います。あるいは、

ハングル A:이런 곳에 가도 괜찮을까?
B: 괜찮아. 가자 가자.
カタカナ A: イロン ゴセ カド ケンチャヌルカ?
B: ケンチャナ。カジャカジャ。
日本語訳 A: こんな所へ行っても大丈夫かな?
B: 大丈夫だよ。行こう行こう。

と、相手をせかす感じで使ったりもします。

「カジャ」を使ったその他の表現

その他にもカジャはいろいろなシーンで使います。

ハングル 밥 먹으러 가자.
カタカナ パン モグロ カジャ。
日本語訳 ご飯食べに行こう。
ハングル 우리 고기 먹으러 가자.
カタカナ ウリ コギ モグロ カジャ。
日本語訳 肉を食べに行こうよ。
ハングル 오늘은 날씨도 좋으니까 밖에 놀러 가자.
カタカナ オヌルン ナルシド チョウニカ パッケ ノルロ カジャ。
日本語訳 今日は、天気もいいから、外に遊びに行こう。

カジャは、ある意味、気持ちを前向きにしてくれる言葉ですよね^^

まとめ

「カジャ」は韓国語で「가자」と書き、誰かに「行こう」という時に使います。日常会話では、よく使う表現なので、韓国ドラマで聞く方も多いかと思います。

ただし、この表現は、気軽に使える反面、目上の人に対しては、絶対使ってはいけないので、あくまでも親しい人や目下の人に言う時だけ使ってくださいね。

「行かないで」は「カジマ」
「行こう」は「カジャ」ですが、逆に「行かないで」は、가지마(カジマ)です。この表現も、特にドラマの別れのシーンでは使われたりするので、覚えておいて下さい。

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