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タルゴナ 韓国

こんにちは!韓国在住日本人のケンです。

最近、韓国では、自宅で過ごす時間が増えた人達を中心にタルゴナコーヒーを作る人が増えています。

タルゴナと聞くと、何だかオシャレに聞こえる人もいるかもしれませんが、タルゴナは元々、韓国の露店でよく売られている伝統的なお菓子です。

そこで、今回は、タルゴナの意味や由来から、タルゴナコーヒーの作り方、そして本来のタルゴナの楽しみ方についていろいろお伝えしていきます。

タルゴナ(달고나)の意味

タルゴナ

まずは、タルゴナの本来の意味や由来についてお伝えしていきます。

日本語の意味はカルメ焼きだけど・・・

タルゴナは、韓国語で달고나と書きます。

一応、日本語での意味は、カルメ焼きとなっています。

確かにタルゴナとカルメ焼きは似ているところもありますが、形や材料、そして作り方は、かなり違います。

タルゴナは、砂糖と炭酸水素ナトリウム(ベーキングパウダー)を過熱して作る韓国の駄菓子です。

韓国では、1960年代の初めに釜山で作られたと推測されています。

昔は、小学校の前のお店で、売られていたのが定番で、普通のお菓子よりも甘く、安かったので、子供達から人気がありました。

今でも、小学校の前や路地の露店、或いは仁寺洞などで、販売されたりしていますが、子供の頃に楽しんだ味を懐かしがって買う大人達も多いです。

また、タルゴナという名前の由来に関しては、

설탕보다 달구나. (ソルタンボダ タルグナ)
砂糖より甘いなあ。

という表現から来たとも言われています。

確かに、タルゴナは砂糖を溶かしてさらに圧縮したような感じなので、本当に甘いです

タルゴナコーヒーとタルゴナは別物

その一方で、今、世界でも話題になっているタルゴナコーヒーは、韓国のタルゴナとは違うものです。

タルゴナコーヒーは、コーヒーの粉、砂糖、お湯を1:1:1の割合で入れて、数百~数千回、振って作ったものを牛乳に入れて飲むコーヒー飲料です。

そもそも、材料や作り方が、タルゴナコーヒーとタルゴナでは、全然、違いますよね^^;

元々、タルゴナコーヒーは、韓国でもそれほど認知度が高くはありませんでした。

しかし、コロナが流行って、自宅で時間を過ごす人が増えた中、韓国のアイドル達が、V LIVEやYou Tube などで、作って飲んだりするのが流行りました。

そこから、世界中で、タルゴナコーヒー(Dalgona Coffee)が有名になったという訳ですね。

タルゴナとダルゴナのどっちが正しい?

ただ、タルゴナが世界的に有名になって、英語で“Dalgona Coffee”と書かれると、

「あれっ?タルゴナとダルゴナのどっちが正しいの?(冒頭のタが濁音になるかどうか)」

と混乱する方がも出て来るかと思います。

韓国語の視点から考えると、“달”が冒頭に来ると、濁らずに“タ”とほぼ同じ発音になります。

ですから、タルゴナと濁らずに発音する方が正しいと言えます。

タルゴナコーヒーの作り方

韓国に住んでいると、タルゴナと聞いたら、伝統的なお菓子を真っ先に思い浮かべます。

ただ、最近は、タルゴナコーヒーの認知度の方がグングン高まっているので・・・

我が家でも、流行に乗り遅れてはならないということ、タルゴナコーヒーを作ってみることにしました。

実際、どんな感じで作れば良いのか、簡単にお伝えしていきますね。

準備するもの


タルゴナコーヒーを作るには、コーヒーの粉、砂糖、水、あと牛乳があれば大丈夫です。

コーヒーの粉は、ブラックコーヒーであれば何でも良いのですが、韓国では、カヌというブラックコーヒーを使うのが定番です。

コーヒー、砂糖、水の分量の割合は、1:1:1となりますが、今回は、

  • カヌ:スティック4本分
  • 砂糖:大さじ一杯
  • 水:大さじ一杯

を用意しました。

カヌをスティック4本分使うと、3~4人分かなと思うのですが、これでも一人分という感じです。

ひたすらかき混ぜる

材料を準備出来たら、それらを容器に入れて、ひたすらかき混ぜます。

娘の話では、4,000回ぐらいかき回すということだったので、最初は、箸を使ってかき混ぜたのですが・・・

数百回ぐらいかき混ぜたところでへとへとになりました(汗)

そこで、妻が「これ、使ったらいいわよ」といって、登場したのが、ハンドミキサー!


こういう時は、文明の利器を使うに限りますよね^^

また、ハンドミキサーで混ぜる場合は、周りに飛び散らないように、深めの容器に入れておくのが良いです。

ハンドミキサーで3~4分ぐらい混ぜ続けると、コーヒーの黒と砂糖の白が混ざって、程よい茶色に変化していきます。

これぐらいの茶色になったらOKです。

牛乳の上に乗せて完成

実際、この状態のタルゴナコーヒーを嘗めると、かなり濃い~です。

ですので、あとは、お好みの量で牛乳を準備して、その上に、タルゴナコーヒーを載せます。

タルゴナコーヒー

これで完成です!

もちろん、タルゴナコーヒーを飲む時は、しっかり混ぜる必要があります。

個人的には、キャラメルマキアートみたいな味を期待していたのですが、実際に飲んでみると濃いめのカフェオレみたいな感じの味でした

考えてみれば、コーヒー、砂糖、牛乳が材料なので、カフェオレみたいな味になるのは至極当然の話ですよね。

ただ、タルゴナコーヒーは一杯でも、かなりコーヒーの豆を使っています

そのため、私みたいにカフェインに敏感な人が飲むと夜眠れなくなるかもしれないので、その点は、ご注意下さい。

タルゴナコーヒーを作るのが面倒な人は?

ただ、タルゴナコーヒーを自分で作るのは、ちょっと面倒ですよね。

しかし、最近のタルゴナコーヒーブームを受けて、コーヒーショップでもタルゴナコーヒーを扱うお店が増えて来ました。

また、我が家の近所のコーヒーショップでもタルゴナ特集をやっていたのですが、そこでは、コーヒーだけでなく紅茶(ミルクティ)のバージョンも扱っていました。

タルゴナ紅茶

※달고나 흑당 とは、タルゴナ黒糖という意味です。

紅茶派の私としては、こっちの方が魅力かもしれません。

タルゴナの作り方

その一方で、韓国に元々あった伝統的なお菓子のタルゴナは作り方が違います。

最初に、砂糖と炭酸水素ナトリウム(ベーキングパウダー)を混ぜて、過熱します。

すると、程よい黄金色の固まりが出来ます。

それを平たい道具で、グシャッと押さえつけます。

日本のカルメ焼きだと、膨らんだままですが、韓国でのタルゴナは、こうやって、平たくした形にすることが多いです。

実は、平たくすることで、ある遊びが出来るのですが、それ故に、韓国では、子供達にも親しまれているところがあります。

カラメルは、悪く言ってしまえば、砂糖の固まりみたいなものかもしれません。

ただ、キャラメルみたいな香ばしい味がするのでは、個人的には、結構、美味しく感じています。

お菓子としてのタルゴナの楽しみ方

韓国の露店で売っているようなタルゴナは、基本的に平たいのですが、そこには色々な絵が書いてあり、絵のフチが少しくぼんでいます。

そのフチの回りをきれいに取っていくのがタルゴナの楽しみ方です。

でも、タルゴナはちょっとした衝撃で、すぐに割れてしまうため、うまく切り取るのは、結構難しいのです。

私も以前、街を歩いていて、タルゴナの露店を見つけて、ついつい買ってしまった時があります。

値段は、一枚1,000ウォン(約100円)だったので、薄い割には、かなり高いですよね^^;

お父さんとしては、少しでも子供達に喜んでもらおうと、割れないようにそーっと、そーっと持っていったのですが・・・

歩いている途中で、ペキッとイヤーな音がしてしまいました

家に帰ってみてみると、なんと、全部のタルゴナに、キレイな割れ目が(T-T)

ただ、私が、ショックを受ける一方で、娘は、タルゴナを袋の中で、粉々にした後、一つ一つのかけらをつまみながら美味しそうに食べていました^^;

タルゴナコーヒーとタルゴナ、あなたはどっち派?

タルゴナコーヒーとタルゴナ、似てはいますが、材料も作り方も違います。

タルゴナコーヒーは、最近になって急に脚光を浴びるようになった一方、お菓子のタルゴナは、数十年間、韓国で親しまれて来ました。

ある意味、対照的な両者ですが、どちらにもそれぞれの魅力がありますよね。

あなたは、どちらを選びますか?

或いは、韓国へ来られた際、おしゃれなカフェでタルゴナコーヒーやタルゴナミルクティーを味わい、仁寺洞などへ行って、お菓子の駄菓子を楽しみ、両方を満喫するのも良いかもしれませんね^^

ちなみに・・・

タルゴナコーヒー派:おしゃれなカフェでコーヒーを楽しみたいなという方は、こちらがオススメ
>>C27(カロスキルのチーズケーキカフェ)はと~てもおしゃれでした

タルゴナ派:露店でいろいろなものを食べたいなという方は、こちがオススメ
>>韓国のたい焼き(プンオパン)がお勧めな理由!
>>쥐포(チィポ:カワハギの干物)は韓国でイチオシのおつまみ!
>>ポンティギ(뻥튀기)はカロリー低めで味も良い韓国の伝統菓子

過去に私が書いた記事から考えると、私はタルゴナ派なのかもしれません^^;

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